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外装と金属加工、両方の施工が自社で可能。複雑な外壁工事も一括でお任せ

株式会社スズバン

埼玉県

埼玉県板金工業組合

株式会社スズバン

株式会社スズバン

埼玉県春日部市上金崎の株式会社スズバンは、外壁の張り替えやカバー工法などの金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の施工、また金属屋根の施工を中心に、雨樋工事やシーリングによる外壁修理も行っています。金属加工にも見識が広い三代目代表が切り盛りする工事店です。専門の金物技術職人も在籍し、一点ものの金物家具なども自在に作り上げる技術を保有しています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 会社員時代の営業経験を土台に、入社後は三代目としてスピード感のある成長を意識

株式会社スズバン

株式会社スズバン(以下、スズバン)は、埼玉県春日部市上金崎に拠点を構える工事店です。張り替えやカバー工法(※1)など金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)・金属屋根の施工をメインに、専属の職人による金物工事も行っています。2012年に先代の後を継ぎ三代目となった代表取締役の鈴木淳一さん(以下、鈴木さん)に話を伺いました。

「スズバンの創業は1965年です。私が物心ついてからの記憶では、先代の父はいつも忙しそうでしたね。あの時代の人だからほとんど家にいなかったと思います。でも私はたまに工場に入って遊んだりしていたし、簡単なことだけど少しずつ手伝いをするようにもなっていったので、やっぱり板金は身近なものとして育ちました」

中高生になっても折に触れ家業を手伝ってきた鈴木さんは、高校3年生で進路を考えるにあたり、大学の建築学科を選びました。お父さんからは特に何も言われなかったとのことですが、自ら進学を決めたそうです。建築学科を選んだ理由について、鈴木さんは「やっぱりずっと板金を近くで見てきたからでしょうね」と当時を振り返ります。大学卒業後はまず社会経験が必要と考え、建設会社に入社し営業として5年ほど勤めました。

「営業は忙しく大変でしたが、やってよかったと思います。トラブルが起きた時の対応なんかはかなり身につきましたね。まず相手の話をしっかり聞くなど、どういう順序で対応していくべきか。何が大事か、落ち着いて見極めて対処できるようになりました。しばらく辞めるつもりはなかったんですが、少しずつ家業に興味が湧いてきていたのと、5年経つ頃には結婚して子どももいたので、働き方について家族とも相談して、スズバンへの入社を決めました」

鈴木さんは立場上、なるべく早く仕事に慣れるべく、積極的に周囲に話を聞いたり、自分で調べたりして知識を吸収していったそう。1~2年後には、技術の習得と並行して案件の管理も行うようになりました。お父さんも代表の仕事をしながら職人として現場にも行くタイプだったとのことで、鈴木さんもそれに倣い両方を同時に覚えていきましたが、その後会社が大きくなりスタッフも増えたため、現在は主に全体の管理を担っているそうです。

「今後はさらにスタッフを増やしていきたいですね。金属加工の職人が足りていないのと、あとは板金職人も高齢になってきているので、世代交代も含めて。うちは若手の育成に力を入れていて、講習費の負担などで資格取得のサポートもしていますし、仕事で使う道具の購入費も半分負担したり、なるべく若手の成長を応援していけたらと思っています。私は板金組合の青年部部長もしているんですが、そこでも若手をリーダーに据えて勉強会をしたりね。彼らの世代になった時に、なるべくそのまま活躍できるようにしていけたらいいなと思っています」


※1 カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法

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WORK 外壁はサッシ周りを重点的に。水の流れを考慮して施工し雨漏りに備える。

株式会社スズバン

埼玉県春日部市上金崎のスズバンは、新築からリフォームまで、カバー工法を含む金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の施工、雨漏り修理や雨樋(あまどい)修理も行う工事店です。

「築20年くらいの窯業サイディングの外壁修理で伺ったお宅で、金属サイディングに張り替えを行いました。既存の外壁は塗り替えしていなかったようで、西日が当たる場所だったせいか壁は反ってしまい、シーリング(※2)はボロボロでしたね。まず解体して胴縁(※3)の状態を確認しました。胴縁の状態がよくなかったため撤去し、透湿シートを張ってから新しい胴縁を打って、金属サイディングを施工しました。胴縁を入れることで、内部の湿気の調整や換気がスムーズにできるようになり、壁の結露を防ぐことができるんです。」

鈴木さんが外壁の張り替えで気を付けているのはサッシ周りです。既存の外壁を解体した時に、雨が漏れていないかどうかを必ず確認します。改修工事の場合、中を見て初めて外からは見えていなかった傷みがわかる場合もあるので、判明した時点ですぐにお客さまと相談するとのこと。職人の経験上、現地調査の段階で予測できる部分もあるため、部材の交換などが必要になりそうな場合はなるべく事前にお客さまに伝えるようにしているそうです。

「雨漏り修理の依頼に関しても、やはりサッシなどの開口部周りが多いですね。既存外壁のサッシ周りの防水処理が甘くて、雨が入ってカビてしまっているケースがありました。解体すると中もカビて腐っていたので、大工さんに入ってもらって部分的に交換し、透湿シートを張ってから防水テープでサッシ周りを塞いでいきました。状況によっては捨て板を入れて、万が一シーリングが劣化して切れて中に水が入ってしまっても、躯体まではいかないように施工していきます。水がどう流れるかを想定しながら施工するのが大事ですね」

雨樋修理は外壁や屋根の施工と一緒に、現場で状態を見て提案することが多いそう。改修の場合は外壁や屋根と同じくらい雨樋も朽ちているため、足場を掛けるタイミングで一緒に直したいというお客さまが多いと教えてくれました。

また、スズバンは金物工事専門の職人がいるというのも特色の1つです。例えば雨樋のバンドなども、「既製品がなくて困っているから特注で作ってほしい」と同業の板金屋さんから依頼されることも多いのだとか。

「金物ができると対応可能な工事の幅がかなり広がるので、お客さまはもちろん、現場監督の人にも重宝されますね。新築でアルミパネルの外壁と建築板金のスパンドレル(※4)、立平葺き(※5)の屋根、それからアルミ笠木(※6)を施工する現場があったんですが、こういう現場をうちは一括で請けられるんです。普通は外装と金属、それぞれ違う業者が入るんですけど、そうするとお互いの施工部分の納まりがわからなかったりして、現場監督が困ってしまう。だからそれをうちだけで出来るというのは、他の工事店にはない強みだと思っています」

埼玉県春日部市の外壁工事について尋ねました。春日部市は基本的には安定した気候で施工しやすい地域だそう。とはいえ、昨年は雹の被害で雨樋交換の依頼が増えたり、竜巻が起こりやすくなっていたりと、近年の異常気象の影響は感じられるとのこと。施工中の養生を念入りに行ったり、雨樋は予算に余裕があればワンサイズ大きいものを提案してゲリラ豪雨対策するなど、適宜対応しています。


※2 シーリング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
※3 胴縁・・・壁の板張りやボード張りなどを受けるための下地部材
※4 スパンドレル・・・金属外壁材の一種で等間隔で並んだ凸凹が特徴
※5 立平葺き・・・縦に長い板金のみで構成された屋根のこと
※6 笠木・・・塀、手摺、腰壁、パラペットなどの頂部に施工する仕上げ材

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MESSAGE 専門用語は避け、ビジュアルを多用したわかりやすい説明で行き違いをなくす

株式会社スズバン

「お客さまへの説明は、口頭だけではなくカタログやサンプル、これまでの施工写真などを使って、なるべくわかりやすくなるよう心掛けています。事前打ち合わせの段階で不明点を残しておくと、後から『思っていたイメージと違う』という事態になりかねないので、そこはしっかりお話しますね。見積りは予算に応じて、どの程度の工事をしたいかというお客さまの要望を汲んだ上で、必要なら複数ご提出します。なるべくお客さまが選択できる余地のある提案にするのが大事かな。完工後も万が一不具合があれば、連絡をいただければすぐに駆け付けるのでご安心ください。自分たちが携わった建物ですから、お客さまが気になることがあるなら、迅速に対応して当たり前だと思っています」

鈴木さんは、板金組合での繋がりをはじめ他業種との付き合いも多く、春日部市から離れた地域でも信頼できる職人や工事店を紹介できると言います。板金だけでなく塗装店や工務店などとも連携できるので、建物について困ったことがあれば、何でも相談に乗ってくれるそうです。

最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。

「うちは建築板金だけじゃなく、既製品じゃ納まらないような場所に特注の金物で対応するような工事が得意なので、一人ひとりのお客さまの要望に沿った施工が出来ると自負しています。また、金属加工をやっていない板金工事店からは、部分的に協力する形でのお仕事もたくさんいただいています。お困りの際はぜひお声がけいただきたいですね。うちの職人は皆、困難な状況にあったとしてもすぐに無理だと判断するのではなく、どうすれば現状を打開できるかと考える、前向きで順応力のある職人が多いんですよ。きっとお役に立てると思います。お問い合わせ、お待ちしています」

鈴木さんは施工事例の話の最中、「こういう難しい工事を、うちの職人ができるというのが誇り高いですね」と、自社スタッフの技術の高さについて嬉しそうに教えてくれました。社内でも組合でも人材育成に積極的に関わる鈴木さんだからこそ、自信を持って職人たちに仕事を任せ、結果を残すことが出来ているのだと感じました!

(2023年9月取材)

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取材後記

株式会社スズバン

仕事も家族との時間も充実

鈴木さんが家業に入ったのは「家族との相談の結果」でしたが、詳しくは鈴木さんが不在の時に、自宅が空き巣被害に遭ったことがそもそものきっかけだったのだとか。不安がる家族のためにも、自分が家にいる時間を増やしたいという思いが強くなったからだそうです。今は時間の調整がしやすくなり、家族との時間も多く取れるように。スズバンではスタッフと一緒に考えながら仕事をするのが楽しいらしく、「責任は大きいけれど、おもしろい仕事ができている」と嬉しそうに話してくれました。家業への転職、大成功ですね!

今後の目標は社会貢献

鈴木さんは今後の目標の1つとして「社会貢献」を挙げました。例えば売り上げの一部で子ども食堂を支援するなどして、自分たちが頑張った分だけどこかで誰かが助かっているという、社会貢献の意識をスタッフ皆に持って欲しいのだそう。大きいことをしようとするのではなく、地元の人や子どもたちのために「自分の目届く範囲でやっていきたい」とのこと。温かい展望に、こちらまで優しい気持ちになりました。

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(株式会社スズバン)

一番の強み 金属加工専門の職人も在籍し金物工事を得意とする工事店であり、お客さまのニーズに沿った施工はもちろん、同業の板金屋さんにとっても、良きパートナーとして協力できるところ
会社名 株式会社スズバン
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:10名
建設業許可 建築工事業、板金工事業(埼玉県知事許可(般―2)第47095号)
保有資格者 一級建築板金技能士:3名
二級建築士:2名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:4名
高所作業車運転者:4名
職長安全衛生責任者:4名
足場の組立て等作業主任者:4名
玉掛作業者:4名
登録建築板金基幹技能者:1名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
左官工事業
対応エリア

関東地方

アフターフォロー体制 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社のタフビズ建設業総合保険に加入しています。
何か不具合などございましたら、迅速に対応させて頂きます。
代表者 鈴木 淳一
代表者経歴 株式会社スズバン 代表取締役
1996年3月:春日部市立葛飾中学校 卒業
1996年4月:埼玉県立庄和高等学校 入学
1999年3月:埼玉県立庄和高等学校 卒業
1999年4月:足利工業大学 入学
2003年3月:足利工業大学 卒業
2003年4月:広島建設株式会社 入社
2008年3月:広島建設株式会社 退社
2008年4月:有限会社スズバン 入社
2012年11月:株式会社スズバン 組織変更 代表取締役 就任
所在地 〒344-0111
埼玉県春日部市上金崎386 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~第1・3土曜日 7:30~18:00
定休日 日曜日、祝日、第2・4土曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
備考 2023年4月:埼玉県板金工業組合青年部部長 就任
屋根工事の依頼も可能です。株式会社スズバンの「やねいろは」掲載記事はこちら