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小さな一手間を惜しまない施工で、お客さまからの信頼を得る外壁工事店
株式会社杉本板金工業
東京都
東京都板金工業組合
株式会社杉本板金工業
東京都練馬区桜台の株式会社杉本板金工業は、主に金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）や金属屋根の施工を行っています。雨樋修理やシーリングでの外壁修理も対応可能です。人との関わりを大切にする代表が、信頼のおける職人たちと共に真摯な施工を行う工事店です。
工事店の想い
PERSON まったく馴染みのなかった板金業は、ものづくりが好きな自分が活かせる仕事だった
「この仕事に就いたのは、１５歳くらいの時に父親が求人募集を見つけてきたのがきっかけで、それまでは板金が何かすら知りませんでした。よく考えたら小さい時からずっと広告の裏に絵を描いたり、ものを作るのが好きな子どもだったので、この仕事は性に合っていたのかなと思いますね。初めて板金工事を経験した時、その場にいた中で自分が一番作業が早くて、褒められて嬉しかったのをよく覚えています」
修業時代について尋ねると、「本当に大変だったんですよ」と当時を思い出し感慨深い様子だった杉本さん。とても厳しい親方の元で毎日怒られて過ごし、まだ新人の頃から一人で施工するように指示され、失敗を繰り返しながらなんとか実践で仕事を覚えていったそうです。
「何回やってもできなくて、怒られて、悔しくて涙が出ましたね。でもそんな中でも親切にしてくれる年配の職人さんがいて、その人に救われました。自分でたくさん試行錯誤したおかげなのか、仕事を覚えるのはすごく早かったと思います」
以前からいつかは東京に行きたいと考えていた杉本さんは、６年勤めた修業先の工事店を退職し上京、東京ではマンションの雨樋（あまどい）専門の会社に入社しました。板金店に勤めていた時にも雨樋は扱っていましたが、マンションの雨樋は全く勝手が違うため、新たに技術を学んだそうです。
「タワーマンションや高層ビルの現場だと関わる人も１０００人くらいいて、規模の大きさに驚きました。技術はもちろんだけど、そういう規模の大きい現場での打ち合わせの仕方やコミュニケーションの取り方もすごく勉強になりましたね。発注から何から全部自分でやれるように覚えたので、それも良かったと思います」
１０代の頃から独立を考えていた杉本さんが、念願叶って創業したのは２００４年。当初はまったく仕事がなく、前職の会社に手伝いに行くなど単発の仕事で繋いでいったそう。途中、板金屋さんと知り合ったのをきっかけに板金の仕事を再開し、少しずつ仕事を紹介してくれる人が増え、２０１８年に法人化に至りました。
「自分で会社をやるのは大変だけど、あらゆることが勉強になりましたね。代表になると、お金のことも周りの人たちのことも、色んなことを考えなきゃいけない。失敗もすべて自分の責任になるし大変と言えば大変なんだけど、でも続けられているのはやっぱりこの仕事が好きだからだと思います」
近年、職人の高齢化が進んでいる建設業界。杉本さんに来る問い合わせの中にも、「知り合いの板金屋が会社をたたんでしまったから新しいところを探している」という依頼が多いのだとか。「引退する職人は増えてるけど家の仕事はなくならないはずなので、今後はそんな風に困っている方のニーズを積極的に拾っていけたらと思っています」
WORK 板金の自社加工も可能。お客さまの要望を優先し、希望が叶うよう可能な限り最善を尽くす
「モルタル外壁の築２０年くらいの家の方から、外壁をかっこよくしたいと依頼がありました。雨漏りはなくてそれほど傷んでもいなかったんですけど、娘さん夫婦が住む予定だからきれいにしたいということでした。お客さまの希望するイメージがわりとはっきりしていて、僕もいくつか提案はしたんですが、最終的にはお客さまが強く希望された塩化ビニル樹脂を材質とするアメリカの外壁材に決まりました。通常の仕入れとは違ったので購入ルートを探し、カバー工法（※１）で施工しました。珍しい材料でも可能な限り対応するので、まずはご相談いただければと思います」
また築５０年ほどの古いモルタル壁の建物では、地震などの影響で多数のひび割れが入り、そこから水が中に入って雨漏りしていました。杉本さんは外壁のカバー工法と簡易的なコーキング（※２）補修の２パターンを提案したところ、お客さまは低予算に抑えたいとの事でしたので、後者で施工を行いました。家の工事はどうしてもお金がかかるものですが、雨漏りは特に、すぐにでも直したいというのがお客さまのお気持ちだと思います。予算に応じて提案してもらえるので安心です。
「築３０年ほどの大きい倉庫で、窓の周辺から雨漏りしているとご相談がありました。コーキングのキレだけでなくスレートの外壁のあちこちにひび割れがあり傷んでいる状況でした。なので一つひとつの補修にお金をかけるよりも、カバーで一気に直してしまった方が安心ではないかとお伝えし、ご納得いただけたので、ガルバリウム鋼板の角波（※３）で施工しました」
杉本板金工業は板金加工が可能で、イレギュラーな事態にも臨機応変に対応できるのが強みの一つです。あるお宅では屋根と外壁を同じ屋根材で張っていったそう。一文字葺き（※４）で外壁から施工して、そのまま屋根に繋げました。
「こういう場合、どうしても大工さんの作る下地に歪みが出てしまったりするんですね。それを板金でカバーしていくのが大変でした。下から順に張っていって、少しずつ帳尻を合わせていくんです。板金屋の腕の見せ所ですね」
東京都練馬区の外壁工事について尋ねました。練馬区は狭小住宅が多く隣の家が近いので、足場を組んだらしゃがめないほどの幅になってしまうこともあるそう。近隣に迷惑がかからないような施工を意識していると杉本さんは言います。また東京は、量は多くありませんが降雪があるので、「雪の重みで雨樋が曲がってしまった」という雨樋修理の依頼も実は多いのだとか。また風が強い日には材料が周囲に飛ばないよう縛ったり固定するなどの対策をしていますが、基本的には施工に影響するような特殊な気候ではないため、通年施工は可能とのことでした。
※１ カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
※２ コーキング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
※３ 角波・・・表面に縞模様の凸凹がある金属系外壁材
※４ 一文字葺き・・・平板状の屋根材を、屋根面に対して水平方向に一直線に葺く工法
MESSAGE 継続してきた些細な心掛けが、お客さまからの信頼に繋がる
杉本さんは、打ち合わせの段階から様々な施工写真を使い、専門的な内容をお客さまにもわかりやすい形で説明するよう心掛けています。見積り書の項目に対応する施工部分の写真をお客さまに送ったり、施工中の写真も含めて完工後にはアルバムにしてお渡ししているそうです。状況に応じて保証書の発行も可能で、何かあれば様子を見に来てくれるなどアフターフォローも充実しています。
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「お客さまに最後に言っていただく『ありがとう』の言葉に恥じない仕事をするよう、日々心掛けています。自分が全力で目の前の工事に取り組んでいなかったら、感謝の言葉をまっすぐ受け取れなくなってしまうと思うんです。長くやればやるほど、気持ちの部分が大事だなと実感しています。自分もお客さまも納得できる良いものを提供して、晴れ晴れとした気持ちで『ありがとう』を受け取れたら一番いいですね。家に関することでお困りでしたら、きっとお役に立てると思います。小さなことでも大丈夫です。ぜひ一度ご相談ください」
取材中に見かけた杉本さんの事務所の本棚がきれいにぴしっと整頓されていたのが印象的でしたが、「現場の整理整頓を大事にしている」との話を聞いて、とても納得しました。「几帳面なところは仕事に出るので、そこはお客さまには安心していただきたいですね」という杉本さんの言葉に、説得力を感じました。
（２０２４年３月取材）
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取材後記
株式会社杉本板金工業
依頼する側としての配慮
杉本さんは独立したばかりの頃、一日だけの手伝いや不定期で現場作業を行う手間請けの仕事では報酬も少なく、とても苦労した経験があるそう。今、個人の職人さんに仕事を依頼する立場になり気を付けているのは、自分の時のように個人の職人に辛い思いをさせないよう配慮すること。仕事を発注してそのままにするのではなく、彼らの仕事がスムーズに進むようなサポートを心掛けていると教えてくれました。人の気持ちを大事にしたいと話す杉本さんらしいエピソードだと思いました。
まだ見ぬ次世代の職人へ
現在の板金業界には、代々家業を継承している人やその周囲の人が多く、それ以外の人になかなか認知されていない現状があると杉本さんは言います。「僕のように図工や美術が好きで、この仕事を始めたら天職だと思える人はどこかにいるはず。そういう人に板金のことを伝えられる活動をしてみたいですね」と展望を語ってくれました。当事者である杉本さんのような人から板金を広く知ってもらうための発信があれば、業界の未来にとって希望になりますね！
外壁修理・外壁リフォーム事例（株式会社杉本板金工業）1件
外壁工事のクチコミ評価（株式会社杉本板金工業）1件
総合評価
5.00
| コミュニケーション |
5.00
|
|---|---|
| 工事の技術 |
5.00
|
| アフターフォロー |
5.00
|
| 提案力 |
5.00
|
| 価格の満足度 |
4.84
|
| マナーの良さ |
5.00
|
| 清潔感 |
5.00
|
新着クチコミ
5.00
ユーザーからのコメント
外壁リフォームを検討中に、インターネットサイトで希望していたガルバリウム鋼板で施工してくださる杉本板金工業さんに出会えました。
念願のガルバリウム鋼板の外壁でシンプルでグレードの高い仕上がりに大変満足しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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工事店プロフィール（株式会社杉本板金工業）
| 一番の強み | お客さまの「ありがとう」の言葉を糧に、小さな一手間も惜しまず、全力で施工を行うところ |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社杉本板金工業 |
| 対応工事 |
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 | 社員：１名 |
| 建設業許可 | 板金工事業（東京都知事許可（般―３１）第１５００８１号） |
| 保有資格者 | 巻上げ機運転者：１名 丸のこ等取扱従事者：１名 研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育：１名 高所作業車運転者：１名 職長安全衛生責任者：１名 石綿取扱作業従事者：１名 足場の組立て等作業主任者：１名 玉掛作業者：１名 |
| 特徴 | リフォーム業 外壁工事業 左官工事業 |
| 対応エリア |
関東地方
|
| アフターフォロー体制 | 損害保険ジャパン株式会社の賠償責任保険に加入済です。 金額・施工内容によって施工保証書を発行致しております。 何が不具合などございましたら迅速に対応致します。 |
| 代表者 | 杉本 亮 |
| 代表者経歴 | 株式会社杉本板金工業 代表取締役 １９９６年３月：藤枝市立大洲中学校 卒業 １９９６年４月：静岡県立島田商業高等学校 入学 １９９６年９月：静岡県立島田商業高等学校 中退 １９９６年１０月：株式会社小林板金工業 入社 ２００１年１０月：株式会社小林板金工業 退社 ２００２年２月：有限会社ハラバン 入社 ２００４年３月：有限会社ハラバン 退社 ２００４年４月：杉本板金 創業 代表 就任 ２０１８年９月：株式会社杉本板金工業 設立 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒176-0002 東京都練馬区桜台２－１７－１６－１０３ 大きな地図で見る |
| 営業時間 | 毎週月～土曜日、祝日 ８：００～１８：００ |
| 定休日 | 日曜日、年末年始休業、大型連休（ゴールデンウィーク）、夏季休業（お盆休み） |
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