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100年続いた組織と技術力。盤石な体制で、優秀な職人が行う外壁大型工事

森田板金工業株式会社

東京都

東京都板金工業組合

森田板金工業株式会社

森田板金工業株式会社

東京都西多摩郡瑞穂町の森田板金工業株式会社は、大型工事をメインとし、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根を中心に施工する板金工事店です。四代続く100年企業、技術力の高さは言うまでもなく、社内と現場の堅い結束力も強み。迅速な対応とクオリティの高い施工に厚い信頼が寄せられています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON ベテラン社員への信頼感を基に大型工事をメインに施工。スタッフが働きやすい会社へ

森田板金工業株式会社

森田板金工業株式会社(以下、森田板金工業)は東京都西多摩郡瑞穂町にある板金工事店です。現在、社屋や店舗の板金工事、施工管理等、公共工事をメイン事業としているため、個人のお客さまからの一般住宅の工事は受けていない状況です。

代表取締役社長の森田倫行さん(以下、森田さん)は森田板金工業の四代目経営者です。大学卒業後エンジニアとして企業勤めを経験したのち、2012年に家業の森田板金工業へ入社しました。100年企業の歴史を背負う経営者としての会社への想いを伺いました。

「私は現場を知らない経営者なんですよ。私が高校生の頃、先代の時代からずっと働いているベテラン社員さんや番頭さんがいるので、基本的に現場のことは全て信頼して任せています。現場業務に関することや休日の取得は、これまでの習慣や個人の裁量で好きなようにやってもらっています。あまりに儲からない仕事だと、ちょっとそれはやめましょうかと口をはさむことがありますけどね」

経営者としてスタッフに思うことは?という質問に、こう答えた森田さん。幼い頃から自宅横にあった会社で働くお父さんや社員さんを見てきたそうです。当時から森田板金工業で働いているスタッフが現在も会社に残っているため、森田さんは彼らに全幅の信頼を寄せ、現場の多くのことは安心して任せているといいます。

森田さんが家業をはっきりと認識したのは、小学生の時に「ぼくのお父さん」という作文を書いた時。しかし、自分の父親が板金工事というものをやっているのだと知ったものの、長らく皆が呼ぶ「社長」を「課長」と聞き間違えていて、お父さんは課長だと思い込んでいたそう。

「社長だよと誰かに教えてもらい、えー!となった記憶があります。でも子どもなのでじゃあ社長はどんな仕事をするのか?板金って何なのか?そんなことはわかっていなかったです。父も家業ってことをあまり前面に出していませんでしたしね。両親は私に家業を継げと全く言わなかったです。むしろ『好きなことをして食べていけるならそれが良い。就職先は森田板金工業でなくても良い』とそんなことを言っていましたから。だから就職先も建設業とは全く違う業界でしたしね。共通点として挙げるなら『ものを作る』ことかな。何かしらのエンジニアになりたくて、最終的にシステムエンジニアに落ち着きました」

大学卒業後はソフトウェア開発会社へ就職。システムエンジニアの仕事はとても楽しく、多忙ではあったものの充実した毎日だったといいます。会社勤めからフリーランスエンジニアになり、子どもの頃に両親から渡された「好きなことを見つけて仕事に」という言葉を体現していた社会人生活でした。しかし、一方で先代から「30歳になるまでに家業を継ぐか継がないかを決めてほしい」と言われており、2012年に森田板金工業への入社を決心しました。

「私も小さい頃から見てきた愛着のある会社でしたから、先代の経営者としての考えも理解できました。会社を潰すわけにはいかないですし、どこかに譲るというのも難しい話ですしね。30歳まで自分のやりたい仕事もやれたし、家業を繋げていく時が来たのかなと思って、入社を決心したんです。入社後数か月は現場や各部署をまわっていたんですが、昔からいる職人さんに『今更職人仕事を覚えてどうする。それより金の計算覚えて会社を継続できるようにしろ』と言われましたね」

森田さんは現場の仕事に口も手も出さないようにしています。建築会社の経営者でありながら現場経験がないという理由もありますが、それよりも社員たちに絶大な信頼を寄せているのだと語ります。職人たちのクオリティの高い工事に、感激することが頻繁にあるそうです。

「現場によっては社長が入った方が良いこともあるんですが、基本的には社員たちに任せています。うちの社員の仕事はすごいんですよ。私はあまり現場へは行かないんですが、出来上がったものはせっかくなので見たいじゃないですか。近場の現場へこっそり見に行って、『これをつくったのか。すごいなあ』と感激を噛みしめて帰ってきます」

今後は、社内全体のワークライフバランスを見直していこうと考えています。他部署と比較して仕事量が多くなっている部署もあるため、受注の取り方や作業の進め方を見直し、皆が好きな時に休暇を取れるように体制を整えていくのが目標だそうです。業界全体で「完全週休2日制」というスローガンを掲げた取り組みが少しずつ始まっているので、流れを作っていけたらと考えています。

「私自身がバリバリと仕事をしたいタイプではないんです。仕事をきちんとやり、プライベートで楽しいこともやっていきたい。だから、そういうバランスが この今の会社で取れないと言うのであれば、じゃあそれを取れるようにしていくためには?と考えます。完全週休2日制に向けて今後変わっていくとは思うんですが、ただ、自分たちだけでどうにかするのが難しいのも感じています。下請け元請けで連携して流れをつくれたらいいですね。そして私が入社したのは、何より会社を存続させるためです。創業100年を迎えたので、次の100年について考えなければいけない。100年続いたんだから200年もなんとかなるのではないかという楽観的な想いもあるんですが、まずはそのための下地を作っていかないとね。今いる腕の良い職人たちの技術が、新しい人に引き継がれていくようにしないといけないと考えています」

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WORK 代替わり後、即コロナ禍へ。今後は共に耐えてくれた社員と共に会社の発展を考えたい

森田板金工業株式会社

東京都西多摩郡瑞穂町の森田板金工業は、建築板金工事を中心に行う板金工事店です。主な事業は店舗や社屋等の大規模な現場での施工と管理業務ですが、役物を加工する工場専用スタッフ十数名を抱えており、材料調達から外壁修理等の施工、管理まで一括して請け負う総合力を備えています。

森田さんが代表取締役社長に就任したのは2019年6月です。翌年、コロナ禍により人々の生活は一変し、経済活動は停滞します。建設業界も大打撃を受け、当然、森田板金工業も余波で受注が大幅に下がり厳しい局面を迎えました。

「2019年、20年、21年で会社に厳しい状態になり、会社も傾きそうになりました。これまでそんな経験がなかったので、会社全体が混乱していましたね。そんな中スタッフの皆が協力してくれて、どうにか乗り切ることができたんです。今でもそのときに協力してくれたスタッフには本当に感謝しています」

職人たちの仕事にしばしば感激している元技術職の森田さん。森田板金工業へ入社し、初めて大きな屋根に上がった時は手掛けるものの規模の大きさに圧倒されたそう。同時に、こんな大きなものをつくれる職人たちを羨ましく思ったといいます。

「入社したばかりの頃、初めて大きな新築現場の屋根に上がってびっくりしました。サッカー場のような大きさで、端が見えないくらい広くて圧巻でした。そういうのを見ると、これを作って何10年も世に残せるって羨ましいなと思ったんです。よくこっそり完成した現場を見に行くんですが、そういう時も『これ、俺らが建てたんだよ』とまわりの人に言えるのってすごいなと感激するんです。私はソフトウェアを作っていましたが、目に見えて残るものではなく動いて当然という状態でありながら、残るものといえばバグだったりとか。そういうことを思うと、建物が何十年も残るというのは、本当に素晴らしいことだと思います」

森田板金工業では、店舗から工場・社屋まで様々な形態の外壁工事に対応しています。あるレンタルビデオ店を担当した際は、一見板金に見えないシックなデザイン外壁材を調達して施工しました。また、自社社屋の外装も自分たちで手掛けており、会社の建物そのものが森田板金工業の技術を示す広告塔になっています。

「特殊な外壁材や屋根材はメーカーから取り寄せて施工します。ただ施工に必要な細かな部材は加工して用意することもありますね。自社の建物は鉄筋コンクリート造なんですが、外壁くらい板金材にしたいと先代がこだわったので上からカバー工法(※1)で施工したんです。ただ継ぎ目のシーリング材(※2)は経年劣化が避けられませんね。都度メンテナンスしないと雨漏りを起こすので注意しています。実は、珍しい施工として挙げるなら私の自宅の外壁が1番かもしれません。色々な種類の外壁材をつぎはぎにして張ってあるんです。屋根材を外壁に張ったりして変な壁で驚かれますね。先代が設計の勉強をしたときの講師になっていただいた設計士さんがたまたま同い年だったそうで、その人に頼んでデザインしてもらったんです」

また、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の工事のほか、雨漏り修理の相談にも乗っています。雨漏りの原因で多いのは、外壁と屋根の取り合い部分の劣化です。紫外線で劣化した外壁材や屋根材にクラック(※3)が入り、そこから建物内部へ水が浸入します。ただ、最近の板金は高品質でとても丈夫で、板金材を使った外装の雨漏りはよほどの経年劣化による傷みか、もしくは板金職人ではない人が板金材を施工したために起こった施工不良である場合が多いといいます。

「今の板金は板金屋の仕事がなくなるんじゃないかというくらい、すごく長持ちします。なので目に見える外壁材の傷みによる雨漏りは、他の場所も同じだけ傷んでいるので1か所だけを修理しても水の逃げ場が他の場所へ移る可能性が高いです。お客さまの予算やご都合にもよりますが、経年劣化による雨漏りはカバー工法等の全体的なリフォーム工事をお勧めしたいですね。もちろん、一時的にでも止めてほしいということであれば、ご説明の上対応します」

東京都の金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)工事の特性について尋ねました。多摩地域や東京郊外では、東京都ではありながら緑豊かで建物の敷地が広い地域です。そのため大型物件でも比較的施工がしやすいとのこと。ただ、森田板金工業が担当する案件は鉄骨下地の現場が多く、雨天時に滑りやすくなるため施工が休みになる場合もあるそうです。

「元請け会社から出される安全基準が厳しいので、足場状態が悪い日は休みになります。また、雨天時に現場で不用な作業をしてしまい、濡れてはいけない部材を濡らして取り返しがつかなくなるということもあるんです。なので、雨天時の仕事は慎重な判断が必要ですね」

※1 カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
※2 シーリング材・・・サッシ周りなどの目地や隙間に、雨や汚れが浸入しないように充填する材料
※3 クラック・・・ひび割れ

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MESSAGE 同業者をも圧倒する早く正確な仕事。創業100年の自負を持ち実績に恥じない仕事を

森田板金工業株式会社

森田板金工業では、施工内容とご要望に合わせて保証書の発行をしています。保証内容は使用材料により違いがあるため契約時に確認が必要です。また、年始には賀詞交歓会に参加して取引先企業と挨拶を交わし、情報交換もしています。

「年末年始は皆さまお忙しいので、個々に尋ねるよりも賀詞交歓会でのご挨拶になることが多いです。有難いことに弊社に出向いてくださる取引先様もいます。施工後に関しては、ご要望により保証書発行もしているので、施工後のアフターフォローに関して気になることがあれば現場担当に気軽に問い合わせてください。担当する建物が板金でそして大型物件が多いせいか、こまめなメンテナンスや点検のご依頼は少ないですね。でも施工後に何か気になることがあればいつでも点検に伺います」

最後に「かべいろは」をご覧になっている、金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理、雨漏り修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「森田板金工業の強みは仕事が早いことです。それは職人の技術の高さとチームワークの良さが理由ですね。同業の職人さんに応援を頼んだ際に『作業が早くてついていくのが大変だった』と言われたことがあるんです。そして早いだけではなく、仕上がりも確かです。私が入社して以来、施工不良で再工事という話は一切ないので、それが彼らの腕の良さの証だと思います。創業100年の実績と経験からできる間違いのない仕事、それが森田板金の工事です」

経営者としての役割、職人の役割、もちろんそれらを支える現場以外のスタッフの役割。100年企業の実績と信用は、森田板金工業に関わる全ての働く人によってつくられてきたとわかりました。森田板金工業は会社の歴史の分厚さがそのまま仕事のクオリティに反映されている、揺るぎない信頼を置ける会社だと深く実感した取材でした。

(2023年11月取材)
(2025年7月加筆修正)

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取材後記

森田板金工業株式会社

自社の職人を褒める社風

森田さんは自社の職人さんを褒めます。とにかくべた褒めです。森田さんは元エンジニアで、板金職人さんたちと畑は違えど「ものづくり」という点での想いは同じようですね。大きなものを残せる職人さんたちが「羨ましい」という言葉もしきりに言っていました。取材中の森田さんの様子は、職人に強いリスペクトがあるのだと一目瞭然。その強く温かな想いが、褒めるという行動に表れているのだと感じました。

恥ずかしいからこっそり見に?!

経営の仕事で多忙ながらも、気になる現場をこっそり見に行くという森田さん。なぜこっそりなんですか?という問いに「私は現場を知らない経営者なんです。現場を見てきますと言って出かけるのって恥ずかしいんですよ」と照れ臭そうにしていました。エンジニア出身の経営者、かつて作る側だったからこそわかる職人の苦労、そして尊敬の念、それらを現場を眺めることで再確認しているのかもしれません。

社内の福利厚生も充実!

創業100年を超える老舗企業。しかし100周年を迎えたからといって安堵してはいられません。刻んできた歴史を大切にしながら、時流に合わせた改革も不可欠だと考えている森田さん。最近では、社内スタッフだけが使えるクーポンアプリや、同じく社内スタッフがSDGsに即した商品を最大90%OFFで購入できるサイトを用意するなど、スタッフにとって少しでもより良い形で働いてもらえたらと思っているんです、とのお話も。内容はもちろん、森田さんのスタッフを想う気持ちが感じられた瞬間でした。

代々で頼りにされる嬉しさと責任

「組合の年配の方にお前のじいちゃんには世話になった、しょうちゃんの息子か!とか言われるとつくづく歴史ある会社なんだなと思います」と森田さん。しみじみ、そしてちょっと嬉しそうに話していた様子が印象的でした。建設業は若手のなり手が少なくなり、森田さんのような四代目経営者はとても貴重な存在だと感じます。家を継ぐため会社を辞めたと聞くと深刻に取られがちですが、森田さんからは家業への愛情がすごく読み取れた取材でした。

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(森田板金工業株式会社)

一番の強み ゼネコンから指名されるほど腕が認められた老舗板金店の一流のスタッフによる製造・施工が可能なところ
会社名 森田板金工業株式会社
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:30名
建設業許可 大工工事業、左官工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロツク工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、熱絶縁工事業、建具工事業(東京都知事許可(般―2)第14764号)
保有資格者 二級建築施工管理技士:3名
有機溶剤作業主任者:1名
鉛作業主任者:2名
巻上げ機運転者:2名
丸のこ等取扱従事者:5名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:5名
高所作業車運転者:5名
職長安全衛生責任者:6名
石綿取扱作業従事者:4名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:5名
ものづくりマイスター(建築板金):1名
職業訓練指導員:2名
建築板金責任施工士:2名
アーク溶接特別教育修了者:6名
ガス溶接技能講習修了者:2名
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育修了者:7名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
対応エリア

関東地方

アフターフォロー体制 損害保険ジャパンの第三者賠償責任保険に加入済です。
ご希望に応じて保証書を発行します。
代表者 森田 倫行
代表者経歴 森田板金工業株式会社 代表取締役
瑞穂町商工会 所属
日本金属屋根協会 所属
2007年3月:中央大学理工学部経営システム工学科 卒業
2007年4月:株式会社アルファシステム 入社
2008年10月:株式会社アルファシステム 退社
2008年11月:三宝ソリューション合同会社 入社
2010年2月:三宝ソリューション合同会社 退社
2010年3月:システム系フリーランス
2012年4月:森田板金工業株式会社 入社
2019年6月:森田板金工業株式会社 代表取締役 就任
所在地 〒190-1212
東京都西多摩郡瑞穂町殿ケ谷540-5 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~金曜日 8:30~17:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始休業、夏季休業(お盆休み)
屋根工事の依頼も可能です。森田板金工業株式会社の「やねいろは」掲載記事はこちら