臨機応変な対応力で、一つひとつの家に合わせた施工をする外壁工事店
三恵メタル工業株式会社
千葉県松戸市大橋の三恵メタル工業株式会社は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の施工をはじめ、雨樋修理や外壁修理に内装工事、電気関連の工事など、建物に関するあらゆる工事を請け負っています。思いやりを大切にする代表が切り盛りする、活気ある工事店です。
工事店の想い
PERSON
自らの手で一から施工を手掛けたいと思い独立。お客さまの喜ぶ姿や感謝の言葉が原動力に
千葉県松戸市に拠点を構える三恵メタル工業株式会社(以下、三恵メタル工業)は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の施工をメインで手掛ける工事店です。電気工事や水回りの工事なども信頼のおける協力業者と共に対応しています。代表取締役の福島圭一郎さん(以下、福島さん)に話を伺いました。
「この仕事に就いたきっかけは、高校卒業後、板金工事店に勤めていた友人に手伝ってほしいと声を掛けられたことでした。それまでに経験のあった塗装や電気関係の仕事に比べると、板金は細かい作業が多くて、でもそれが逆におもしろいというか、魅力的だなと感じました」
修業を始めて6~7年経った頃から独立を考え始めたという福島さん。何かきっかけがあったのか尋ねると、「お客さまの声を直接聞くようになったからですね」という一言が。当時すでに現場責任者として仕事を任され、お客さまと接する機会も増えていたそう。お客さまの喜ぶ姿を目の当たりにしたり、直接お礼を言っていただいた経験が積み重なり、次第に「自分でお客さまのところへ行き、一から工事を手掛けたい」と思うようになったと話してくれました。
「創業は2011年です。独立してから10年以上が経ちましたが、今でもその頃と志は変わらないですね。大事にしているのは人を育てること。うちのスタッフには、お客さまに対しても協力業者や取引先に対しても、関わる人すべてに対して思いやりを持って接するように話しています。みんないい子たちですよ。きっと僕の想いを理解して共通認識を持った上で仕事をしてくれているんじゃないかな。人に恵まれてここまで来られたので、今後も人との繋がりを大事にして、これまで通り誠実な仕事をしていきたいと思います」
法人化以前に入社し、福島さんと共に会社を成長させてきた営業部の松木雄弥さん(以下、松木さん)は人材育成について、「挨拶や会話の受け答えなど、まずはしっかりしたコミュニケーションを教えている」と話します。技術については、現場での指導や実践以外にも、時間が空いた時にはそれぞれが会社の工場で練習し、技術を磨くよう話しているとのことでした。
「機械ではなく、人間の手でしかできないこと。それが板金の魅力です。若手の人材不足は肌で感じているので、これからはもっと広く板金職人の魅力を伝えて、さらに人材育成に尽力していきたいですね」と、代表の福島さんは今後の展望を力強く語ってくれました。
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WORK
板金には正解がない。それぞれの答えが職人の個性であり、おもしろいところ
千葉県松戸市大橋の三恵メタル工業は、主に金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の張り替えやカバー工法(※1)を含む外壁修理、金属屋根工事などを手掛けています。破損した雨樋の交換や、外壁・屋根・室内などの簡単な塗装工事も可能です。引き続き営業部の松木さんに、実際の工事について話を伺いました。
「外壁修理は、例えばモルタル壁で亀裂の数が多い場合、全体を補修するより既存の壁の上から金属系サイディングを被せるカバー工法の方が、費用面から見てもメリットがあるんですよ。断熱性も上がるし見た目も一新できます。築30年前後のモルタル壁のお宅では、補修だけのパターン、カバー工法のパターンの見積りを作成しました。補修だけだとまた数年で似たような工事が必要になるかもしれないこと、カバーすれば20年程度持つということも説明しましたね。なるべく先のことをイメージできるようにお話しています」
外壁の雨漏りは、特に横からの風で雨水が壁に当たると起こりやすくなります。そのため、台風など強風を伴う雨が降ったあとに特に依頼が増えるそう。原因の多くは外壁の劣化による亀裂やサイディング目地部分のシーリング(※2)の劣化、またサッシ周りのシーリングの劣化などです。亀裂はまずVカット(※3)を行い、モルタルで補修してから塗装で仕上げます。板金で補修する場合は既存の形に合わせて予め加工した板金を使用しますが、見た目をきれいにするため、そして雨水が入らないようにするためにも、現場で職人がさらに加工しながら、細かい調整をして納めていくそうです。
「施工書通りやっても現場によってはうまくいかない部分も出てくるので、色々な状況に対応する臨機応変さが必要です。できるだけ雨が入らないように施工するのは当然として、でも万が一がないとも限らないですよね。中に水が入ったとしても予め何をしておけば雨漏りに至らないのか、先の先まで考えて、1つひとつの現場に合わせて手順を増やしたり板金を追加したりするようにしています」
代表の福島さんも、板金には正解がないのが難しいところだと言います。例えば「雨漏りを直す」というのが最終的な目的だとしても、そこに至るまでの過程、つまり納め方や見栄えなどが、職人によって全然違うのだとか。「一口に三角形と言っても板金屋には色々な三角形があり、それが職人の個性ですね」という興味深い話を聞かせてくれました。
千葉県松戸市の外壁工事について尋ねました。松戸市は安定した気候で基本的には通年施工が可能な地域ですが、三恵メタル工業は対応エリアが広いため、降雪地域や塩害のある海沿いの地域での施工も行うことがあります。沿岸部では錆びにくい材質を使用するなど、それぞれの地域の特性に合わせて対策しているそうです。また、都心の場合は住宅地など道幅が狭いため、より車の運転には気を配り、近隣の迷惑にならないようパーキングの確認も必ず行っているとのことでした。
※1 カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
※2 シーリング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
※3 Vカット・・・既存の外壁材をV型に切り取り、新しいコーキングを埋める方法
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MESSAGE
ニュースレターを使ったコミュニケーションで長いお付き合いを。報告等全スタッフが徹底
三恵メタル工業の強みについて松木さんに伺うと、独自のコミュニケーション方法について教えてくれました。
「うちは技術にももちろん自信がありますが、お客さま対応も大事にしています。もう10年くらい、自社で作っている「Fortune Times(フォーチューンタイムズ)」というニュースレターを毎月お客さまに郵送していて、お客さまとのコミュニケーションに一役買っているんですよ。久しぶりにお会いした方にも『(フォーチューンタイムズ)読んだよ。載っていたね』なんて気軽に話しかけていただけたりして。工事の話にも和やかに入っていけるので、お客さまが話しやすい空気を作るというのはとても大事だと思いますね」
その他にも、挨拶や作業の進捗報告など基本的なことを全スタッフが徹底し、お客さまに安心していただけるコミュニケーションを日々心掛けているとのことでした。代表の福島さんも「挨拶や時間を守る、約束を守るなど、当たり前のことを当たり前にやる会社」と自社を表現しており、工事のクオリティや施工の技術だけでなく、人と人との付き合いとしてお客さまに良いものを提供したいと考えている会社だと伝わってきました。
「完工後は定期点検をはじめ、近くを通る際には事前連絡してから様子を見に伺うなどアフターフォローも行っています。工事をした側の責任として、最後まで見守っていきたいという想いがあるんです。あと大型台風や雹(ひょう)の被害があると、そのエリアにチラシを配ったりもしますね。初めて配布した時、どこに相談すればいいかと困っていた方から問い合わせが多くあったので、チラシ配布は今後も続けていきたいと思っています」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまに代表の福島さんからメッセージです。
「最近は知らない業者が訪問してきて、修理が必要と言われて不安になったという声もよく耳にします。何か心配なことがあったり困ったことがあれば、迷っているよりも一度うちに連絡していただけたら。どんなに些細なことでも大丈夫です。まずは相談から、お待ちしています」
取材では色々なエピソードを教えてもらいましたが、福島さんも松木さんも「人と人との関わりを大事にしている」という姿勢は一貫していました。それは工事を依頼する側にとって、安心できる1つの要素だと感じました。
(2023年8月取材)
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取材後記
三恵メタル工業株式会社
3つの恵みを大切に
社名の由来は、福島さんのおじいさんが経営していた会社の名前だそう。「おじいさんを超えられましたか?」と尋ねると、「まだまだです。もっと頑張って、いつかは祖父の会社より大きくしたいですね」と福島さん。松木さんによると、「意味は後付けなんですけど、スタッフ、家族、そして、周囲の人たちという『3つの恵み』っていうことかな」とのお話でした。人との関わりを大切にする、三恵メタル工業らしい意味だと感じました!
板金の始まりと今が繋がった瞬間
子どもの頃は活発で、色々なスポーツをしていたという福島さん。中学の野球部では、ピッチャーとして県大会まで進出したそう。そして数年前にはなんと、zozoマリンスタジアムでの始球式に参加!見事な投球をしたそうですが、ご本人は「もう体が追い付いていないですよ、現役の時とは全然違います」と笑いながら謙遜していました。高校の野球部の友人が板金に誘ってくれたことがこの道に入ったきっかけだったそうなので、きっと福島さんは感慨深く感じているのでのではないかと、私も想いを馳せてしまいました。
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工事店プロフィール(三恵メタル工業株式会社)
| 一番の強み |
プロとしての技術はもちろん、職人の質を含め、挨拶からヒトとヒトとの関わりなどヒトとしての在り方を大切にしているところ |
| 会社名 |
三恵メタル工業株式会社 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:9名 |
| 建設業許可 |
屋根工事業、板金工事業(千葉県知事許可(般―4)第53430号) |
| 保有資格者 |
有機溶剤作業主任者:1名
巻上げ機運転者:1名
丸のこ等取扱従事者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
高所作業車運転者:4名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:3名
フルハーネス特別教育修了者:1名
アーク溶接作業者:2名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁工事業
左官工事業
|
| 対応エリア |
関東地方
|
| アフターフォロー体制 |
東京海上日動火災保険の第三者賠償責任保険に加入済です。
近くを通る際には事前にご連絡をさせていただきお伺いいたします。気になるところがあればご連絡ください。 |
| 代表者 |
福島 圭一郎 |
| 代表者経歴 |
三恵メタル工業株式会社 代表取締役
松戸東ロータリークラブ 所属
1998年3月:松戸市立和名ヶ谷中学校 卒業
1998年4月:千葉県立松戸秋山高等学校(現 松戸向陽高等学校) 入学
2001年3月:千葉県立松戸秋山高等学校(現 松戸向陽高等学校) 卒業
2001年4月:塗装工事店 入社
2002年3月:塗装工事店 退社
2002年4月:有限会社キムラ 入社
2011年3月:有限会社キムラ 退社
2011年4月:福島板金 創業
2014年5月:三恵メタル工業株式会社 設立 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒270-2224
千葉県松戸市大橋80-1
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。三恵メタル工業株式会社の「やねいろは」掲載記事はこちら