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お客さまの疑問や要望に親身に対応。誠実な仕事で外壁のお悩みを解決へ

エムケー工業

茨城県

エムケー工業

エムケー工業

エムケー工業は茨城県下妻市高道祖にある住宅工事店です。専門は瓦や金属屋根や雨樋工事ですが、物置や農機具小屋、プレハブなどの小さな建物のカバー工法などの外壁工事も可能。金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)等の工事は、窓口となり協力工事店と共に対応しています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON ただの高校生が勉強を重ね経営者へ。皮膚疾患とも向き合いながら歩んだ職人生活25年

エムケー工業

エムケー工業は茨城県下妻市高道祖に拠点を構える工事店です。物置など小規模な建物の外壁修理やカバー工法(※1)、その他瓦や金属屋根、雨樋(あまどい)工事などを手掛けています。創業は2011年、東日本大震災を乗り越え、地域に根差した仕事をと願う地域密着工事店です。

代表の松崎寿行さん(以下、松崎さん)は、一級かわらぶき技能士を持つ屋根職人です。しかし手を使う仕事ながら、松崎さんは若い頃から手足の皮がむける皮膚疾患に苦しんできました。現在、症状は落ち着いていますが、修業時代は手袋や靴下を三重にして身に付けるなどの工夫をして、この仕事を続けてきました。

「皮がむける症状が始まったのは、19歳くらいからなんです。水ぶくれができて、それが破けると指の指紋がなくなるくらい皮が全部むけてしまう。仕事後は靴の中が血だらけになるし、屋根仕事なんてやってられんと思ったんですが、かと言って違う仕事に就いて治るかというとそうじゃない。症状と付き合うしかないと、瓦葺きを続けてきました」

つらい皮膚疾患と向き合いながら修業に励み、職人としてのキャリアは25年を超えました。松崎さんはこれまでの人生を「よい大人に出会い、難局を乗り越えてこられた」といいます。高校生の時はかなりのやんちゃをしていたそうですが、卒業ができたのは、校長先生をはじめとする恩師の方々のおかげだそう。そして、松崎さんを指導してくれたのは60代の親方で、その指導方法はかなり過酷なものでした。

「昔の職人は腕1本で仕事をしているせいか、口で細かく説明するのが苦手でね。今では考えられないくらいのパワハラで、夏は水を飲ませてもらえず、お昼も食べさせてもらえないこともあったかな。でも仕事を離れるとめちゃくちゃ優しくて、仕事中鬼みたいな顔している人が休憩時間に笑って優しいことを言うとか、すごいギャップがありました。そして技術の高さがすごいんですよ。瓦をスケールで測ってサンダーで削るというのは、誰でもできる、でも親方はそれを感覚でやってしまうんです。ハンマー一つで形を作ってしまってその瓦で綺麗に納めていたので、すごい技術だなと思っていました。真似しようと思ってもできることではありません」

親方から学んだ最も大きなことは、瓦工事の正解は一つではないということでした。ある日松崎さんは、親方の仕事は日によって納め方が違い、バリエーション豊かだと気が付いたのです。

「あれもこれも正解と思った瞬間、楽になったんです。説明書通りではなく、雨が漏れず見た目が良い仕上げにする、基本があればできる仕事なんだと理解しました」

独立を決意した大きな理由は収入のためだったといいます。2社目に勤めた工事店の親方は、松崎さんの一級かわらぶき技能士の資格取得のために手厚い支援をしてくれた人でした。しかし日給月給制であることに加え、天候や瓦店の都合で仕事がなくなる日もあり、収入はなかなか安定しなかったといいます。

「当時、子どもが生まれたこともあって、夜勤の清掃アルバイトをしてたくらい収入が厳しい時でした。一級かわらぶき技能士の資格を取れて嬉しかったんですが、夜勤バイトはやめられない、さらに自分の責任ではないところで仕事がなくなる日もある…こんな働き方ではいけないと思ったんです」

自分の頑張りが収入に繋がる働き方をしよう、松崎さんはそう考えて独立を決意しました。独立後はこれまでノータッチだった受注や見積り、わからないことが多く苦労の連続でしたが、同年代の業者仲間と情報交換しながら徐々にエムケー工業の体制を整備していきました。

「工事店として転機になったのは大きなお屋敷の瓦葺きを引き受けたことでした。自分の技術をまわりに知ってもらうには十分な規模の屋根だったんです。ただ借金が増えて、そこから2年はさらにきつかった!でも声を掛けられることが増えたのは、間違いなくそれ以降ですね」

今後は法人化を目指し、「この会社に頼めば大丈夫」と思ってもらえる会社づくりに取り組んでいます。人材確保が課題ですが、職人たちが安心して働ける体制を整えながら、新人育成もしていきたいと意欲的でした。

※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法

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WORK 雨漏り修理から外壁カバー工事、お客さまニーズや建物の用途に応じた最適な工事をご提案

エムケー工業

茨城県下妻市高道祖のエムケー工業は、外壁や屋根などの外装工事を手掛ける工事店です。メイン事業は屋根工事ですが、物置や農機具小屋など住宅以外の外壁工事に対応しています。住宅の金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の張り替えやカバー工法などの外壁工事は窓口となり、協力工事店と共に対応します。

エムケー工業では、住宅の屋根工事に加えて、農機具小屋やプレハブ工場などの外壁工事も手掛けています。建物の用途や構造に応じて最適な工法を選択し、コストパフォーマンスの高い施工が提案可能です。先日は、ルーフデッキを施工中に外壁もきれいにしたいと相談され、そのまま外壁工事も担当することになったといいます。その他、工場として使われているプレハブ小屋の外壁カバー工事も手掛けた経験があり、施工の幅が広がっています。

「築40年ほどの農機具小屋で、屋根の青いトタンの波板を張り替えたんですよ。『外壁のいい建材はない?』と相談を受けたんです。もともと青いナマコトタン(波状の板金)が張ってあったんですが、錆でボロボロになっていて。点検したら下地も傷んでいたので、補修しながら角波を張り直しました。居住スペースではなかったため、防水シートは張りませんでした」

プレハブ小屋は、かなり築年数が経っているだろう古びた建物でした。外壁の強度がかなり弱くなっており、早めの修理が必要だったといいます。プレハブは柱が外にむき出しになっているため、その柱を活かしたカバー工法で修理をしました。

「プレハブ小屋は工場として使っている大き目の建物でした。生地を扱う工場なのに雨漏りもしていて、商品が濡れて大変だったみたいです。外壁がかなり弱っていたんですが、プレハブは外壁と柱が一体型なので、外壁を張り替えるということができないんですよ。でも柱がしっかり残っていたため、その柱にベニヤを張って建物の強度を高めて防水シートを張り、その上から角波でカバーしました。実は、このプレハブ工場の案件は、修業時代、生活費を稼ぐためにしていた夜勤アルバイトで知り合った人からの依頼なんです。工場経営者の方で、雨が降るたびに工場の中に水が溜まっていて悩んでいたところに、私のことを思い出してくれて連絡をくれて!すごく嬉しかったですね」

外壁の雨漏り修理の現地調査で特に注意深く見るのは、外壁と屋根の取り合い部分(※2)です。先日は築70~80年ほどの建物の雨漏り修理を依頼されました。

「屋根が化粧造り(※3)の、かなり古い土壁の住宅でした。天井に染みができているとの連絡をいただき、現地調査をしたところ、古い建物だったので外壁と屋根の境目、取り合い部分の防水がしっかりされていなかったんです。そのお宅は家の中で木を見せるデザインで、天井裏のような屋根と天井の隙間がない家でした。なので室内の壁の染みの確認をしてから、外壁と屋根の間の瓦を外して防水シートをしっかり施工して瓦を戻して仕上げですね。屋根のトラブルが外壁の雨漏りに繋がる場合もあるので、雨漏り調査は屋根だけではなく外壁も必ず点検します」

茨城県下妻市の外壁工事の特性を尋ねました。下妻市は茨城県内の内陸部に位置しています。台風の上陸は滅多になく、沿岸部のような潮風の影響もありません。通年で住宅工事の計画が立てやすい地域だと松崎さんは考えています。ただ、松崎さんは東日本大震災直後の住宅の状態を知っているため、地震に強い施工を心掛けています。ガイドラインに沿って施工するのはもちろん、立地条件によってはビスや釘の数を増やして仕上げることも。その作業に対し、「やりすぎではないか」と同業者から言及されるそうですが、松崎さんは「丈夫な仕上げ」を信念に自分の仕事を全うしています。

※2 取り合い・・・屋根と壁など、部位同士のつなぎ・境目
※3 化粧造り・・・昔ながらの造りの日本家屋の一種

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MESSAGE 「これくらいで…」と思わずぜひプロに相談を。大工の身内と協力し住宅全般の工事を解決へ

エムケー工業

松崎さんは、お客さまに施工後に不具合や気になることがあれば、すぐに連絡をしてくださいと伝えています。また、かつてのお客さまの家の近くで現場がある時には、修理した箇所を見るために寄らせていただく場合もあるそうです。

「工事した直後に何か問題があったら、すぐに連絡をください。迅速に対応いたします。近くを通りかかった時には、外から点検をさせてもらうこともあるかもしれません。その際、気になる不具合があれば何でもおっしゃってくださいね」

最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「どんなに小さなお困りごとでも、まずはお電話ください。雨樋のちょっとした水漏れや外壁の気になる部分など、ご自分で直そうとされる方もいらっしゃいますが、高所作業は危険ですのでプロにお任せください。お見積りをお出しして、実際にご契約いただけるのは一部のお客さまだったりもするんですが、それでも構わないんです。ご相談だけでも喜んでお受けいたします。お客さまのお話をしっかりと伺うことで、最適な解決方法をご提案できると考えているので、気兼ねなく連絡してくださいね。あと、弟が大工をやっていて、住宅工事にまつわる全ての業種の職人を紹介することも可能です。昔は家を建てた大工さん頼みで色々な修理を依頼できましたが、今はそういう付き合いが無くなってきていますよね。エムケー工業は工事の窓口になれるので、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の張り替えやカバー工法など、どこに頼んだらよいかわからない住宅工事のお問い合わせもお待ちしております」

松崎さんは、最後に「自分の仕事を見てもらって初めて伝わることが多い。誠実にやっているという部分を伝えたい」と言っていました。職人の仕事は、実際には契約したお客さましか見ることができません。今回の取材で松崎さんからたくさんの話を聞き、それがとてももどかしいと感じました。仕事ぶりや人間性、そしてお客さまの立場に寄り添う姿勢、それら全てが誠実な仕事に繋がっている、そう実感した取材でした。

(2025年8月取材)

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(エムケー工業)

一番の強み 職人の中でも高い技術を基に細やかな作業を行い、屋根に限らず、住宅のお悩み全般の相談ができるところ
会社名 エムケー工業
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:2名
保有資格者 一級かわらぶき技能士:1名
二級かわらぶき技能士:1名
巻上げ機運転者:1名
丸のこ等取扱従事者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
対応エリア

関東地方

アフターフォロー体制 何か不具合などございましたら、迅速に対応致します。
代表者 松崎 寿行
代表者経歴 エムケー工業 代表
1977年3月:下妻市立東部中学校 卒業
2000年3月:茨城県立明野高等学校 卒業
2000年4月:有限会社柳原瓦工業 入社
2005年1月:有限会社柳原瓦工業 退社
2005年1月:株式会社イノセ板金 入社
2006年6月:株式会社イノセ板金 退社
2006年7月:渡辺瓦店 入社
2011年1月:渡辺瓦店 退社
2011年2月:エムケー工業 創業 代表 就任
所在地 〒304-0031
茨城県下妻市高道祖4388-2 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日、祝日 8:00~18:00
定休日 日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
屋根工事の依頼も可能です。エムケー工業の「やねいろは」掲載記事はこちら