1.外壁がひび割れてきたけど、これってヤバイ?ひび割れの原因と対処法!:はじめに
家を建てて早数年。
ふと、外壁をよく見ると細かいひび割れが!
気にしないって人もいれば、すごく心配になる人もいるでしょうね。
実際、ひび割れが家に与える影響ってどんなものなんでしょうか?
今回は、外壁のひび割れについて調べてみましょう!!
外壁のひび割れにはいくつか種類があります。
・ヘアークラック
・乾燥クラック
・構造クラック
ひとえにひび割れといっても、原因ごとに呼び名が違うんですね。
ちなみに「クラック」=「ひび割れ」と思っていただいてOKです!
それでは、クラックごとの特徴と原因、対処法を見ていきましょう!
2.外壁がひび割れてきたけど、これってヤバイ?ひび割れの原因と対処法!:ヘアークラックの原因と対処法
・ヘアークラックとは?
ヘアークラックは読んで字のごとく、ヘアー(髪の毛)のように細いひび割れのこと。
一応、幅0.3mm以下、深さ4mm以下のひび割れ、という定義がありますけれど、
「幅が0,4mmだからヘアークラックじゃない!」っていう訳ではないようです。
細かいひび割れ、程度に捉えてもらえれば良いと思います。
・ヘアークラックが発生する原因
主に、経年劣化によるものです。
5年10年と経つと、紫外線や風雨によって外壁は劣化していきますし、
気温の寒暖差で外壁材が伸縮を繰り返します。
その積み重ねで、塗膜や外壁材にクラックという形でダメージが出るんですね!
とはいえ、このヘアークラックは、ある意味避けることのできないものです。
重要なのは、早期に発見すること!
病気と一緒で、早い段階でヘアークラックに気が付ければ、
雨漏りなどの大きな問題を防げるかもしれません。
・ヘアークラックが外壁材に与える影響
数にもよるでしょうが、ヘアークラック自体はどちらかといえば
大きなひび割れの前段階ですから、すぐに何か異常が起きることは少ないでしょう。
見つけたからといって、大慌てで何かするほどではありません。
(もちろん、対処が早いに越したことはありませんが)
ただ、クラックが起きるのは、外壁の中でもその部分に負担がかかっている、
という裏返しでもあります。
ヘアークラックが大きくなって、雨漏りの原因になったり、
下地へのダメージを与えることもあります。
・ヘアークラックの対処法
基本的には、上から塗装してやれば補修できます。
微細なクラックのため、隙間に塗料が入り込むことで
しっかり補修できます。
ここで、弾性塗料を使用することで再発を防ぎやすくなります!
弾性塗料は、伸縮性のある塗料なのでクラックが広がっても、
それに追従する形で伸び縮みするため、クラック内に雨水など入り込むこともなくなります。
3.外壁がひび割れてきたけど、これってヤバイ?ひび割れの原因と対処法!:乾燥クラック
・乾燥クラックとは?
乾燥クラックは、モルタルに代表される湿式工法の外壁で起きるクラックです。
分類としては、ヘアークラックとほぼ同列です。
基本的にはサイディングなどで起こることはありません!
また、経年劣化というよりも、施工後割と早い段階で起きるクラックです。
その代わり、そのほかクラックと違い、
乾燥した後にクラックが大きくなることは少ないです。
・乾燥クラックの原因
湿式工法の特性によって引き起こされるクラックです。
施工後に、乾燥過程で外壁が収縮してひび割れてしまいます。
・乾燥クラックの対処法
基本的には、ヘアークラックと同じです。
ただ、クラック幅が広い場合は、樹脂を流し込んだ後に塗装をし直すのが一般的です。
4,外壁がひび割れてきたけど、これってヤバイ?ひび割れの原因と対処法!:構造クラック
・構造クラックとは?
こちらも名前の通り、家の構造自体にダメージがあるクラックです!
幅0.3mmを超えるものを構造クラックと分類していて、
その幅が広ければ広いほど緊急性が増します。
修理が必須になってくるのは、幅1mmを超えたクラック。
この段階になると、どんどん悪化していきます。
気が付いたら急いで、専門家に相談しましょう。
・構造クラックの原因
外壁材、つまり建物の構造自体がダメージを受けたことで
ゆがみや割れが起きた状態です。
上記のヘアークラックから発展したケースや、
地震や土地の沈下などが原因です。
外的要因が占める割合の多いクラックといえますね。
・構造クラックの対処法
幅の広い構造クラックを補修するには、まずはVカットやUカットを行います。
あえて、クラックの幅を広げて補修材を奥深くまで浸透できる状態を作ります。
その後は、外壁材に合わせてシーリング材やエポキシ樹脂などを充填、
塗装をして施工します。
5,外壁がひび割れてきたけど、これってヤバイ?ひび割れの原因と対処法!:まとめ
各種クラックについてご紹介でした。
いかがでしたか?
結論としては、クラックはいつか重大な欠陥を生むので早めの対処をするべきです!
最近では、小規模な地震も多いですよね。
地震の時には、ついつい屋根の破損に目を行きがちですけど、
実は外壁も傷んでいるかもしれません!
深刻な状態になる前に、小さなクラックのうちに直してしまいませんか!
もし、外壁補修をお考えなら、ぜひ「かべいろは事務局」までお問い合わせください!
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