1.外壁劣化にも繋がるベランダの状態。一度点検してみましょう:はじめに
最近台風があるとお家に被害が出るケースが増えていますよね。
新品なのに一気に壊れてしまったというケースより、
徐々に経年劣化した屋根や外壁が、強風や大雨によって雨漏りや
剥がれなどの被害として顕在化したケースが多いようです。
日頃から家の劣化度合いをチェックし、事前に対策をたてたいものですね。
そうはいっても外に出るのがおっくうで先延ばしにしがちなあなた!
まずベランダ点検から始めてみてはいかがでしょう?
2.外壁劣化にも繋がるベランダの状態。一度点検してみましょう:なぜベランダ?
ベランダ点検をおすすめする理由は、ベランダまわりの劣化が原因で
外壁が劣化したり家が雨漏りになるケースが意外と多いからです。
例えば、ベランダの外側の壁ですが、一番上の部分に
プラスチックや金属のおおいをかぶせてあります。
笠木といって美観や防水のためにベランダの壁の頭にのせているものです。
この笠木が壊れていたり、笠木と壁の間に隙間ができたりしていると
防水の役目を果たしません。
笠木部分はベランダの一番外側で雨を直接受けるので、その度に
外壁内部に雨水が侵入し外壁劣化や雨漏りに繋がるおそれがあります。
また、ベランダの床は防水加工がされているものがほとんどですが、
強風を伴う雨の場合、サッシと外壁の間のシーリングの劣化部分から
雨がしみこむこともあるようです。
雪が良く降る地域では、ベランダの天井がない部分に
雪が積もってなかなかとけず、床の防水加工が劣化します。
例え天井があっても、ベランダの床と外壁本体の距離が近い場合、
雪が吹きつけて積もると外壁内部が湿った状態になり劣化して、
雨漏りの原因となります。
本来ベランダは緩やかな傾斜がついていて排水溝に水が流れるように
なっているのですが、床の防水加工が劣化すると、通常、加工表面を
滑って排水溝へ流れていく水が上手く流れなくなってしまいます。
また強風で飛んできたほこりやごみが雨などで泥になり
排水溝の目をふさいでいると、水が床に溜まって、防水加工の劣化となります。
つまりベランダは家から突き出ていて開口部もあり、だからこそ笠木や床など
防水対策されていますが、防水が機能しなくなると、外壁劣化が発生しやすい
要チェックな場所なんですね!
3.外壁劣化にも繋がるベランダの状態。一度点検してみましょう:チェックポイント
さっそくベランダに出てみましょう!
① 笠木
まずは笠木部分を眺め、特に笠木と外壁の間を観察しましょう。
ひび割れや隙間ができていませんか?
また笠木自体は壊れたりしていないでしょうか?
② 床
次に床を眺めてみましょう。
雨が降っていないのに水たまりになっているところや
剥がれているところなどはありませんか?
③ 外壁
床から視線をあげ、床との境目やサッシとの境の外壁を眺めてみましょう。
外壁の表面にひび割れているところがあったり、手で触るとチョークの
粉のようなものがついてくるようなことはないでしょうか?
隅の方もチェックしてみてください。
④ 排水溝
最後に、排水溝を見てみましょう。
雨水が流れやすい状態になっているでしょうか?
泥などが堆積していたら捨てましょう。
この4つのチェックをしてみましょう。
4.外壁劣化にも繋がるベランダの状態。一度点検してみましょう:まとめ
いかがでしたか?
自分でちょっと見てみたがよくわからない…
劣化しているみたい…
などと感じた場合は、この際、家の外側もぐるっとまわって
点検してみてはいかがでしょう?
外壁全体がところどころ劣化してるかもと思ったら、
無料診断してくれる工事店に相談してみてもよいかもしれません。
診断の結果、まだ大丈夫だったとしても工事店がお家の壁に合った
メンテナンス時期をアドバイスしてくれるかもしれません。
「かべいろは」なら、壁のことにも防水にも詳しい
信頼のおける工事店がきっと見つかりますよ。
参照、引用:
・https://zenshindan.com/column/3547
笠木とは何?笠木の工事にまつわるあれこれ | 火災保険の申請は【一般社団法人 全国建物診断サービス】(検索日:2020/10/30)
・https://gaiheki-concierge.com/article/verandah-waterproof/
実は重要!ベランダの防水塗装を徹底解説(検索日:2020/10/30)
・https://reform.meitoumokuzai.com/blog/blog/reform_tips/entry-160.html
外壁に雪害でていませんか? | リフォーム豆知識 | ココデリフォーム一宮店・東海店ブログ | ネコデリフォーム部(CocodeReform)by名東木材リフォーム部(検索日:2020/10/30)