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「外壁が傷んできた(ひび割れ・はがれ)」について

2020.04.14 外壁の種類

こんなに豊富!外壁の種類

1.こんなに豊富!外壁の種類:はじめに


あなたの家の外壁、どんな材質なのかご存知ですか?

木?コンクリート?金属?
改めて聞かれると意外と分からないって方も多いのではないでしょうか?

今回は、外壁の種類に焦点を当てて、一緒に見て行きましょう!



2.こんなに豊富!外壁の種類:モルタル


モルタルとは、「セメント」「砂」「水」を混ぜてできた建築に用いられる材料です。
サイディングの台頭であまり目にすることは少なくなりましたが、
築年数の長い住宅ではよく見られる外壁材ですね。

モルタルのメリットとデメリットはというと、

【メリット】
・施工自由度が高く、デザイン性が高い
・継ぎ目のない外壁に仕上げられる
・耐火性、断熱性、遮音性が高い

【デメリット】
・ひび割れしやすい
・防水性が低い
・(施工できる職人の減少に伴って)施工コストが高い

が挙げられます。

施工の自由度が高いため、職人の技術で出来は左右されますが、
その分、他の外壁材にはない自由度の高さがあります。
ちなみに、メンテナンス周期は10年が目安と言われています。

3.こんなに豊富!外壁の種類:サイディングパネル


現在の外壁材の主流となっているのが「サイディングパネル」です。
サイディングパネルとは、板状に加工された外壁材で、
「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」などがあります。

これらは、モルタル塗りの外壁とは異なり、
パネルをはめ込んでいくので、工期が短くおさえられます。

また、工場で製造されるため、品質も安定していることが特徴です。

★窯業系サイディング
現在サイディングの中でも最も用いられているのが、窯業系サイディングです。
耐震性・耐火性に加え、様々な種類があり意匠性にも富むところが
人気の理由になっています。

窯業系サイディングのメリットとデメリットは、

【メリット】
・施工可能な業者が多く、既製品を用いるため品質が一定
・価格を抑えた施工も可能
・防火性が高い
・モルタルなどに比べ軽量のため、耐震性が高い

【デメリット】
・サイディング同士のつなぎ目部分(コーキング)が劣化しやすい
・防水性は塗膜に依存するため、定期的なメンテナンスが必須
・熱を吸収しやすいため、室内温度が上昇する場合もある

が挙げられます。

タイル調やレンガ調などたくさんのデザインの中から
選べるのは大きな魅力ですね。

ただ、塗装やコーキングのメンテナンスは必須です。
10年目安で点検が必要になります。

★金属系サイディング
金属サイディングは、ガルバリウムやステンレスなどが用いられており、
凍害に強いため、寒冷地で用いられることが多い外壁材です。
選択する材質によっては、高い耐久性も獲得できるのが特徴です。

そんな金属系サイディングのメリット、デメリットは

【メリット】
・施工可能な業者が多く、既製品を用いるため品質が一定
・色やデザインの選択肢が豊富
・金属のため、劣化しにくく防水性や断熱性が高い

【デメリット】
・海沿いの地域では塩害で腐食する場合もある。
・衝撃で傷やへこみができやすい
・他金属との接触でサビが起きる

ですね。

基本的には金属の特徴が色濃く出てくる外壁材です。
サビや腐食に気を付けて、定期的なメンテナンスを行えば
とても長持ちする外壁材です。

★樹脂系サイディング
北米を中心にシェアの高い外壁材ですが、日本では見かけることは少ないです。
文字通り塩化ビニル樹脂が主成分、要はプラスチックですね。

プラスチックというと少し不安になりますが、
実は、耐久性に優れた外壁材なんです。

どんなメリット、デメリットがあるかというと、

【メリット】
・施工時にシーリングを使用しないため、シーリングの劣化がない
・サビ、腐食、凍結などによる劣化がない
・プラスチックであるため軽量
・耐候性に優れ、寿命が長い

【デメリット】
・デザインのバリエーションが少ない
・耐火性が低い
・プラスチック特有の紫外線への弱さがある

となっています。
紫外線での劣化は定期的な塗替えでケアすることができます。
ただ、日本ではまだまだ普及していないこともあり、
施工業者が少ないのが現状です。

★木質系サイディング
木材を使用したサイディングのこと。
自然な木材の風合いを生かした、温かみのある外壁に仕上がります。

とはいえ、他のサイディングとは違い木材ですので
メンテナンスには気を使ってやる必要があります。
しかしながら、その分、メリットも多く、まとめると

【メリット】
・自然素材ならではの独特の質感、風合いを表現できる
・断熱性が高い

【デメリット】
・自然素材を取り扱うため、コストが高い
・施工後も、環境によっては思わぬ劣化やひび割れなどが起きる
・耐火性が低い(防火性能のあるものあるが基本的に耐火性は低い)
・メンテナンス周期が短い(3~10年)


4こんなに豊富!外壁の種類:まとめ


主要な外壁材についてまとめてみました。
いかがでしたか?

実は、外壁材ってかなりの種類があるんですね。
材質ごとに性質やデザインも大きく異なるので、
外壁リフォームの際の参考にしてみてください!


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著者:かべいろは編集部
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