外壁のパネルはまだまだ大丈夫なのに、隙間を埋めるパテが割れてきて、修繕のために結局大掛かりな足場工事をしなければならない…という雑誌記事を読みました。
パテのようなもののことをシーリング剤といいますが、せっかく長くもつ高価な外壁材や塗料を選ぶなら、シーリング剤もそれに見合ったものがいいですよね。
今回は、高耐候性シーリング剤をご紹介します。
2.高耐候性シーリング剤のご紹介:シーリング剤とは
まず、シーリング剤とはどんなものなのかを簡単に説明します。
シーリング剤の主な原料はシリコン樹脂やウレタン樹脂などです。
気密性があるため、外壁材と外壁材の隙間から雨水が壁の内側に入らないようにするために使われます。
また、隙間に埋めた後、固まりますが外壁材ほど固くはならず柔軟性があるので地震などによって外壁材にひびができるのを防ぐ緩衝材のような役目もしています。
3.高耐候性シーリング剤のご紹介:高耐候性製品のご紹介
一番普及している外壁材である窯業系サイディング用途として、高耐候性をうたっている商品を2点ご紹介します。
■ ペンギンシール2550UP サンスター技研
1成分形変成シリコーン系低モジュラスタイプ
戸建住宅用途で実年数換算30年相当の耐候性(促進暴露試験(9000時間))
参照:
https://www.sunstar-engineering.com/ja/construction/residential/
住宅用途 | 建築用接着剤・シーリング材 | Sunstar Engineering
■ オートン イクシード オート化学工業
1成分形ポリウレタン系ノンブリード
新開発「LSポリマー」の誕生により、経年で流出する可塑剤を配合せずに
優れた柔軟性を実現。経年による硬質化を防ぎ「柔らかさを長時間維持」
耐久(12000回)・耐候試験(6000時間) (実年数換算30年)
参照:
https://autochem.co.jp/products/929/
オートンイクシード | オート化学工業株式会社
オートンイクシードは、ノンブリードのため、塗装をシーリング剤の上から塗っても、ブリード現象が起きない製品です。ブリード現象とは、コーキング剤から徐々に出てくる可塑剤により、コーキングを付けた部分が黒っぽく変色してしまう現象です。外壁を塗り替えするときは見た目も大事な要素です。シーリング剤を付けてから塗装する場合はこういった製品を使うことをお勧めします。
いかがでしたか?
高性能な外壁材や塗料の修理・塗り替えのタイミングまで頑張ってくれそうな製品をご紹介しました。
他にもシャープ化学工業、セメダイン、横浜ゴム、サンライズといったメーカーがシーリング剤を作っています。
家のどこかしらに必ず使用されているシーリング剤、少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
目地の点検や修繕をお考えの方はぜひかべいろはで職人さんを検索してみてください。
親身に相談に乗ってくれる工事店さんが見つかりますよ!
引用、参照:
・「日経ホームビルダー」(2021年1月発行) P.41,42 外皮の長寿命化は可能か?寿命30年の“思い込み”に挑戦
・https://ja.wikipedia.org/wiki/コーキング
ウィキペディア(検索日:2021/2/19)
・https://www.jpaintm.com/column/outer_paint/important.html
外壁メンテナンスの鍵を握る!シーリング(コーキング)どれだけ重要性があるかお答えします。|【公式】JPM|外壁塗装、屋根塗装の日本塗装名人社(検索日:2021/2/19)
・https://www.sunstar-engineering.com/ja/construction/residential/
住宅用途 | 建築用接着剤・シーリング材 | Sunstar Engineering(検索日:2021/2/19)
・https://autochem.co.jp/products/929/
オートンイクシード | オート化学工業株式会社(検索日:2021/2/19)
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