外壁診断力、カラー選定の目利き。腕の立つ職人たちが行う高品質な外壁塗装
有限会社信美塗装社
長野県上田市仁古田の有限会社信美塗装社は、外壁塗装や屋根塗装を中心とした塗装工事を行う工事店です。その他防水工事にも対応可能。職人全員が一級塗装技能士の資格を保有しているため、高い技術を活かした高品質な塗装が強みです。
工事店の想い
PERSON
塗装ひとすじ半世紀。一人親方でスタートした塗装店、実績を重ねて信用を築き法人化へ
有限会社信美塗装社(以下、信美塗装社)は、長野県上田市仁古田に拠点を構える塗装工事店です。外壁塗装や屋根塗装をメインに防水工事も施工します。各種住宅工事については協力工事店と連携し対応可能です。日本塗装工業会の会員であり、外壁診断士を持つ職人が揃っています。関さんの横には信美塗装社を創業当時から知る、取締役でさまざまな管理を担当する深澤友子さん(以下、深澤さん)が同席してくださり、「信美塗装社をこれからしっかりとやっていきます」と力強く応えてくれています。
深澤さんから信美塗装社のお話を聞きつつ、信美塗装社代表取締役の関辰夫さん(以下、関さん)からも関さんご自身の幼少期のお話を聞きました。「子どもの頃は山の果物を食べたり、わさわさと生えている笹でそりを作ったりして遊んでいました。他にすることがなかったんですよ。学校では美術の授業が好きでしたね。絵って自分の好きな色が使えるじゃないですか。まわりから『なんじゃこれ?』と言われても、自分がしたければそう塗ればいい。絵が得意とは言い難いけど、描くのは好きでしたね」
関さんは、ここ長野県で生まれ育ちました。自然豊かな環境で暮らし、のびのびと過ごしていたようです。そして高校卒業後は、すぐに塗装会社へ就職。学校の先生やお母さんからは大学進学を勧められましたが、当時の関さんは働きたい気持ちの方が強かったといいます。
「母は女手一つで洋裁職人をやりながら私を育ててくれたんです。職人という仕事が大変なのはわかっていたから、私には違う道があるんじゃないかって考えてくれたんだと思います。ただ大学進学は親の負担が大きいですし、思い返してみると、一人で知らない土地へ行って勉強するという勇気が私になかったのかもしれませんね」
関さんは、「もし大学進学をしていたら美術系だったのかな」と当時を振り返ります。塗装は「絵を描くこと」に近かったため選んだ職業だったそうです。しかし昔の職人は厳しく「仕事は見て覚えろ」が基本。絵を描く気分でできる容易な仕事ではありませんでした。見よう見まねで仕事をして先輩職人に怒られるのは日常茶飯事で、何度も試行錯誤しながら苦労して技術を身に付けたといいます。
そして職人歴16年の頃、経営者交代という形で関さんは勤めていた塗装店を引き継ぎました。一人親方として約4年間奔走し、やがて仕事が軌道に乗った1991年に信美塗装社を新たに創業。法人化したきっかけは、自治体への入札や資格取得の手続きをスムーズに進めるため。その後は仕事の幅が広がり、今までできなかった現場へ参加できるようになりました。
「受注はずっと続いていたので、会社を立ち上げても特に不安はありませんでした。ただ、私はお酒が飲めなくて、大変だったのは飲み会でのお付き合いかな。それに加えて『皆と同じことをしたくない』という気持ちもあって。でもだからこそ、全て自分の責任で仕事ができるのが良かったんですね。経営者になると、成功も失敗も自分の責任ですから」
ここで、同席していた取締役でさまざまな管理を担当する深澤さんにもお話を伺いました。深澤さんは創業から経理を担当し、当時の様子をよく知っているスタッフです。
「創業時に苦労したのはお金の面でした。社長は仕事を一生懸命取って、私が事務や経理面でしっかりサポートする、そんな役割分担です。それから、お酒が苦手な社長に代わり地域の方や同業の皆さんとのコミュニケーションも私が担当していました。」
地域密着工事店を掲げ、お客さまとの関わりを大切にしている信美塗装社。関さんの職人歴は50年を超えました。今後の展望は?と尋ねたところ、関さんは「信美塗装社で塗装してよかったと思ってもらえるのが一番です。今、精一杯やっているのでこのまま背伸びはせず地道にやっていきます。ここ上田市で直接お話することができるお客さまを増やしていけたらいいですね」と明快な回答でした。
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WORK
独自のシミュレーション方法でカラーを選択。きめ細やかな打ち合わせでお客さまに安心を
長野県上田市仁古田の信美塗装社は、外壁や屋根の外装塗装全般を手掛ける塗装工事店です。外壁リフォームに伴う塗装や内装塗装、木材塗装の他、ウレタン樹脂を使った塗装や防水、壁穴の補修や漆喰の壁、珪藻土やコンクリートの壁、また外壁タイルの塗装や砂壁のリフォームもご要望により対応可能。また、色決めの際は綿密な打ち合わせを行い、迷うお客さまを丁寧にサポートする姿勢が好評です。
関さんは大学の先生から「色」について学ぶなど、勉強熱心な職人です。塗料の選定時には独自のカラーシミュレーションを用い、お客さまに納得いただけるよう丁寧に説明しています。関さんと同じく塗装に詳しい深澤さんからも色について話を聞きました。
「手元で見る小さなカラーサンプルと大きな建物の外壁面、同じ色でも印象が大きく変わります。うちでは拡大した建物の写真の外壁部分をくりぬいて、実際の色見本を下に敷き、できるだけ大きな面積で仕上がりをイメージできるよう工夫しています。この方法はちょっと手間がかかるんですが、とてもわかりやすいのでお客さまからイメージしやすいと大変喜ばれています」
また、事前点検の際にはスコープを使って塗膜診断を行います。外壁の塗面を拡大し、目視では見抜けない劣化を確認するそうです。点検結果は資料にまとめ、見積書と一緒にお客さまへ提出しています。
「ぱっと見ただけではきれいでも、スコープで拡大すると塗膜が剥がれていて下地が見えている、外壁の劣化はそんなふうに気が付かないうちに進んでいます。あとは叩いた時の音ですね。外観に表れていなくても、外壁材が浮いている状態だとコンコンと打った時の音が微妙に違うんですよ。それで劣化の状態がわかります」
外壁の傷み具合は家によって違います。通常よりも強力な下地材の必要性やクラックの有無を確認し、状態に合った下地作りをしなければ塗膜の耐久性は確保できません。また、金属系外壁(ガルバリウム鋼板)やサイディング、モルタル等、外壁材の違いによっても必要な施工が違うため、関さんは外壁診断士として知識とこれまでの経験を活かし、最適な塗装プランを考えます。
「先日、築15年位の窯業系サイディングの塗り替えをした時は、外壁のつなぎ目部分のコーキングが完全に切れてしまっていました。そこから入り込んだ水が窓のサッシへ流れて雨漏りをしていたんです。その場合はまずコーキングを直します。サイディングの間は全て古いコーキングを取り除いてから打ち替えて、窓まわりはマス打ちといって既存の上からコーキングをかぶせる工法で修理しました。その後に弾性のフィーラーで下地を作り、水性のラジカル制御塗料で中塗り・上塗りをして仕上げました。サイディング以外にもモルタル外壁のメンテナンスもできます。ひびはコーキングで処理をすることが多いのですが、修理の跡が目立たないように丁寧に処理して、その後に弾性のフィーラーで下地を整えて、ラジカル塗料で中塗り・上塗りをすることが多いですね」
また、長野県上田市の外壁塗装工事の特性について尋ねました。上田市は盆地に広がる自然豊かな地域。地形のためか昼夜の寒暖差が大きく、外壁の塗膜が劣化しやすいのです。関さんは耐候性の高い塗料を選び、丁寧な下地処理を行うことで気温差に強い塗膜に仕上げています。
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MESSAGE
カラーの目利き、そして高い塗装技術で、お客さまにご満足いただける塗り替えを!
信美塗装社の塗装工事は、「施工して終わり」ではありません。関さんは仕事中にお客さまの家の近くを通る際、挨拶を兼ねて点検に立ち寄ることがあるそうです。
「自分で施工した家は気になるんですよ。どんな状態か、そしてお客さまは満足してくださっているか、様子を見にお伺いすることがあるかもしれないのでよろしくお願いします。その他にも、何か気になる不具合があったらいつでも連絡をしてください。点検に伺います」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや外壁塗装の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「信美塗装社の職人は真面目です。挨拶が気持ちよくできるし、職人全員が一級塗装技能士の資格を持っています。彼らにおまかせいただければ、間違いなく美しい外壁に仕上がります。内装の塗装にも自信があります。住宅の内外装の塗装どちらもご相談下さい」と、深澤さん。
そして関さんからは、カラーにこだわる職人として頼もしいメッセージが。
「施工で何より大切なのは、初めの打ち合わせだと思うんです。お客さまの要望をしっかりヒアリングして、どのようなカラーにするか決め、そして5年後、10年後まで長持ちする塗装を考えます。安心してお任せくださいね。お問い合わせお待ちしております!」
じっくり行う打ち合わせと、腕の良い職人たちが行う上田市の気候や家の立地に合ったきめ細かな仕事、これらが信美塗装社の強みです。塗装業50年の関さんが率いる信美塗装社の仕事は、お客さまの家に安心と安全をもたらすと感じた取材でした。
(2024年11月取材)
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取材後記
有限会社信美塗装社
二人三脚で創業30年!
「若い頃は、人からのアドバイスが聞けなくてね」と頭をかいていた関さん。そんな一匹狼気質の関さんをフォローしてきたのは、人付き合いが得意なビジネスパートナーの深澤さんです。深澤さんは主に事務や経理面をサポート・管理し、最近ではドローンの資格も取得、信美塗装社の心強い中核となりました。取材の時にも関さんの話に深澤さんが言葉を添えている様子から、お二人の付き合いの長さを感じました。創業30年を超えられたのは、こうして二人三脚で数々の苦難やトラブルを乗りこえてきたからなんですね。
いつか景観カラーに携わる活動を
関さんは、塗料の色合わせにこだわりを持っています。ボランティア活動がきっかけで大学の先生から「人に影響を与える色」について学んだことがあり、それを内装塗装の際に反映させているそう。そして、町の景観を左右する建物カラーにはいつも気を揉んでいて、いつか町の建物の色を計画的に見直していく活動がしてみたいと話していました。自分の家を塗ってもらうなら、色に知識の深い関さんに頼みたい、そう感じた取材でした!
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工事店プロフィール(有限会社信美塗装社)
| 一番の強み |
地域密着型の工事店。お客さまに安心してもらえるよう、独自のカラーシミュレーションを使ったきめ細やかな打ち合わせをし、施工しているところ |
| 会社名 |
有限会社信美塗装社 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:6名 |
| 建設業許可 |
塗装工事業(長野県知事許可(般―4)第17209号) |
| 保有資格者 |
一級塗装技能士:3名
二級建築施工管理技士:2名
外壁診断士:2名
高所作業車運転者:2名
職長安全衛生責任者:1名
職業訓練指導員:1名
建築仕上診断技術者:2名
フォークリフト運転技能講習修了者:2名
二級建設業経理士:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
左官工事業
屋根塗装工事業
樋塗装工事業
外構・エクステリア工事業
内装仕上工事業 |
| 対応エリア |
中部地方
|
| アフターフォロー体制 |
損保ジャパンの事業活動総合保険に加入済です。
何かございましたら迅速に対応致します。 |
| 代表者 |
関 辰夫 |
| 代表者経歴 |
有限会社信美塗装社 代表取締役
1968年3月:上田市立塩田中学校 卒業
1968年4月:長野県立東部高等学校 入学
1971年3月:長野県立東部高等学校 卒業
1971年4月:上田市内塗装店A 入社
1986年1月:上田市内塗装店A 代表 就任
1991年2月:有限会社信美塗装社 設立 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒386-1544
長野県上田市仁古田473-10
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日、祝日 8:30~18:30 |
| 定休日 |
日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。有限会社信美塗装社の「やねいろは」掲載記事はこちら