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問屋業で培った材料知識を活かし、お客さまの要望ぴったりの外壁工事を提案

有限会社千葉商店

宮城県

愛知県屋根工事業組合

有限会社千葉商店

有限会社千葉商店

宮城県岩沼市押分南谷地の有限会社千葉商店は、問屋業から始まり、現在は屋根と外壁の工事を請け負う工事店です。その他、遮熱工事を得意としており、昨今の夏の気温の高さから、工場や住宅、様々な建物の節電や室内温度の調節に貢献しています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 自衛隊での規律ある生活から建設業界へ、父の事業を継いだ二代目経営者の歩み

有限会社千葉商店

宮城県岩沼市押分南谷地の有限会社千葉商店(以下、千葉商店)は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の工事を行う工事店です。代表取締役を務める千葉輝彦さん(以下、千葉さん)は、愛知県出身。これまでの歩みや仕事への想いなど、お話をうかがいました。

幼少期の千葉さんは活発で外遊びが得意。中学に入ると陸上部の活動がなくなったのをきっかけに、家でゲームをする時間が増えて、ちょっと内向的になった」とのこと。そして高校生になるとアルバイトや友人との時間を満喫し、自由な学生生活を過ごしました。このように小中高とのびのび過ごしていた千葉さんですが、高校卒業後の進路は規律や訓練が厳しい自衛隊だったというから驚きです。

「勉強が苦手だったので『ここしかない』と思って自衛隊を選びました。早く社会に出て、独り立ちしたい気持ちが強かったんです。ハードな訓練生活でしたが、体を動かすのが好きだったので、それでお給料がもらえるのはけっこう嬉しかったですね」

千葉さんが工事業へ転職したのは2007年、お父さんが宮城県で瓦の問屋業を営んでおり、「手伝ってくれないか」との打診を受けたのです。今後の生き方を考えていた時期でもあり、思い切って職人の道を選んだといいます。

「父も愛知県出身で、もともと瓦を運ぶ運転手をしていたんです。その瓦メーカーの営業所が宮城県にあったんですが、廃業するという話になり、在庫も抱えていたので父が引き継ぐことになったそうです。でも、私は父の仕事について当時あまり知らず、父とは仕事の話をしたことがなかったので驚きました。でも、そこまで誘ってくるからには人を増やす準備があるんだろうと思ってね。あと、漠然とですが自衛隊という特殊な環境にずっといる不安もあったんです。外の世界を知らないまま年を取るのが怖かったというのも、家業に入った理由のひとつです」

当初は、取引先の現場で技術を学びました。高校時代に瓦上げの経験がありましたが、実際に職人として業務に向き合ってみると、瓦の重さや作業環境の過酷さから、働く厳しさを改めて実感したといいます。

そして入社から2年ほど経った2011年、東日本大震災が発生。東北地方の建設業者全体が被災地復興のために奮闘し、目が回るような忙しさだったといいます。千葉商店も例外ではなく、人手不足から千葉さんは現場作業と経営を両立する立場になりました。

「東日本大震災までは、取引先の現場で瓦葺きの修業をしていたんです。でも父の手が回らなくなり修業先から戻りました。そこから5年後くらいかな、父が病気になってしまってね。引き継ぎもないまま、急遽社長になることになったんですよ。経営サイドを手伝っていたとはいえ、帳簿の見方までは知らなかったので、本を買ったり会計士さんに聞いたりしながらどうにか乗り越えました」

多忙な時期を経て、ふと落ち着いたと思った矢先、今度は赤字に。しかしこの苦しい赤字の経験が転機となりました。職人の確保、適正価格での受注、職人が働く環境の整備など、会社を取り巻くさまざまな事柄を見直すきっかけになったのです。

「赤字は、仕事をガンガン引き受けてどうにかする!という気概でいたんです。でも人を募集すれば次々に応募が来る時代は終わっていたので、職人が休みを確保できて給料も渡せる、そんな環境を整える努力をしました。今、営業担当には『仕事を断る勇気も必要』と伝えて、よりよい働き方ができる仕事の取り方をしています。今は遮熱工事に力を入れているんですよ。建物オーナーと直接交渉ができるので、工期にゆとりがあり、職人に余裕を持って働いてもらえます。この事業が、給料アップや福利厚生の充実に繋がればいいですね。職人がのびのび働けたら、それが現場作業のよい仕事になり、お客さまにも喜んでいただけるのではないかと、そう考えています」

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WORK 見積もりは迅速がポイント。内訳を明確にして、お客さま納得の上で施工を

有限会社千葉商店

宮城県岩沼市押分南谷地の千葉商店は、元問屋という強みを活かし、材料調達を得意としている工事店です。外壁のカバー工法(※1)や張り替えは、窓口となり協力工事店と共に施工します。

お客さまへの対応で気を付けているのは、挨拶と清掃、整理整頓。千葉さんは「挨拶のできない人は仕事もできない」という考えで、若い職人への礼儀の指導を徹底しています。そして工期中は近隣への心配りも忘れません。

「現場が決まったら、工程表をつくって近隣へ粗品と共に挨拶して回ります。外壁や屋根の工事は騒音やホコリで必ず迷惑をかけるので、『いつから作業に入ります』という挨拶は欠かしません」

さらに仕事をする上で心がけているのは、早めの対応です。見積りは1週間以内に届けるように作成し、専門用語が多くなりがちな内容を、お客さまにわかりやすく提示することも忘れません。何を聞かれても説明できるように、詳細内容を準備して打ち合わせに臨みます。

「お客さまが1番に知りたいのはトータルの価格だと思います。ご予算があるならそこに合わせ、予算関係なくよい材料をというご要望でしたら、私が自信を持ってお勧めできる材料をご紹介します。でも価格を出すだけではなく、内訳を詳しくお知らせすると納得していただけるので、常に説明する準備をしています。見積りは、オーソドックスなものと付加価値のついたもので2パターンくらいですね」

外壁の雨漏り原因で多いのは、サッシまわりの不具合です。サッシに入った水を外に出す働きがあるコの字型の見切材を設置し、雨水がサッシ内に留まらないように工事をします。

「築20年、30年の建物は不陸(面が水平でなく、凹凸があること)があるので、サッシまわりや外壁材の工事には慎重さが必要ですね。既存の外壁が不陸でぐにゃぐにゃの状態のまま新しい材料を設置すると、しっかり設置したとしても、やはり古いもののゆがみに引っ張られて新しい材料も斜めになってしまうんです。例えば外壁の金属系サイディングでいうと、下地にゆがみがあると、新しく貼ったあとにボコボコとしてしまうんです。でも経年による建物のゆがみは避けられないので、よりきれいに仕上がるように努めています」

また、外壁修理と同時工事になることが多いのが雨樋(あまどい)です。台風や豪雨の直後は雨樋のみの工事問い合わせも多く、現地にて全ての交換か部分修理かを判断します。

「昔のブリキタイプの雨樋だと、経年で明らかに錆や穴あきで機能していないこともあります。その場合は部分的な修理はできないので新しいものに交換する提案をします。あと、雨樋は廃盤がけっこう多く、部品取り寄せが難しいこともあるんです。そんなときも新しいものに全て交換させてもらっています。この辺りは雪の量が少ないので、雨樋が雪害で壊れることはあまりなくて、経年劣化による交換や修理がほとんどです」

宮城県岩沼市の外壁工事の特性について尋ねました。岩沼市は宮城県内でも積雪が少ない地域だといいます。滅多に積もらない雪が積もったときは、職人の安全を考慮し作業を休むそうです。また、沿岸部では金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)を使うと潮風の影響を受けるため、ステンレスなど錆に強い材料を勧めています。

「岩沼市は滅多に雪が積もらないんです。仙台空港があるんですが、気候が安定しているから岩沼市に空港をつくったという話を耳にしたことがあります。仙台市は降ってるけど、岩沼市は降っていないということも頻繁にあるんですよ。なので、通年で暮らしやすく、住宅工事の計画も立てやすい地域でもありますね」

※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法

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MESSAGE 問屋業をルーツとした豊富な知識で、お客さまの要望をかなえる外壁材の選定を

有限会社千葉商店

施工後の保証について、千葉商店ではご要望があれば屋根材メーカーが発行する保証書を発行しています。工事実績の蓄積に伴い、将来的にはハガキによる定期点検のご案内も計画中とのことです。

「定期点検の案内DM送付なども今後実現したいと思っています。ただ、保証期間や定期点検を待たずとも、施工直後に何か気になる点や不具合を発見したら、遠慮なくご連絡ください。すぐに駆けつけます」

最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「千葉商店は問屋業がルーツです。材料に関する知識と施工技術には絶対の自信があります。特定の材料をご希望でしたら、ぜひお聞かせくださいね。金属系外壁、瓦から金属屋根まで、また工場から住宅まで、住宅に関わることでしたらどのようなご相談でも承ります。お問い合わせ、お待ちしております」

取材中、ユーモアあふれる回答で場を和ませてくれた千葉さん。「御社のアピールを」とお願いしたところ「特別なことなんて、何もないんですよ」と頭をかいていたのが印象的でした。基本に忠実な全ての作業が千葉さんや職人にとって「当然のこと」であり、高い技術を息をするように日々使いこなしているのです。千葉商店であれば、あらゆる屋根の課題に確実に対応してくれると、そう感じた取材でした。



(2025年7月取材)

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取材後記

有限会社千葉商店

若手が安心して働ける環境を

「職人には適切な休みを取らせた上で仕事を覚えてもらい、その対価をきちんと払う」
これが千葉さんの働き方に対する考えです。有給消化を推進し、資格取得を応援して昇給につなげる制度もあり、それをぜひ使ってほしいとも話していました。とりわけ印象的だったのは、DX導入で全体の仕事が見えるよう整備し、忙しい現場へ効率的にヘルプを送れるシステムを整備中とのこと。若手職人が学びやすく、なおかつ働きやすい環境をつくるための大事な取り組みだと感じました。

成長はキャリア形成の第一歩!

千葉さんは自衛隊出身。若い頃に鍛えられた精神が、「挨拶ができない人は仕事もできない」という厳しい考えに基づいているのかもしれません。でもそれは単に厳しいだけではなく、それが職人の成長に繋がると真剣に考えているから。周囲と気持ち良くコミュニケーションが取れる若者には、教えたい、そして世話をしたい人が寄ってくるものです。千葉商店は採用活動に積極的な会社です。若い人にとってこれほど安心して働ける会社はないと、そう感じた取材でした!

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(有限会社千葉商店)

一番の強み 問屋業で培った豊富な材料知識と屋根工事業としての高い施工技術を生かして、お客さまの要望に合った工事を提供できるところ
会社名 有限会社千葉商店
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:12名
建設業許可 屋根工事業(宮城県知事許可(般―2)第22409号)
保有資格者 二級かわらぶき技能士:1名
巻上げ機運転者:3名
丸のこ等取扱従事者:2名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:4名
石綿作業主任者:1名
足場の組立て等作業主任者:4名
玉掛作業者:3名
ものづくりマイスター(かわらぶき):1名
研削といし取替試運転作業者:1名
一般建築物石綿含有建材調査者:1名
小型移動式クレーン運転技能講習:2名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
対応エリア

東北地方

アフターフォロー体制 AIG損害保険株式会社の事業賠償・費用総合保険に加入しています。
何かあればご連絡ください。すぐに対応いたします。
代表者 千葉 輝彦
代表者経歴 有限会社千葉商店 代表取締役
宮城県瓦葺き技能士会 所属
1998 年3月:東浦町立東浦中学校 卒業
1998年4月:愛知県立東浦高等学校 入学
2001年3月:愛知県立東浦高等学校 卒業
2001年4月:陸上自衛隊 入隊
2008年3月:陸上自衛隊 除隊
2008年4月:有限会社千葉商店 入社
2015年4月:有限会社千葉商店 代表取締役 就任
所在地 〒989-2423
宮城県岩沼市押分字南谷地32-3 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日 7:30~17:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
屋根工事の依頼も可能です。有限会社千葉商店の「やねいろは」掲載記事はこちら