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お客さまが納得できるまで親身に相談に乗ってくれる外壁工事店
株式会社安藤板金工業
福島県
福島県板金工業組合
株式会社安藤板金工業
福島県郡山市三穂田町の株式会社安藤板金工業は、金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）や金属屋根の施工を中心に、雨漏り修理や雨樋修理、シーリングなどの簡易的な外壁修理も行っています。創業は１９３５年、現在四代目となる代表が、若い職人と共に活躍する工事店です。
工事店の想い
PERSON 先代の反対も覚悟の上、代替わり後に法人化を実現。代表としての責任の重さを痛感した
「小さい頃から現場に遊びに行って、父が仕事をする様子を見て育ちました。『お父さんかっこいいな。僕もやってみたいな』と思って見ていたので、中学くらいまではずっと自分も板金業に入るつもりでいたんです。でも高校生くらいになると、結構興味って移り変わりますよね。僕は小さい頃からずっと剣道をやっていたんだけど、高校では音楽を始めたりして、考え方も色々変わっていったんです。将来の仕事についても、車が好きだったので車関係の仕事がしたいと思い始めました」
しかし当時は就職氷河期だったため、安藤さんは「就職活動は困難な道になるだろう」と感じ、ひとまずお父さんの会社で働こうと考えました。中学生の頃にも作業を手伝ったり、高校生になるとアルバイトとして屋根を葺いたりしていた安藤さんですが、先代の意向ですぐには家業に入らず、知り合いの板金工事店に修業に行くことになりました。
「修業に行ってみたらその工事店は本当に厳しくて、高校生の頃に手伝っていた時とは全然違う、仕事としてやることの大変さを痛感しましたね。昭和の教え方だから『見て覚えろ』だし、失敗すれば毎日怒られるし、物が飛んで来たこともありましたよ。見よう見まねでどうにか覚えていって、３年後家業に戻りました」
経営については先代と意見が食い違うところもあったため、安藤さんは代替わりの際に思い切って法人化し、設備投資をしたり雇用体制を整えたりしたいと考えました。お父さんに反対されたら、全くの０から始めようと思っていたほど覚悟の上で相談しましたが、実際は意外にもすんなり『やってみろ』と背中を押してくれたそうです。
「代替わり後に苦労したのは、やっぱり責任の重さですね。会社の売上にしてもスタッフの安全面にしても、何かあれば全て代表である自分の責任です。これが最初はすごくきつかった。でも幸い、同世代の大工さんと仲良くしていたりして色々な繋がりがあったので、受注は多く、仕事に困ることはありませんでした。相談できる人もいたし、本当に周囲の人に恵まれたなと思っています」
「断るのが好きじゃない」と話す安藤さんは、難しい要望だとしても、頼まれたらどうにか実現できないかをとことん考えます。試作や練習を重ね、できるだけお客さまの要望を叶えるための努力をするそうです。今後は現在の施工クオリティを保ちながら、着実に一人ずつ若い人材を成長させ、会社を大きくしていきたいと展望を聞かせてくれました。
WORK 見積りは何パターンでも作成可能。お客さまの悩みに対し良い提案で応えたい
「家の工事はお客さまだけではわからないことも多いと思うので、どんどん悩んでどんどん相談してほしいですね。見積りは、うちは何パターンでも承っています。これまでに一番多かったのは１０パターンでした。気を遣って一つに絞ろうとするお客さまも多いんですけど、悩んで考えてお客さま自身で決めていただくのが良いと思うので、うちはいくつでも大丈夫なので遠慮せず言ってほしいと思います」
カバー工法（※１）での外壁リフォームの際に色で悩んだお客さまの案件では、なるべくイメージしやすいように外壁材の現物を何枚か持参し、実際に既存の壁に当てながらサッシの色と合うかなどをお客さまに見てもらいました。外壁は色味や凹凸で雰囲気が変わるため、写真ではなかなかイメージしにくいのだそうです。そして真っ白の外壁を検討していたお客さまに、安藤さんは「どこか一部でもアクセントを入れると良い」とアドバイス。結果的に玄関とベランダのくぼんだ部分だけを木目調にすることで全体の印象ががらりと変わり、お客さまにも大変喜ばれたとのことでした。
「築１５年ほどのアパートについて、雨漏りの相談がありました。２～3回屋根の雨漏り修理をしたけど止まらないということで調査してみると、屋根ではなく外壁が原因だったんです。地震の影響で外壁全体にひびが入っていたんだけど、本来外壁にひびがあって水が入ったとしても、内側に通気シートがあるから簡単には雨漏りにはならないんですよ。それが何度も漏れているなら、これは下地の処理がうまくいっていないのだろうと思いました。であれば、カバーをしてもまた同じ状態になる可能性もあるので、外壁を一度剥がして、下地からやり直した方がいいと提案しました」
内部を見てみると案の定、下地が逆に重なっていたりテープ処理をしていなかったりと良くない状態でした。通気シートを剥がして中の腐ってしまった木を補修し、新しい通気シートを張ってからサッシ周りの防水処理をして新しい金属サイディングを張っていきました。部分補修だったため、既存外壁との境目部分をどう納めるかに苦心したと安藤さんは言います。修理した部分が目立たないよう、自然な雰囲気になるように工夫したそうです。
「雨樋修理の依頼では、大雨の時に水が溢れてくるという問い合わせが多いですね。ごみや物が詰まって原因になっていることもあるので、そういう時は掃除だけで解決する場合もあります。あとは雪の影響もあるかな。雨樋を留める金具のピッチが狭いと雪の重みに耐えられなくなってしまうので、間に新たに金具を入れて強度を上げる施工をしています」
福島県郡山市の外壁工事について尋ねました。郡山市の山沿いは風が強い地域で、屋根はビスの間隔の調整など対策が必要ですが、外壁はあまり影響を受けないそう。また雪の量もそれほど多くないため、外壁は通常の施工方法で問題ないとのことでした。
※１ カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
MESSAGE 人材育成やスタッフの働きやすさなど、体制を整えてより良い会社に
安藤板金工業の人材育成は、丁寧に時間をかけて教えるのがモットー。安藤さん自身が修業時代に「見て覚える」しか術がなくとても苦労したため、今の若い世代にはまずしっかりと説明した上で、それからわからなかったこと、自分では出来なかったことを聞きに来るように伝えています。現在、先代が職業訓練校の課長を務めているため、安藤板金工業で働きながら訓練校で学ぶ選択もあると教えてくれました。
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「工事で大事なのは、見た目を良くするだけじゃなくて、１０年でも２０年でも部材が傷まない限り長く持つような方法で施工すること。家は一生ものの買い物なので、その意識を常にスタッフ一人ひとりがしっかり持ち、責任ある仕事をしていると自負しています。完工後は板金組合の保証の発行も可能ですし、何か心配があればすぐに伺うのでご安心ください。お問い合わせ、お待ちしています」
取材中、お客さまにとってどういう存在になりたいかを尋ねると、「何でも話せる、親しみやすい工事店」と答えてくれました。板金だけではなく、建物のことなら何でも相談に乗ってくれるそう。お客さまが些細なことでも話しやすい雰囲気にしてくれているのだと感じました。
（２０２４年１月取材）
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取材後記
株式会社安藤板金工業
次世代に繋ぎたい職人のバトン
安藤さんは現在福島県板金組合青年部の部長を務めていますが、最近は若い部員が減っているのが悩みの種だと言います。同業者に会った時には飲み会に誘ったりして青年部の紹介をするなど、積極的に部員を増やす活動をしているそうです。また組合で幼稚園の看板を彫ってプレゼントした時には、「僕、将来板金屋になる！」と言ってくれた男の子もいたのだとか。まだまだ先の話ですが、その男の子がいつか青年部に入ってくれたら素敵ですね！
自分以外の誰かのために
安藤さんは、長く家業を手伝っていたお母さんに早く楽をさせたいという気持ちがあったため、修業期間３年で家に戻りました。でも本来であればもう少し長く勤め、修業先の工事店に恩返しをしたいと考えていたそうです。修業先の社長は「第二の親」と言えるくらい今でも付き合いが続いていて、何かあれば二つ返事で手伝いに行きたいと話していました。安藤さんは常に「誰かの助けになりたい」と考えて行動している人なんだと感じました。
外壁修理・外壁リフォーム事例（株式会社安藤板金工業）1件
外壁工事のクチコミ評価（株式会社安藤板金工業）1件
総合評価
5.00
| コミュニケーション |
5.00
|
|---|---|
| 工事の技術 |
5.00
|
| アフターフォロー |
5.00
|
| 提案力 |
5.00
|
| 価格の満足度 |
5.00
|
| マナーの良さ |
5.00
|
| 清潔感 |
5.00
|
新着クチコミ
5.00
ユーザーからのコメント
ありがとうございました。
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工事店プロフィール（株式会社安藤板金工業）
| 一番の強み | お客さまの力になりたい一心で、難しい要望でも柔軟に考え実現方法を探しだし施工できるところ |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社安藤板金工業 |
| 対応工事 |
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 | 役員：３名 社員：５名 |
| 建設業許可 | 屋根工事業、板金工事業（福島県知事許可（般―１）第３３４６０号） |
| 保有資格者 | 一級建築板金技能士：４名 二級建築施工管理技士：２名 丸のこ等取扱従事者：１名 研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育：１名 高所作業車運転者：５名 職長安全衛生責任者：６名 石綿取扱作業従事者：２名 足場の組立て等作業主任者：２名 玉掛作業者：５名 職業訓練指導員：２名 |
| 特徴 | リフォーム業 外壁工事業 左官工事業 |
| 対応エリア |
東北地方
関東地方 |
| アフターフォロー体制 | AIG損害保険の事業賠償・費用総合保険に加入済です。 ご希望がございましたら金額・施工内容に応じて保証書を発行します。 何か不具合などございましたら、迅速に対応いたします。 |
| 代表者 | 安藤 栄二 |
| 代表者経歴 | 株式会社安藤板金工業 代表取締役 三穂田町商工会 所属 １９９６年３月：郡山市立三穂田中学校 卒業 １９９６年４月：福島県立郡山北工業高等学校 入学 １９９９年３月：福島県立郡山北工業高等学校 卒業 １９９９年４月：有限会社桑原板金工業所 入社 ２００２年３月：有限会社桑原板金工業所 退社 ２００２年４月：安藤板金工業所 入社 ２０１４年４月：株式会社安藤板金工業 設立 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒963-0126 福島県郡山市三穂田町山口１７ 大きな地図で見る |
| 営業時間 | 毎週月～土曜日 ８：００～１７：００ |
| 定休日 | 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休（ゴールデンウィーク）、夏季休業（お盆休み） |
| 備考 | ２０１５年４月：福島県板金工業組合 青年部部長 ２０２２年４月：三穂田町商工会 青年部副部長 |
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