外壁修理も屋根修理も。高い技術と厚い信頼が代々受け継がれる工事店
有限会社藤原板金工作所
有限会社藤原板金工作所は外壁塗装・外壁リフォームに加え、金属系サイディング(ガルバリウム鋼板外壁)、屋根塗装、雨樋工事など幅広く対応できる岡山県倉敷市の創業50年を誇る工事店です。代表を務める藤原さんは岡山県板金工業組合の専務理事も務めた実績があり、技術と人柄の両方で信頼を寄せられています。
工事店の想い
PERSON
三代の伝統にあぐらをかかずにまい進する。地元のお客さまや同業者に愛される工事店に
有限会社藤原板金工作所(以下、藤原板金工作所)は、岡山県倉敷市藤戸町に位置する老舗の工事店です。代表取締役を務める藤原昌也さん(以下、藤原さん)の祖父の代から、三代に渡りこの地で住宅工事をしてきました。
創業当初から続く板金工事にはじまり、いまでは外壁塗装や外壁修理、内装リフォーム、雨漏り工事や屋根の張り替えなど、住宅修理とリフォームに関する幅広い内容を手掛けています。どんな要望にも対応できる工事店として、地元住民から厚い信頼が寄せられています。
藤原さんは、小さな頃から祖父と父が事業を大きくする姿を見て育ちました。
「祖父が現役の時代は、1人で板金を叩いて雨樋(あまどい)を作ったり、それをバイクで運んだりして施工を引き受けていました。『藤原板金工作所』の設立は父が祖父の跡を継いでからで、新築物件の外壁や屋根の工事も手掛けるようになり、事業を拡大したんです。私は、従業員が増え会社が大きくなる様子を見て育ちました。私が高校生の頃から藤原板金で働いている方が、今でも職人として現役で活躍している姿は、『ありがたい』としか言いようがないです」
3人兄弟の長男として生まれた藤原さんは、幼い頃から漠然と家業を継ぐと意識していたと言います。
「小学生の頃は、水泳に熱中していました。水泳競技会では、勝つための方法を考えて練習を重ねる根気を学びました。家業を手伝い始めたのは、中学生になってからです。自然と、いつか事業を継ぐと考えていました」
高校在学中は家業の手伝いに励み、職人たちともすっかりなじみました。そのため、卒業時には家業継承を踏まえた進路を真剣に考えていたそうです。
「家業を継ぐのなら、建築全体の知識が必要になります。それで、高校卒業後は勉強も兼ねて総合建設業の企業に入社したんです」
土木関連の仕事で経験を積んだあと、工場勤務に異動となった藤原さん。やりたい仕事の方向性とズレを感じて異動のタイミングで退職し、家業を継ぐために藤原板金工作所に戻ることを決意しました。現在では、長年働く職人さんたちと、藤原板金工作所を切り盛りしています。
「祖父の代から続いた会社です。これまでこの地で築いてきた信用を守り育てていきたいですね」
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WORK
現場で培った知識と経験を基に工夫を凝らし、お客さまが納得・安心できる施工を追求する
岡山県倉敷市藤戸町の有限会社藤原板金工作所は、外壁塗装・外壁修理に加え、屋根塗装・カバー、鉄骨工事にお風呂やトイレの取り換えまで、幅広く対応しています。
三代続く工事店の強みは、高い機動力と柔軟な対応力です。社員数が多いため、大規模な外壁リフォーム・外壁修理の施工にも十分な人数の職人を割り当てられます。
「必要があればパートナー会社に手伝いをお願いしています。急ぎの工期の相談に乗れますし、住宅の修理・リフォームについて多様な要望に対応可能です」
何十年も同じ地域で事業を営めるのは、この土地を熟知しお客さまとの縁を大切に育んだからだと藤原さんは言います。
「外壁工事をきっちり行うのはもちろん、仕事の基本姿勢を大切にしています。たとえば、挨拶。大きな声ではっきりと挨拶するのが当社の習慣です。特に若い社員には、現場で作業に没頭するだけでなく、積極的にお客さまとの雑談の輪に加わるよう勧めています。ただ、話すのが苦手な若手もいるので、そういった場合には、率先して片づけを行ったり、できることを探したりしろと教えています。たったそれだけでお客さまからの印象が良くなったり、現場のチームワークが滑らかになったりしますから」
また、実際の現場では、職人たちに時間厳守を徹底。時間にルーズだと現場のチームに迷惑がかかるだけではなく、工期がずれ込むなどお客さまにも影響があります。
「まずは朝の時間を守ること。これに尽きますね。朝7時に出社し、8時から現場で作業を開始する。1分1秒の時間の厳守が、スケジュール通りの施工に繋がるんです。住宅工事は天候との戦いでもあるので、季節によっては天気が崩れることも想定して現場の時間配分を考えるのが、管理者としての腕の見せ所ですね」
品質にこだわる姿勢は、雨漏り工事にも共通しています。特に他社が施工した雨漏り修理は、丹念に調べるそうです。
「水が外壁や屋根のどこから漏れているかは、家を調べてみないと原因がわかりません。以前あった雨漏りの事例は、ゲリラ豪雨のたびに水が漏れるというものでした。通常であれば屋根の軒と軒がぶつかる部分でせき止められる雨が、短時間に大量の水が流れ込んで溢れたんです。このときは、構造自体を変える必要があったので、屋根を切って深さを出した後、さらに板金加工することで雨漏りを止めました」
お客さまへ工事内容をわかりやすく説明するため、工事前・工事中・工事後に現場の撮影を欠かさないといいます。写真で施工状態を詳しく説明でき、お客さまも安心されるそう。
また、地域によっても施工を使い分けています。岡山県は南北に広い地域で、藤原板金工作所の対応地域でも北と南では冬場の施工が少し違ってくるそうです。
「山側である北は積雪が珍しくありません。当然、朝晩の冷え込みも海側より温度差があるので、塗装面が乾く前に結露しないよう作業時間を考慮します。海側は潮風対策ですね。錆(さび)に強い材料を提案することが多いですね」
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MESSAGE
勤続40年以上の職人の技術力と若手のパワーで、様々なご要望に柔軟に対応
藤原板金工作所では、お客さまのご要望にあわせて保証書を発行。アフターサービスとしては、不具合の連絡に随時柔軟に対応しているとのことです。
「私自身、株式会社全日本建築板金保証センターの検査員を勤めています。自社はもちろん、他の工事店の外壁塗装・外壁リフォームの保証書を発行する役目を請け負っておりますので、検査の目は確かです」
藤原さんは、会社を率いる今でも自己研鑽を欠かしません。過去に全国建築板金競技大会の図面作成で7位に入賞した実績から技術が認められ、岡山県板金工業組合の専務理事も務めた実績があります。そして、藤原さんの元で多くの腕利きの職人が誕生しています。
「当社には、金属屋根組合に永年勤続で表彰された勤続40年以上のベテラン職人から若手職人まで、多数の社員が在籍しています。また、人数が多い分機動力にも優れています。不安があれば、すぐに熟練職人の経験と若手ならではのフットワークの軽さを活かして対応します」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、外壁・外装の不具合でお困りのお客さま、そして外壁塗装や外壁リフォームを検討しているお客さまへメッセージです。
「住宅の小さなお困りごとから、なんでもお気軽にご相談ください。外壁塗装だけでなく、板金屋根や内装リフォームなど、家に関するリフォーム全般を手がけています。気になる点があれば、『こんなことできますか?』とお声掛けいただけると嬉しいですね」
祖父の代から受け継がれてきた技術を継承しながら、次世代の職人を育てていく。そんな藤原さんの姿から、地元愛と仕事への情熱を感じた取材でした。
(2016年10月取材)
(2021年11月加筆修正)
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工事店プロフィール(有限会社藤原板金工作所)
| 一番の強み |
ベテラン職人から若手職人まで多数の社員が在籍していて、機動力に優れているところ |
| 会社名 |
有限会社藤原板金工作所 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:5名 |
| 建設業許可 |
大工工事業、左官工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、熱絶縁工事業、建具工事業(岡山県知事許可(般―1)第17179号) |
| 保有資格者 |
二級施工管理技士(仕上げ):1名
一級建築板金技能士:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁工事業
|
| 対応エリア |
中国地方
|
| アフターフォロー体制 |
ご連絡頂ければ、すぐに対応いたします。いつでもご連絡下さい。 |
| 代表者 |
藤原 昌也 |
| 代表者経歴 |
有限会社藤原板金工作所 代表取締役
1984年3月:岡山県立水島工業高等学校 卒業
1984年4月:児島建設株式会社 入社
1985年3月:児島建設株式会社 退社
1985年4月:藤原板金工作所 入社
1991年3月:有限会社藤原板金工作所 取締役 就任
2002年3月:有限会社藤原板金工作所 代表取締役 就任
|
| 所在地 |
〒710-0133
岡山県倉敷市藤戸町藤戸1820-7
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| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。有限会社藤原板金工作所の「やねいろは」掲載記事はこちら