創業80年を超える歴史と積み上げた実績。強いチームワークで行う外壁工事
株式会社篠はら
富山県富山市柳町の株式会社篠はらは、外壁のカバー工法や張り替え、屋根工事を中心に塗装工事や室内リフォームなど、幅広く施工する住宅工事店です。「人は財産」という考えのもと、スタッフ教育や職人育成に力を注ぎ、チームワークを活かした業務を大切にしています。
工事店の想い
PERSON
サッカーに捧げた熱意を家業へ。鍛えた精神力とコミュニケーション力で、会社へ寄与する
株式会社篠はら(以下、篠はら)は、富山県富山市柳町にある住宅工事店です。外壁の張り替えやカバー工法(※1)、各種屋根工事、塗装工事、さらに内装リフォームなど、住宅工事全般を手掛けています。三代目経営者を目指し、現場、経営の両面で研鑽中の営業部主任、上野直也さん(以下、上野さん)に、これまでの歩みや仕事への想いについてお話を伺いました。
「サッカー漬けの子ども時代、学生時代でした。プロを目指すほど打ち込んだんですが、やはりその道は簡単ではありませんでした。その一方で、子どもの頃から祖父の仕事を見て育ち、いずれはこの会社を継ぐかもしれないというぼんやりした考えは、ずっと頭にあったんです」
歯切れのよい言葉で、入社のきっかけを快活に話してくれた上野さん。「プロを目指す」と言葉で言うのは易しいですが、常に全国大会を目指す強豪チームでプレーをしていた当時の状況を聞くと、周囲からのプレッシャーも相当だったのではないかと想像できます。そんな中、上野さんは「プロになれなかったら、サッカーは大学まで」と決め、大学卒業後、すぐに篠はらへ入社しました。
子どもの頃から夕方の事務所で現場から戻った職人と顔を合わせていたため、入社後はすんなり会社になじんだそう。見習いとして現場へ立った時は、サッカー漬けだった生活が幸いしてか、「外仕事、好きだなー!」と感じたといいます。
現場での仕事を教えてくれたのは、現在、現場の最高責任者でもある上野さんのお父さん。子どもの頃の上野さんにサッカーを熱心に、かつ厳しく指導したのもお父さんでした。現場での指導も、当時と同じだったと上野さんは苦笑します。
「現場でも厳しかったですね。『あ、そんなこともできんのか』というスタンスで来るので、しょっちゅうケンカしました。ただ、息子相手という理由もあったと思いますけどね。でも私も向上心が強い方なので、家に帰ってからも現場で聞けなかったことを話したりして、ずっと仕事の話をしていました。日中は忙しいからゆっくり聞けないんですよ。板金をやるとなった時は、家に板金とハサミを持ち帰って検証したりしてね。プラスアルファになることをやろう、今も昔も、そんな気持ちで過ごしています」
職人として約3年が過ぎた頃、上野さんは会社の方針で営業職への異動を命じられました。現場の仕事が好きだったため後ろ髪を引かれる思いでしたが、営業としてのお客さまとの関わりは、今後、経営者として成長するためにも必要な経験でした。
「営業は、職人と違い圧倒的な技術の差がない職種だと思っています。私は人と話すことが好きですし、あまり仕事が苦になりませんでした。それは現場経験があったからでもあるでしょうね。見積書を作る際も、実際の建物を頭でイメージできるので、どの部分に何が必要かが簡単に浮かぶんです」
上野さんは営業として、すでに現場経験の年数を超えました。現在は通常の業務の他、現場と社内を繋ぐ役割も担っているそう。目線はすでに経営側となり、社内の是正すべき事柄に向き合う日々だと語ります。
「家族としてこの会社を外から見ていた時は、いい会社だなーと、単純にそう感じていました。ただやはり会社の一員となると、良い所ばかり見ているわけにはいきません。例えば、見積りの原価計算はもっとシビアに出した方がよいとか、現場の職人さんの不満をどう改善していくかなど、課題が色々見えてきました」
現在、篠はらが取り組んでいる最大の改革は、減少していく瓦屋根に代わる事業の仕組みづくりをすること。これまでは瓦職人、板金職人の業務に線引きをしていましたが、仕事の境界線をなくし、職人の誰もが同等のレベルで屋根工事ができる体制を目指しています。
「目指すは大谷選手のような二刀流です。瓦職人も金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の仕事ができれば屋根工事店としてより安心できる体制になります。資格取得を促したり、一緒に勉強したり、職人育成のためのよい流れができていると思います」
今後は、施工業者として在籍職人を増やしていきたいと意気込みます。会社としての売上目標が大きいため、そのためには優秀な人材の確保、そして育成への働きかけが不可欠です。
「建設業界は、過酷な仕事というイメージがつきまといます。それらを払拭するために、篠はらでは働きやすい環境を整備し、スタッフを育てていきたいと考えています。僕が経営者になれるか、今は先のことはわかりません。でも、その時が来ても困らないよう、あらゆる取り組みに積極的でありたい、そう考えています」
※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
詳しく見る
閉じる
WORK
職人育成の結果、潤沢な職人数を確保。現場と社内の強固なチームワークを活かした業務を
富山県富山市柳町の篠はら(以下、篠はら)は、外壁修理や屋根修理を中心に、室内リフォームや各種住宅工事、解体工事も手掛ける住宅工事店です。
篠はらの前身、篠原瓦工業株式会社の創業は1951年。篠はらには、1994年に有限会社リーサック(以下、リーサック)という職人育成会社を設立した歴史があります。リーサックは、篠はら代表取締役社長の岩田さん(2026年2月現在。以下、岩田さん)が、職人見習いとして働いた時の経験から、未来の職人候補を潰さないために興した育成に特化した会社でした。
岩田さんが職人修業を始めた時代は、若手が親方や先輩職人のために手足となって働き、修業のために無理難題も受け入れるのが当然だったといいます。岩田さんは歯を食いしばって働きましたが、いつしか、この業界の慣習は若手を育てるには向いていない、篠原瓦工業株式会社が住宅工事に強い会社になるには、育成のためのルートを作らなければいけないと考え、設立したのがリーサックでした。
職人はリーサック在籍となり、篠原瓦工業株式会社の現場で技術を学びながら働きます。月給と賞与を支給し、日曜のみだった休日に隔週土曜も加え、職人が働きやすい環境を整備。無理のない勤務と業務で育った職人たちが、現在は篠はらで親方として指揮を執る立場になっているそうです。
「社長はすごく器の大きい人なんで、だからこそそんな取り組みができたんでしょうね。無駄を無駄と思わず、余力として受け入れる懐の深さを持っている人です。見習いたいところがたくさんあります。人を財産と考えているので、育てた上で社会貢献になればそれでいい、そんなふうに捉えているんです。だからこそ、リーサックのような会社を作ろうと考えたんでしょうね。仕事に対しても、やっぱり大らかなんですよ。社長の立場であっても、前へ出ようとはしない人で、仕事は皆でやっていこう、そんなふうにどっしり構えている人なんです」
建設業界はまだまだ男性中心の風潮がありますが、篠はらでは、ここ数年で着実に女性スタッフが増えています。「篠はらで働きたい」と言ってくれる女性の気持ちを尊重し、適材適所で活躍できるよう体制を整えています。
「チームでのサポート。これに尽きますね。例えば、他の工事店の話で女性の営業スタッフが現場へ行くと出入りの職人さんに『そんなことも知らないのか』と冷たくあしらわれることがあると聞きます。でも、篠はらの現場は社員の職人が多いので、そのような態度をとる人はいません。何でも1人でやれなんてことを言う人もいませんし、現場には営業スタッフ全員で関わる、そんな考えをベースに仕事をしています。女性スタッフに限らず職人もですが、教育、サポート、共に体制が整っているんです」
篠はらには、日々様々な外壁工事の問い合わせがあります。先日は古い蔵の大改修を依頼され、土壁の補修、そして角波の設置、雨漏りしていた屋根の修理、外装の全ての工事を担当したそう。
「漆喰の外壁は、2024年の能登半島地震で大きなクラックが入っていました。土を全て落とし、新しい木下地を入れてガルバリウム鋼板の角波を張り直しました」
外壁工事で多いのは、窯業系サイディングの劣化に対するカバー工法です。築20年ほどでメンテナンスが必要になる外壁材で、多くの住宅で採用されています。外壁は屋根と違い日々目にする場所であるため、お客さま自身からの問い合わせが多いそうです。お客さまのご要望ぴったりの提案をするために、上野さんは見積り前のヒアリングを重視しています。外壁のカバー工法や張り替えでは、パース図でシミュレーションを行い、お客さまがイメージしやすくなるよう心がけています。
「窯業系サイディングは、新築から20年ほどでメンテナンスの時期がきます。問い合わせは、雨漏りやクラックが原因でというわけではなく、外観のためであることが多いです。あとは、ご近所の家に足場が立ち、工事が終わったらきれいになっていたのを見て、それに触発されてメンテナンスの相談をしてみたという事例もあります。現地調査をしたら、細かいクラックがあったり、コーキングの切れが見つかったりすることも多いので、20年ほどで点検するのはお勧めです。窯業系サイディングは塗装とカバー工法での工事が多いんですが、クラックなどの不具合は、塗装してもまたすぐに補修の時期が来てしまうので、ランニングコストを考慮して、篠はらではカバー工法を提案することが多いですね。カバー工法の時はガルバリウム鋼板外壁(金属サイディングは)が好まれます」
また、外壁の雨漏り修理の相談も寄せられます。中には、別の工事店が施工したカバー工法直後なのに雨漏りが止まらないという相談も。その場合の多くは、外壁材は新品でも、サッシは既存のまま。そのためコーキングが古くなり、切れていることが多いそうです。
「外壁の雨漏りは、サッシが原因になっている場合が多いですね。カバーしたのに雨が漏る状態は、だいたい古いサッシのコーキングやパッキンの劣化が原因です。外壁の雨漏り原因を探るのは、屋根よりも難しいと思います。強風の雨の時だけ漏るとか、そんな現場もよく見ますね」
富山県富山市の外壁工事の特性を尋ねました。富山市は冬の気温が低く雪深い地域であり、窯業系サイディングの外壁は凍害で傷みが進みます。表面がささくれて剥がれ、湿気をさらに吸収してしまうため、カバー工法や張り替えで対応します。
「サイディングの凍害は、見ただけでわかります。西日が強く当たる面は他の面よりも劣化が進んでいたりするんです。窯業系サイディングの凍害は、塗装でメンテナンスできないことが多く、上から張るカバー工法を選択なさるお客さまが多いです。ご予算によって、金属系サイディングや角波など提案して決めていただいています。あと、釘打ちしているサイディングは、経年劣化で釘が浮いてきて、見た目でボコボコしているのが多いです。釘が浮くほどの劣化は、築30年から40年の家がほとんどで、ここまで傷みが進むと、塗装ではメンテナンスしきれないので、ガルバリウム鋼板か金属サイディング、どちらかでのカバー工法をお勧めしています。金属系サイディングは断熱材が入っている商品があり、デザインが豊富なので人気ですね」
詳しく見る
閉じる
MESSAGE
外注スタッフと勉強会を行い、情報共有。今後も、お客さまに安心していただける体制を維持
篠はらの工事は、施工して終わりというスタンスではありません。万が一の不具合には迅速に点検を行い、対応策を打ち出します。そして、使用建材によりメーカーの保証書の用意もあり、お客さまのご要望に合わせて発行しているとのことです。
「富山で80年以上、住宅工事に携わってきました。新築時の工務店さんが会社を畳んでいた、どこにメンテナンスの相談をしてよいかわからない、そんな話もよく聞きます。篠はらは、いつでもここにある工事店です。施工後、何か気になることがあったらいつでも連絡をしてください」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「会社としての歴史が長く、大手ハウスメーカーさんとのお付き合いもありますし、その点で信用していただけるのではないかと思います。そして職人が多い分、工期が短くなるのも利点です。職人は社員・外注スタッフ共に現場へ出入りしますが、常にコミュニケーションを取り、勉強会なども行っているのでその点でも、施工店を選ぶ上で安心していただけるのではないかなと。僕は営業としての仕事が主ですが、常に現場を見て完工までしっかり関わるので、お客さまと現場の行き違いを防ぐことができます。スムーズな流れで作業が進むので、ご安心ください」
ここ富山市で80年を超える工事店。富山市の屋根には瓦が大半だった時代から、今は金属屋根のみならず外壁工事、内装リフォームまで事業を拡大しています。そしてどこも人手不足がささやかれているこの時代に、層の厚い職人の在籍。時流に合わせた柔軟な体制が取れるからこそ、職人も篠はらに集まってくるのだと、そう実感した取材でした。
(2026年1月取材)
詳しく見る
閉じる
・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。
・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。
取材後記
株式会社篠はら
仕事へのワクワクが原動力!
上野さん、現在は会社のことで頭がいっぱいだと話していました。でもそれは決して悲観的なものではなく、今後は会社でどう動くべきか、売上を上げるにはどうしたらよいか、未来を考えるとワクワクして止まらなくなるからだそう。若手スタッフへの働きかけも怠らず、わからないことは何でも聞いて解決してほしいと献身的です。リーサック設立の歴史でわかる通り、篠はらには人材育成の基盤が整っています。篠はらで育った上野さんには脈々とその精神が受け継がれていると感じました。
人材豊富な工事店!の篠はら
篠はらの強みのひとつに「職人の頭数」があります。工事店は、人数が多くて困ることはありません。大所帯だからこそ、営業スタッフは仕事を取るために努力し、職人は篠はらの名に恥じない高品質な施工をする。この好循環は、一朝一夕で生まれるものではありません。人材育成のリーサック設立のきっかけになった「人を財産」とする岩田さんの理念は、長い時間をかけて篠はら全体を包み、社員一人ひとりの自己実現のための足掛かりになっていると感じました。
働く上で大切なコミュニケーション
上野さんは、大勢が働く現場ではコミュニケーションが欠かせないと強く語っていました。営業マンとしてお客さまに会うのと同じ熱量で現場へ顔を出し、管理業務の他、職人と話すことも大切にしているとか。現場で生じた職人の不満を、社内へ持ち帰って改善策を検討したり、また逆に、社内から現場への要望を伝えることも。「人と話すのが好きなんです」と屈託なく話す様子に、お客さまにとっても同僚にとっても頼れる人なんだろうと想像しました。
お客さまを何より大事に!
人当たりのよさは、上野さんの天性のようです。お客さまとの打ち合わせ中に「1時間くらい、茶の間のテレビで一緒に甲子園を見たことがあるんです」と言うから驚きです。営業マンは人として惚れられてナンボという気概が、このエピソードからわかりますね。大事な家のメンテナンスやリフォームには、大きな費用がかかります。そして長く住み続けるなら、再度工事をする時がきます。頼むなら、信頼のおける工事店、そして営業マンに!篠はらに頼めば、きっと大丈夫、そんな風に思った取材でした!
外壁修理・外壁リフォーム事例(株式会社篠はら)1件

外壁張り替え(カバー)(取替) / その他塗装(その他)
H.O様 (富山県富山市)
更新日 2026.04.06
before
after
- 建物種別
- 一戸建て
- 価格
- 350〜375万円
- 施工期間
- 20〜25日
一覧を見る
・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。
・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。
工事店プロフィール(株式会社篠はら)
| 一番の強み |
創業から80年を超える実績ある工事店。従業員の人材育成にも力を入れ、お客さまからも親しみを持たれ頼られるところ |
| 会社名 |
株式会社篠はら |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:27名 |
| 建設業許可 |
土木工事業、建築工事業、大工工事業、とび・土工工事業、屋根工事業、板金工事業、内装仕上工事業(富山県知事許可(般-4)第3884号) |
| 保有資格者 |
一級かわらぶき技能士:4名
二級かわらぶき技能士:2名
一級建築板金技能士:1名
二級建築板金技能士:2名
二級建築施工管理技士:1名
瓦屋根診断技士:1名
瓦屋根工事技士:2名
外壁診断士:1名
巻上げ機運転者:8名
丸のこ等取扱従事者:11名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:11名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:12名
石綿取扱作業従事者:6名
足場の組立て等作業主任者:7名
玉掛作業者:10名
二級建築士:2名
宅地建物取引士:2名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁工事業
左官工事業 |
| 対応エリア |
中部地方
|
| アフターフォロー体制 |
AIG損害保険の事業賠償・費用総合保険に加入済です。
ご希望に応じてメーカー保証書を発行します。
その他、完工後の不具合には柔軟に対応致します。 |
| 代表者 |
上野 直也 |
| 代表者経歴 |
株式会社篠はら 営業部主任
2011年3月:富山市立岩瀬中学校 卒業
2014年3月:富山第一高等学校 卒業
2018年3月:北陸大学 卒業
2018年4月:株式会社篠はら 入社 |
| 所在地 |
〒930-0016
富山県富山市柳町1-1-7
大きな地図で見る
|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:30~17:30 |
| 定休日 |
日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。株式会社篠はらの「やねいろは」掲載記事はこちら