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要望実現のため徹底的に考える。理想の外壁工事を目指す職人としての矜持

大和建築板金

奈良県

大和建築板金

大和建築板金

奈良県桜井市東新堂の大和建築板金は、主に金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)・金属屋根の施工や雨樋修理を手掛けています。外壁リフォームは軽微な補修から張り替え・カバー工法まで幅広く対応可能。創業から20年、地域に根差した仕事をしてきた工事店です。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 憧れていた職人になってぶつかった壁。高い向上心で乗り越え一人前に

大和建築板金

奈良県桜井市東新堂の大和建築板金は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の補修や全面張り替え、カバー工法(※1)など外壁リフォームを中心に手掛ける板金工事店です。金属屋根の施工や雨漏り修理、雨樋(あまどい)修理・交換も行っています。ご希望により塗装・防水工事の対応も可能。この道一筋で職人歴30年の、代表の小阪直樹さん(以下、小阪さん)に仕事への想いを伺いました。

「板金工事に初めて携わったのは高校生の時のアルバイトでした。小さい時から身近に職人さんがいたので、仕事をしている姿を何度も見たことがあって。現場で働く職人さんはかっこいいなと憧れながら育ちました。アルバイトで初めて現場を経験した時は、なんてしんどい仕事だろうと思いましたね。でもその頃はまだ『楽して儲ける』みたいな考え方自体がなかったっていうのもあって、『しんどい仕事をするからこそお給料がもらえるんだ』とすごく納得した覚えがあります」

高校卒業後に地元の板金店に入社し修業を開始した小阪さん。そこでは先輩職人もとても厳しく、何かを教えてもらえる雰囲気ではなかったと振り返ります。先輩職人の仕事を手伝いながら見様見真似で必死に仕事を覚えていきました。3年ほどは下積みでほとんど職人としての仕事はさせてもらえなかったそうですが、ある時奈良に台風が来て大きな被害が出たのをきっかけに、その修繕工事のため一人で駆り出されるようになり一人前の職人に成長していきました。

「厳しい環境だったので辛くなかったかと言えばそうじゃないんだけど、それでも『負けてたまるか』という意地だけはずっとあって。『ここで一人前にならなければどこに逃げても同じ』と思い、歯を食いしばって頑張りました。同年代の職人さんに現場で会って、彼らに負けたくないという思いもあったかな。それでその工事店で10年経験を積んで、2005年に大和建築板金を創業しました」

それまで働いていた地域とは少し離れたところで開業したため、取り引きする材料屋さんなど何から何まで変わり、もちろんお客さまもいない状態からスタートだったので、最初の5年ほどはとても大変だったそう。
「特に金銭面では苦労しました。この仕事は材料費や人件費に先にお金がかかるから、安定して仕事がないとまずそこから大変なんです。でも不思議とその時々で助けてくれるキーマンが現れるというか、優しい人に出会えて、助けられてなんとか少しずつ軌道に乗ってきた感じです。特にたくさん助けてもらった恩人の方とは今でも親交があります。その人は僕がしんどかった時に仕事を探してくれたりもして…感謝してもしきれない、本当にありがたかったですね」

小阪さんがこの仕事を選んだ理由の1つに、「形として残るものを作る仕事がしたい」という想いがありました。実際に自分が手掛けた家の前を車で通った時には感慨深く、一緒にいる子どもに「お父さんがやったんだよ」と話したりしていたそう。「子どもはぽかんとしていましたけどね」と懐かしそうに笑いながら、「何年経っても目に見える形でそこにあるというのが建設業の魅力です」と話してくれました。

小阪さんは今後について、「今うちに来てくれている職人さんとこれからも笑い合って仕事をしていきたい。彼らにここに来て良かったなと思ってもらえるような会社にしたい」と話します。2025年現在自社の職人は若手が1人ですが、その他にも専属で来てくれる職人さんがいたり信頼できる協力業者さんがいたりと、様々な繋がりに支えられて仕事ができているとのこと。

「去年体育館の工事をやっていたんですけど、そういう大きい仕事はうちに来てくれている職人みんなでチームになって初めてできることなので、彼らがいなかったら成立しないんです。今後もこうして良いチームで良い工事をしていきたいですね。未経験の子が入った時には会社で資格取得の支援をしたりもしているし、僕が若かった頃に比べれば休みも取りやすくなっているので働きやすい環境になっていると思いますよ。みんなで毎日ポジティブに仕事をしていけるのが何より大事。無理のない働き方で、楽しく変わらずにやっていきたいですね」

※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法

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WORK 工事に対してお客さまが何を求めているのか。事前打ち合わせで念入りにヒアリング

大和建築板金

奈良県桜井市東新堂の大和建築板金は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の施工をメインに、雨漏り修理や雨樋修理・交換も行う板金工事店です。塗装・防水工事などその他の外壁リフォームに関するご相談も承っています。

「僕はいつも、お客さま一人ひとりに合わせた工事を提案したいと思っているんです。一言で外壁修理と言っても、その人が何を優先しているのかは聞いてみないとわからない。価格なのか快適性なのか、長期スパンで考えているのか急を要するのか。だから最初にお話しする時に、お客さまがこの工事で何をしたいかというのをしっかり汲み取って、それを軸に良い提案ができるよう心掛けています」

ヒアリング後、小阪さんはたいてい1~2種類の見積りを作成しますが、それを見てまたお客さまから要望が出てくれば柔軟に変更していきます。見当はずれな見積りにならないように、お客さまの隠れたニーズを引き出して見積りに反映させているとのこと。また、専門用語が多くなりがちな説明も、できるだけお客さまが理解しやすいように気を付けています。

「外壁は張り替えもカバー工法も行っています。最近の工事だと、2つの家がくっついている住宅のうち1つを取り壊すことになり、残った方の家が壁のない状態になってしまうということで、そこに新しい壁を張る工事をしました。築60~70年くらいの古い家でしたね。壁がないところにまずは下地を打ち付けていって、そこに金属系サイディングを張っていきました」

下地から直していく工事の場合、小阪さんは下地部分の修理が終わった時点で一度作業を中断し、どういう工事をしたかお客さまにお話しています。在宅していれば該当の場所を直接見てもらい、不在であれば写真を撮って見ていただきます。外壁材を張ってしまうと内側を確認できなくなってしまうため、お客さまに安心していただくために行っていると教えてくれました。

「雨漏り修理の相談があれば、まず現地調査で漏れている場所を外からと中から見せてもらって、原因になっている箇所を判断しています。原因を見つけるのは結構難しいですね。というのも、僕は雨漏りの原因は1つとは限らないと思っているんです。複合的な要因があって漏れている場合もあるので、1つ直したからといってそれで終わりではなく、別の場所からも漏れてこないか長期的な目で見て考えていく必要があります。しばらくは様子を見ましょうとお客さまにもお伝えしています」

外壁からの雨漏りは、換気扇の縁や窓の縁、外部コンセントや引き込みの線がある場所が原因になるケースが多いそう。要所で板金の役物(※2)をつけて漏れないように手を加え直していくか、コーキングを使い補修しています。既存の役物が劣化して止水できないような状態の場合は、新しいものに交換しているとのことでした。

「うちは雨樋工事も行っていて、新築工事もリフォームの際の修理・交換も可能です。1番多い事例は、古い家の銅の雨樋が劣化して穴が開いてしまい、それをアイアンの雨樋に交換するという工事ですね。ステンレスの雨樋もありますがコストが上がるので、お客さまの予算に合わせて選んでいます。あと雨樋は葉っぱやごみが詰まりやすいので、ご要望があれば清掃も承っています」

奈良県桜井市の外壁工事について尋ねました。桜井市は田園風景の広がる自然の多いのどかな地域。道幅も広く家と家の距離もそれほど近くないので、大きな材料を運んだり家のまわりで作業をしたりするのも特別問題はないとのこと。降雪や台風の被害を受けることも少なく、通年施工しやすい地域だと教えてくれました。

「近隣と距離があるとは言っても、もちろんご迷惑にならないような配慮はしています。お客さまに対してもご近所のお宅に対しても、しっかり挨拶をしたり後片付けをしたり、基本は徹底していますね。うちは施工エリアは地元の奈良県だけど、依頼があれば車で行ける範囲ならどこでも行っていますよ。去年は店舗の工事で、大阪の業者と一緒に福井県や高知県に行きました。小さい工事から大きい工事まで何でも請けているので、遠慮なくお問い合わせくださいね」

※2 役物・・・屋根の役物は防水、端部の固定、外観の印象付けのため先端部や勾配の頂部にとりつける部品

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MESSAGE 「できる方法を考えるのが職人」と言い切る、この道30年のベテランの頼もしさ

大和建築板金

小阪さんに話を伺う中で印象的だったのは、「できないとは言わないようにしている。できる方法を考えるのが職人だから」という言葉でした。お客さまに工事の要望をヒアリングして、特殊な材料を使いたいと言われれば使ったことがないものでも調べて対応し、見積もりを見たお客さまに「もっと安くならないか」と言われれば安くするためにどうすればいいか頭を捻る。さらには、通常の施工エリア外でも依頼があれば足を運んで対応する。すべては「できないとは言わないようにしている」からだと伝わってきます。

「やっぱり職人をもう30年以上やっていますから、そういう考えが染みついているんだと思います。困っているお客さまのところにはなるべく早く駆けつけて不安を解消してあげたいですし、お客さまの思い描くリフォームを実現して喜んでいただきたい。完工後も工事内容に応じて保証書を発行しますので、何かあればご連絡いただければすぐに伺います」

板金の仕事の魅力は何かと尋ねると、小阪さん曰く「1枚の板を色んな形に折って、雨の侵入を防ぐとか、目的を達成するために考えて試行錯誤するところ」。素人考えではそれこそが板金の難しさではないかと思ってしまいますが、小阪さんは「それが楽しいんです。職人の個性も出るし、やりがいを感じられますね」と笑顔で答えてくれました。そんな小阪さんは、意外にも自分のことを不器用だと言います。器用かどうかではなく「結局はその道でどれだけ頑張れるかだけですね」と、仕事への覚悟を滲ませ信念を教えてくれました。

最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。

「僕が思う大和建築板金の1番の強みは、一緒に良い工事を目指して頑張ってくれる仲間がたくさんいることですね。家のリフォームには色んなケースがあるので、板金だけじゃなくて時には大工工事が必要になったり防水工事が必要になったりするんですけど、協力してくれる色んな分野の職人仲間がいるので、できない工事はないんじゃないかなって思っています。多業種のプロフェッショナルの力が結集していますよ。小さい工事から大きい工事まで、何でもお任せください」

また小阪さんは、お客さまに伝えたいこととしてこんな話もしてくれました。
「この仕事をしていてよく思うのは、高齢の方で『もうそんなに長く住まないから(修理は)いいのよ』なんておっしゃる方もいるんですけど、そんなこと言わずにまだまだ長生きするつもりで、もっと家を大事にしましょうよって。たくさんお金を使わなくてもメンテナンスはできるし、そしたら長く持つ可能性もあるんです。せっかくのお家ですから、一緒になにか方法を考えて大事に守っていければいいなと思っています」

取材では、板金の仕事の中では現場での作業が好きだと話していた小阪さん。現場の状況は一つひとつ違うので、何をどう進めていくのが適切か都度考えて動いていくのが楽しいのだとか。「意外と決まった作業ばかりじゃないんですよ」と小阪さんは続けます。板金は工場での加工の仕事もありますが、「どちらかと言えば臨機応変さが求められる現場での仕事が好きだし、得意でもあります」と話していました。一から現場で技術を身につけてきた小阪さんの熟練度、そして現場で考えて瞬時に判断し柔軟に動ける職人さんのすごさを感じたエピソードでした。

(2025年3月取材)

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取材後記

大和建築板金

30年の職人歴に現れる反骨精神

修業をしていた若い頃は、時代のせいもあり、かなり厳しい環境に身を置いていたという小阪さん。それでも「負けてたまるか」という思いで逆境を乗り越えたというお話には感銘を受けました。そこから独立、すでに家族もいる中で大変な状況だったと思いますが、10年勤続したその忍耐力と、20年会社を続けてきたハングリー精神には頭が下がります…!苦労を掛けた奥さんへの感謝の言葉が多かったのも印象的でした。

家族と趣味で息抜き

休日、小阪さんは趣味の釣りをしに仕事仲間と和歌山の海まで出掛けることもあるそう。他にライブ観賞も好きとのことで、友人や家族と、また1人でもよく行っていると教えてくれました。「でも1番の息抜きは家族と遊ぶことかな。美味しいご飯を食べに行ったりね。家族サービスとかじゃないんです、僕が家族と遊びたいんですよ」と照れくさそうに話していました。家族を大事にする、優しくあたたかい人柄が垣間見えました。家族の支えがあるから日々お仕事に邁進できるんですね、とっても素敵です!

お客さまのためにとことん考える

修業時代のお話を伺った際、小阪さんは「ようやく1人で現場に行かせてもらえるようになった時、そこで初めて自分の頭で考えて仕事をするようになり、仕事をしている実感が持てるようになった」と話していました。板金のおもしろさを話してくれた時も「修理のために試行錯誤して色んな方法を考えるところ」と答えていたので、きっと自分の頭で導き出した方法でお客さまのお役に立てることに喜びを見出しているんだなと感じました。だからこそ、お客さまに頼られる工事店になっているのでしょうね!

苦労から学んだ優しさ

小阪さんが独立後に出会った人たちはみんな優しい人ばかりだったそうで、若い頃の苦労を考えれば「世間って実は優しいんだな。ありがたいな」と感じたのだとか。辛い思いをしたら世間を恨んでしまっても仕方がないようにも思いますが、そこでへこたれず、逆に周囲に感謝の気持ちを持てるなんて、小阪さんこそが優しい人なのだとしみじみ感じ入ってしまいました。そんな心の持ちよう、見習いたいものですよね。

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(大和建築板金)

一番の強み 板金の仕事一筋の社長が長年の経験と実績からお客さまに的確なご提案をさせていただき、納得できる施工ができるところ
会社名 大和建築板金
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:2名
建設業許可 板金工事業(奈良県知事許可(般―5)第18313号)
保有資格者 巻上げ機運転者:1名
職長安全衛生責任者:1名
石綿取扱作業従事者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名
アーク溶接作業者:1名
フルハーネス特別教育修了者:2名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
左官工事業
対応エリア

近畿地方

アフターフォロー体制 東京海上日動火災保険株式会社の第三者賠償責任保険に加入済です。
施工内容に応じて保証書を発行します。
気になるところがあればご連絡ください。迅速に対応いたします。
代表者 小阪 直樹
代表者経歴 大和建築板金 代表
橿原市商工会議所 所属
奈良県建築労働協同組合橿原支部 所属
1992年3月:桜井市立桜井西中学校 卒業
1992年4月:奈良県立耳成高等学校 入学
1995年3月:奈良県立耳成高等学校 卒業
1995年4月:地元板金店 入社
2005年3月:地元板金店 退社
2005年4月:大和建築板金 創業 代表 就任
所在地 〒633-0068
奈良県桜井市東新堂685 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日・祝日 8:00~19:00
定休日 日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
屋根工事の依頼も可能です。大和建築板金の「やねいろは」掲載記事はこちら