住宅外壁から橋梁まで。多彩な実績を活かし、ニーズに合ったプロの塗装を
株式会社神崎塗研
福岡県行橋市大字稲童の株式会社神崎塗研は、外壁塗装や屋根塗装、防水工事をメインに手掛ける塗装工事店です。一般住宅から橋梁等の公共物の塗装まで、幅広い塗装技術を備えています。リピーターのお客さまが多く、地域での存在感と信用を地道に築いてきた会社です。
工事店の想い
PERSON
積極的に若手育成!身に付けたスキルは個人の、そして会社の財産になるに違いない
株式会社神崎塗研(以下、神崎(こうざき)塗研)は福岡県行橋市大字稲童に拠点を構える塗装工事店です。木材塗装の他、ウレタン樹脂を使った塗装や防水、壁穴の補修や漆喰の壁、珪藻土やコンクリートの壁、また外壁タイルの塗装や砂壁のリフォームもご要望により対応しています。また、代表は日本塗装工業会の福岡県支部の技術委員長も務めるなどきわめて技術の高い会社です。
代表取締役の神崎哲史さん(以下、神崎さん)は、職人歴30年を超える大ベテラン。日本塗装工業会福岡県支部の技術委員長も務め、若手育成にも尽力をしています。神崎さんは16歳の頃から親元を離れて住み込みで塗装の世界へ。25歳で独立開業し、のちに株式会社として法人化を果たしました。塗装を始めたきっかけや、仕事への想い、そして展望についてお話を伺いました。
「友人が働いていた会社の税理士さんから『塗装店で求人募集がある』と教えてもらい、この世界に入りました。まだ社会のこともほとんどわかっていない歳だったので塗装がどんな仕事かも知らなくて、修業中に世の中のことを知った感じです。昔の職人さんは厳しくてね。『仕事は見て覚えろ』というスタンスで、半年くらいは準備や掃除、古い塗膜を剥がすケレン作業ばかりやっていました。初めて刷毛を持たせてもらった時はうれしくて、休憩時間を忘れて仕事をしましたよ。大変だったけど、やりがいはわりとすぐに感じました。古い家が新築のようになってお客さまに喜んでもらえる。その達成感がすごかったですね」
10年の経験を経て自身の技術に自信を持ち、独立へ。現場応援に呼んでもらうなどして順調な滑り出しでしたが、2000年以降の建設業界の不景気、のちに続いたリーマンショックが影響して元請け会社が倒産する事態になり、苦労が絶えない時期もあったといいます。
「お金の心配ばかりしていた時もありました。一緒に働いてくれている一人親方さんや下請け会社さんがいて、給料は遅らせるわけにいかないので、その時期に借金をしたんです。その後は返済のために死に物狂いでしたね。公共事業にも声をかけてもらえるよう、高速道路の鉄塔を塗るプラント塗装の技術も学んで仕事の幅を広げました。そして10年ほどで全て返済して、それを機に株式会社にしたんです。その時に身に付けた塗装の技術が、今、生きていますね」
苦しい10年、そんな貴重な10年間があったから今がある、神崎さんはそんな想いで今も職人として経営者として奔走しています。職人の資格取得や独立の後押し等、若手育成にも取り組んでいます。技能実習生も積極的に受け入れており、国籍を問わず、将来の建設業界を担う技術者を育てていきたいと前向きです。
「若い人にはどんどん資格を取らせます。スキルが上がれば、本人はもちろん会社の財産にもなりますからね。独立目的も大賛成です。独立後に一緒に仕事をすることもできますし。日本塗装工業会福岡県支部の技術委員長を務めているんですが、今は昔と違い、いかに早く技術を習得できるか、皆でそれを考えています。今後はさらに仕事の規模を広げていきたいです。仕事が継続的にある地域で支社を作ってみたい構想もあります。そのためにはまず若手社員の育成ですし、私も勉強していかないといけませんね」
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WORK
外壁の状態をしっかりチェック。必要な補強を見極めて、塗装に最適な下地をつくる
福岡県行橋市大字稲童の神崎塗研は、外壁塗装や屋根塗装、防水工事を中心に施工する工事店です。一般住宅から公共事業まで対応できる機動力、そして高い技術に揺るぎない自信を持っています。
神崎さんがお客さまへの対応で気を付けているのは、わかりやすい説明です。材料や施工内容は、誰が聞いてもわかるように説明をしています。
「何のための施工か、どういった効果があるのか、それらを説明して十分に話し合い、お客さまが納得できる打ち合わせになるよう努めています。現地調査をした上でまず建物の状況、破損や雨漏りをチェックして、その後にご要望を絞り込んだ上で見積書を作ります。塗装のグレードや種類等、条件を明確にしてから提案しますね」
神崎塗研では、一般住宅から工場まで様々な建物の塗り替えに対応しています。どちらの場合も入念な現地調査を行い、クラック(ひび割れ)や外壁の浮き等の不具合をチェックし、必要な施工を考えます。
「例えば一般的なモルタル外壁。クラックの程度によって補修の仕方は変わってきますが、小さなものはシーリングで補修をしてから洗浄をし、下塗り・中塗り・上塗りと塗装をしていきます。後々のことを考えたら、シーリングからしっかり修理した方が良いですね」
ここ20年ほどでサイディングの住宅が増え、雨漏り修理の相談も寄せられるようになりました。サイディングを使った住宅の雨漏りもまた、つなぎ目のシーリングの劣化によるものが多いそうです。
「先日は、築30年くらいのサイディングの住宅で雨漏れがあり、予算の関係でカバー工法や張り替えではなく塗装でなんとかして欲しいと相談があったんです。最初にかべの繋ぎ目部分のシーリングを撤去し新しく打ち直しました。雨漏りの原因になっていた外壁部分は、傷んで浮いている部分を削り、下地作りとしてアスベストを固める材料でしっかり補強して、下塗り・中塗り・上塗りと塗装していきました。補修で済まないほど傷んでいれば、板金屋さんや大工さんの協力工事店にも相談して、お客さまにとってベストな方法を提案します。でもうちでは公共事業で一般住宅では使われない特殊な塗料を使ってきた経験から、その特性や使い方を熟知したうえで一般住宅にも使うこともあるんです」
福岡県行橋市の外壁塗装工事の特性について尋ねました。行橋市は東側が海、西側が山に面した地域です。海側では塩害に強い材料を提案し、また山側では冬の低温を配慮した工程を考えます。
「行橋市は積雪はほぼないですし、通年で塗装工事ができるエリアです。台風もわりと大きな被害にはならないですね。海沿いでは潮風に強い材料、山側の冬は気温がぐっと下がり塗面が乾きにくくなるので施工をしないようにすることもあります。お客さまのニーズに応えるよう心掛け、必要があればこちらからアドバイスもしています」
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MESSAGE
一般住宅から公共工事、多様な現場で磨いた技術で、お客さまのご要望にそった施工を
神崎塗研では、施工内容により保証書の発行をしています。その他、施工後の万が一の不具合にも迅速に対応しているとのことです。
「仕事には自信があります。神崎塗研ではもう長いことクレームを受けていません。長年の経験と確かな技術で、お客さまの家にとって一番いいことは何かを考えて、提案させていただいています。もし何か不安なことがあれば、ご連絡をしていただければと思います。すぐに点検に伺います」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、外壁塗装の劣化や雨漏りでお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「神崎塗研は、一般住宅から関門橋のような大規模な現場まで施工します。一級塗装技能士の資格を持っているスタッフも多く、私も勉強を続けているので、塗装のほか外壁修理等、様々なケースに対応できるんです。個々のスキルと機動力は強みです。安心してお任せいただければと思います」
勉強熱心で若手育成にも積極的。神崎さんの仕事への姿勢は、これから建設業界を目指す人にとってとても心強いものではないでしょうか。そして若い職人が育ち体制が盤石になれば、お客さまに提供できる工事の幅がさらに広がるはず。会社としての成長がすごく楽しみになった取材でした。
(2024年12月取材)
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工事店プロフィール(株式会社神崎塗研)
| 一番の強み |
多様な現場で磨いた技術で一般住宅から公共工事までお客さまのご要望にそった施工をしているところ |
| 会社名 |
株式会社神崎塗研 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:10名 |
| 建設業許可 |
とび・土工工事業、塗装工事業、防水工事業(福岡県知事許可(般―4)第106853号) |
| 保有資格者 |
一級塗装技能士:4名
有機溶剤作業主任者:5名
鉛作業主任者:5名
巻上げ機運転者:5名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:5名
高所作業車運転者:8名
職長安全衛生責任者:5名
足場の組立て等作業主任者:2名
玉掛作業者:5名
石綿作業主任者:5名
登録建設塗装基幹技能者:3名
ゴンドラ特別教育:5名
特定化学物質等作業主任者:5名
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育:8名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
屋根塗装工事業
樋塗装工事業
外構・エクステリア工事業
内装仕上工事業 |
| 対応エリア |
中国地方
九州地方
|
| アフターフォロー体制 |
あいおいニッセイ同和損保の第三者賠償責任保険に加入済です。
施工内容に応じて保証書を発行します。
またご連絡頂きましたら、迅速に対応させて頂きます。 |
| 代表者 |
神崎 哲史 |
| 代表者経歴 |
株式会社神崎塗研 代表取締役
株式会社アークス 取締役
行橋ロータリークラブ 所属
行橋法人会 所属
イクハスJAPAN事業協同組合 所属
行橋商工会議所 所属
行橋倫理法人会 所属
行橋都ドリーム 所属
1990年3月:築上町立城井中学校 卒業
1992年1月:地元塗装会社 入社
1999年12月:地元塗装会社 退社
2000年1月:神崎塗装 創立 代表 就任
2012年1月:株式会社 神崎塗研 設立 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒824-0022
福岡県行橋市稲童2171-48
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~17:00 |
| 定休日 |
日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
| 備考 |
2021年4月:イクハスJAPAN事業協同組合 理事
2024年7月:日本塗装工業会 福岡県支部 技術委員長
2025年1月:株式会社アークス 取締役
2025年7月:行橋ロータリークラブ 副会長 |
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