外壁カバーから張り替え、塗装、あらゆるメンテナンス工事に強い板金工事店
株式会社高橋工務店
北海道岩見沢市4条東の株式会社高橋工務店は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の工事をメインに手掛ける板金工事店です。外壁リフォーム工事は修理からカバー工法、塗装工事まで対応しており、お客さまのニーズに合った施工が提案できます。
工事店の想い
PERSON
若い頃から板金業ひとすじ。今後は防水塗膜の新素材を強みに新たな分野での実績を
株式会社高橋工務店は、北海道岩見沢市4条東に拠点を構える板金工事店です。金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の張り替えやカバー工法はもちろん、金属屋根の工事にも対応しています。その他塗装工事や屋上防水等、外装に関する多種多様な工事が可能。1953年の開業から、ここ北海道岩見沢市4条東で住宅工事店としての信用を築いてきました。二代目経営者であり代表取締役の工藤豊さん(以下、豊さん)と専務取締役の工藤勝利さん(以下、勝利さん)に、仕事への想いについてお話を伺いました。
豊さんが高橋工務店へ入社したのは1977年。農業高校を卒業してすぐに板金業の修業を始めたそうです。高校時代から高橋工務店でアルバイトもしており、仕事の全てが新鮮だった記憶があるといいます。
「高橋工務店は、私の妻の実家なんです。高校時代からお付き合いをしていて、そのまま家業へ入って結婚しました。未経験のことばかりだったので、アルバイトをしていた時から仕事は面白かったです。でも仕事をしていくうちに冬と真夏の現場の過酷さを知ったなあ。仕事を覚えるのはやはり大変でしたよ。道具だけでも300種類以上の数があるんでね。でも大変ではあったけど、興味を持ってわりと面白く仕事をしていたんじゃないかと思います。職業訓練校の板金科にも通って、色々経験させてもらいながら仕事を覚えました」
経験を重ねて技術を磨き、先代から1991年に専務取締役、2017年には代表取締役を任されました。その当時、まわりの工事店が次々と代替わりを始め、先代も会社の若返りを図るために豊さんに代表取締役を託したのではないかと豊さんはいいます。
「社長をやれと言われたのは、ある日突然だったんです。そろそろかなとは思っていたんですが、朝突然『話がある』と言われて『変わるからな』と。今思えば、え!って感じでした。お客さまへの訪問はすでに私の担当になっていましたが、銀行との取引等の経営面はわからないことばかりでちょっと大変でしたね。そこは先代にも口添えしてもらいながら、どうにかやってきました」
今後は特殊厚膜防水の素材ポリウレアを扱う工事店として販路を増やし、実績を重ねていく予定とのこと。ポリウレアは板金の上から塗布できる樹脂の防水素材です。豊さんはそのポリウレアを通じて、板金職人と塗装職人が共に仕事をできる環境を整えていきたいと考えています。そのため、若い人を技術後継者として育てていくことも視野に入れ、中型自動車免許や塗装技能士資格等の取得費用の補助、福利厚生の充実を図り、働きやすい会社になるよう努めているとのことでした。
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WORK
全面張り替え、そして塗装。お客さまのご都合に合わせて柔軟に施工できるのが大きな強み
北海道岩見沢市4条東の高橋工務店は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の工事をメインに手掛ける板金工事店です。現地調査を丁寧に行い、建物に合った施工を提案します。
高橋工務店では見積りを早く提出することを心掛けています。カタログや過去の施工写真、施工後のシミュレーション写真を添付し、わかりやすい書類になるようにしているそう。そして、最近は情報収集に長けているお客さまが多いため、豊さんや勝利さんも新商品の建材や最先端の工法をいち早く紹介できるように、日ごろから勉強しています。
「勉強熱心なお客さまが多いです。私たちのホームページに出ている材料や写真もすごくよく見てくださって、外壁材とかをすでにご存知なことも多いです。事前調査で大切なのは、図面をお借りして、構造がどうなっているかを知ること。表には出ていなくても下地で傷みが進んで中で雨漏りをしている場合もあるんですよ。上っ面だけを直すとすぐにまた不具合になってしまうかもしれませんから、根本的な原因を突き止めて直すのが大切ですね」
雪国の外壁は雪害による不具合が多く、外壁のそばで積もった雪に押されてサイディング(※1)が凹んだり曲がったりします。部分交換ができればそうしますが、同じ外壁材を使っても経年劣化の耐色で色に差が出てしまうため、1面全ての張り替え工事を選択するお客さまも多いそうです。
「雪害による傷みで部分張り替えか1面全てを張り替えるか、それはお客さまの好みですね。部分張り替えの場合は同色にせず、わざとポイントカラーのようにすることもあります。また、塗装で済むならそうした方が費用を抑えられる場合もあるので、ご要望に沿って施工を考えますね。経年劣化による外壁リフォームは、窯業系サイディングの張り替えはやはり処分費の負担が大きいので、金属系サイディングでのカバー工法(※2)になることが多いです。窯業系とガルバ(※3)なら、私はガルバの方が丈夫だと思います。うちの社屋はガルバで多分20年くらい経つと思うんですが、今も綺麗で雨漏り知らずですね。窯業系だと水を含んでしまうので、おそらくガルバよりも傷みが進んでメンテナンスが必要だったんじゃないかと思います」
北海道岩見沢市4条東の外壁工事の特性を尋ねました。岩見沢市は雪深くなる地域で、冬の施工は夏と同様にはできません。11月から雪が降り始め、年明けにはさらに積もります。施工ができるのは12月くらいまでで、敷地内の除雪をしながら作業を進めるそうです。また、寒い中で仕事をする現場スタッフへの配慮も忘れません。
「冬は職人の寒さ対策にも気をつけています。暖かい場所を確保しておかないと、体が冷えきって風邪でも引くと大変ですからね。下地が凍ると鉄板が滑り、職人が歩くのも大変なので冬の工事は慎重になります。できれば雪がなくなってからに延ばしたいんですが、納期もあって、やはり何よりお客さまが待っているので、延期の判断のさじ加減は難しいですね」
もう一つ、北海道ならではの塩害の話がありました。岩見沢市は北海道の内陸の地域ですが、海のない町の中で塩害が起こります。それは、冬の道路を凍結させないために撒く岩塩によるもので、塩分が舞い上がり長い時間をかけて金属製の建造物を錆びさせてしまうためです。
「こんな内陸部で塩害?と不思議に思うかもしれませんが、道路凍結防止剤の塩の成分がけっこう残るんです。以前、高橋工務店の70周年記念事業として市のモニュメントの補修をさせていただいたんですね。それは鉄にフッ素樹脂を塗ったモニュメントで、溶接部分が塩害で錆びていて。本来なら彫刻家の方がつくったものなので補修が難しいんですが、作者がお亡くなりになっていたためご家族の承諾を得て、ポリウレアでコーティングしてきれいに補修させていただきました。今後も、会社の周年の節目でこういった地域の仕事を手掛けられたらいいですね」
※1 サイディング・・・セメント製や金属製の外壁材
※2 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
※3 ガルバ(ガルバリウム鋼板)・・・現在板金材料の主流となっているアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板であり、鉄板よりもさびなどに強い
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MESSAGE
創業70年の歴史を背負い、今後は住宅工事と並行して地域事業も手掛けていきたい
高橋工務店では、金属系外壁や金属屋根の施工に保証書を発行しています。その他、完工後の万が一の不具合には迅速に対応しているとのことです。
「完工後、気になることがあればいつでも連絡してください。すぐに点検をして対応策を考えます。高橋工務店が出す保証書は板金組合発行のものです。施工により内容が異なるため、契約時にご確認くださいね」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏り修理や外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「創業70周年を迎えて、社会貢献できる企業になれたらと考えています。さきほどお話した市のモニュメント補修のように、どんどん地域事業に参加していきたいですね。今後も新技術を積極的に取り入れ、強靭化と長寿命化を目標にしながら仕事に取組み、地域密着店として求められる会社であり続けたいと考えています。また、一般のお客さまにもきめ細かな対応を心掛け、現場をしっかり見てお悩みに沿ったアドバイスと提案をしていきたいです。外壁のこと、何でも気軽にご相談くださいね。お問い合わせお待ちしております」
一般住宅から公共の建物まで、幅広い技術力を持つ高橋工務店。さらに板金工事から塗装工事まで対応できる多彩な技術で、お客さまのニーズに合わせたきめ細やかな提案が可能です。しかし、決して現状にあぐらをかかず組織強化に努める工藤さん親子に、エールを送りたくなった取材でした。
(2024年3月取材)
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取材後記
株式会社高橋工務店
先代の大事な教え
高橋工務店は、豊さんが奥さんのお父さんから引き継いだ会社です。豊さんと勝利さんは会社としての躍進を視野に入れて日々仕事に励んでいますが、根底にあるのは先代の「和を大事にする」という素朴な言葉。それは「会社は職人や働く人たちの和をもって作られている」という考えだそうです。それを聞いた時、人の手が欠かせない建設業にとってこれは忘れてはならない言葉だと感じました。経営者、職人、事務スタッフ、どれが欠けても和が凹凸になり、きっと現場は混乱しますよね。
しかし!最先端技術も積極的に
しかし先代の古き良き言葉に重きを置きながらも、会社としての成長を忘れない。それが高橋工務店の強さであり魅力だと感じました。ポリウレアという新しい防水材について積極的に学ぶのは、お客さまのニーズに合わせた施工が提案したいからなんですよね。「人の和」という想いをベースに、お客さまの役に立ちたい、地域に貢献したい、そんな企業人としての強い想いを抱く会社、こんなにも優しくて頼りになる工事店はないのではないかと、そう感じた取材でした!
外壁修理・外壁リフォーム事例(株式会社高橋工務店)1件

外壁張り替え(カバー)(取替) / 外壁修理(取替)
O.H様 (北海道岩見沢市)
更新日 2025.09.11
before
after
- 建物種別
- 一戸建て
- 価格
- 5〜10万円
- 施工期間
- 0〜1日
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工事店プロフィール(株式会社高橋工務店)
| 一番の強み |
創業70年以上の老舗板金工事店で地元に根差しながらも視野を広く持ち、新しい技術も積極的に取り入れ常に前向きに対応しているところ |
| 会社名 |
株式会社高橋工務店 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:16名 |
| 建設業許可 |
土木工事業、建築工事業、大工工事業、左官工事業、とび・土工工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、鋼構造物工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、熱絶縁工事業、建具工事業、解体工事業(北海道知事許可(般―3)第550362号) |
| 保有資格者 |
一級建築板金技能士:1名
二級建築板金技能士:1名
一級塗装技能士:3名
二級建築施工管理技士:3名
有機溶剤作業主任者:3名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:3名
高所作業車運転者:9名
職長安全衛生責任者:4名
石綿取扱作業従事者:4名
足場の組立て等作業主任者:6名
玉掛作業者:4名
職業訓練指導員:4名
一級防水施工技能士(シーリング):1名
一級防水施工技能士(ウレタンゴム系塗膜防水工事):1名
二級建築士:1名
二級土木施工管理技士:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
外壁工事業
左官工事業
屋根塗装工事業
樋塗装工事業
外構・エクステリア工事業
内装仕上工事業 |
| 対応エリア |
北海道地方
|
| アフターフォロー体制 |
東京海上日動火災保険株式会社の第三者賠償責任保険、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の生産物賠償責任保険に加入済です。
またご連絡頂きましたら、迅速に対応させて頂きます。 |
| 代表者 |
工藤 豊 |
| 代表者経歴 |
株式会社高橋工務店 代表取締役
岩見沢商工会議所 所属
岩見沢板金協同組合 所属
1974年3月:岩見沢市立光陵中学校 卒業
1974年4月:北海道立岩見沢農業高等学校 入学
1977年3月:北海道立岩見沢農業高等学校 卒業
1977年4月:高橋工務店 入社
1977年4月:岩見沢地方高等職業訓練校 板金科 入学
1979年3月:岩見沢地方高等職業訓練校 板金科 卒業
1990年9月:株式会社高橋工務店 設立
1991年4月:株式会社高橋工務店 専務取締役 就任
2017年4月:株式会社高橋工務店 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒068-0004
北海道岩見沢市4条東11―4-2
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|
| 営業時間 |
毎週月~第1・第3土曜日 8:00~17:00 |
| 定休日 |
第2・第4土曜日、日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。株式会社高橋工務店の「やねいろは」掲載記事はこちら