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「人にも物にも丁寧に」細やかな配慮と提案でお客さまが納得いく外壁工事を
有限会社倉本建築板金工業
山口県
山口県板金工業組合
有限会社倉本建築板金工業
山口県宇部市北条の有限会社倉本建築板金工業は、金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）や金属屋根工事を施工する板金工事店です。「人にも物にも丁寧に」をモットーに、丁寧かつ迅速な対応、そして高品質な外壁工事をお届けします。
工事店の想い
PERSON 板金業は過酷で、そして面白い仕事。この仕事に就き、改めて父を尊敬するようになった
倉本建築板金工業代表取締役の倉本真広さん（以下、倉本さん）は、この板金工事店の二代目経営者です。先代のお父さんが仕事をする姿を見ながら育ち、高校卒業後に正式に倉本建築板金工業へ入社しました。これだけを聞くと、家業継承者としてまっすぐに進んできたのだと想像できますが、高校生の時には自分の将来について悩んだこともあったそうです。
「夜間高校だったので昼間は父の会社で働いていました。そんな中で将来、どんな仕事をするのか自分の方向性に迷った時期もあるんです。でも仕事をする中で色々な人に会って話して、迷いが晴れました。高校卒業して正式に入社してからは、過酷な仕事をする父のことを改めてすごい人だと思いましたね」
板金業に就いた時は目の前の仕事をこなすだけで精一杯。しかし、経験を積む中で技術が身についてくると、仕事に対する意識が変わってきたといいます。
「自分にきちんと知識や経験が積まれると、自分の技術が家１軒の将来に関わってくるんだという自覚、ものづくりに対する責任を感じるようになりました。僕に主に仕事を教えてくれたのは当時うちにいた先輩職人ですね。見て覚えろが基本体制でしたが、なるべく僕の目線に合わせた指導をしてくれて、すごく助かりました」
倉本さんが先代から代替わりをして代表取締役に就任したのは２０２１年です。建築現場では高所作業に年齢制限を設けているところもあり、先代の年齢が６５歳に近づいた頃に会社を引き継いだのです。
「足場の高所作業に年齢制限があるのは、工場の改装等の大きな現場が多いですね。父にそろそろどうかと打診して引き継がせてもらいました。それ以前から経営者としての意識を持つようにしていたので実作業で大きく変わったことはないですが、それまで意識していなかった部分に意識を向けるようになりました。お客さまへの対応、特に見積りかな。見積りってお客さまにとっては早く受け取りたいものなので、なるべく早い対応を心掛けています」
今後は、お客さまと直接やり取りができる元請けの仕事を増やしていきたいそうです。自社の職人同様、他社との連携も強固にして仕事がスムーズにできるよう体制を整えていきたいと、とても前向きに話していました。
WORK ベテランと若手が意見交換。技術や知識の情報共有がよりよい現場づくりの近道になる
倉本建築板金工業は職人が技術を磨ける環境が整っており、先代の時代には多数の職人を育てて独立開業へ結びつけています。日頃から若い職人たちと技術についてミーティングする場を設け、ベテランと若手で意見交換をすることでよりよい納め方を模索し、会社としての技術力を高めるよう努めているそうです。
「ベテランからの一方的な話ではなく、若手にも意見を出してもらいます。板金の外壁修理は一人ひとり考え方や見る部分が違って納め方にも個性が出る仕事なので、ベテランから言うだけではなく皆で話し合い、そこからまた考察していくという形を取っています」
このようにスタッフ全体でまめに情報共有を行い、お客さまの満足いく施工ができるよう会社全体で努めています。そのため対応工事も幅広く、新築工事からリフォームのカバー工法（※１）、雨漏り修理まで行っています。先日は外壁から漏水が起こっている案件を担当し、原因を突き止めたそうです。
「最近は軒がない建物（※軒ゼロ）が増えてきています。そのためか築６、７年ほどの建物の雨漏り相談がすごく増えてきている気がするんです。雨漏りはまず屋根を疑うんですが、調べてみたら外壁が原因だったということが多くみられます。軒ゼロを新築で施工する時はシーリング（※２）がポイントですね。シーリングを打つと水が抜けない箇所もあるので、打つところ、不要なところをはっきりさせて施工をします。軒ゼロの建物は、お客さまによる高圧洗浄をお勧めしていません。表面のコーティングが取れてしまう恐れがあり、外壁が劣化しやすくなるからです。カバー工法や捨てシーリングといわれる下地の段階で漏水を防止するためのシーリング処理、ジョイントなしの工事など、外壁の金属系サイディングには色々な工法があるのでお客さまとしっかり話し合いをして決めていきます」
倉本建築板金工業には、雨漏り修理の相談も寄せられます。雨漏りといえば屋根からと想像しがちですが、倉本さんが担当する現場は意外にも外壁が原因であることが多いといいます。最近の建物は、外壁内で結露が発生し雨漏りを起こしていることがあるそうです。
「外壁の中で雨漏りが起こり、サッシを伝って室内に水が浸入していることもありますね。その場合、サイディングとサッシをいったんばらして、まわりのシーリングを全て取り除き、防水紙でしっかり補修して直した方がいいですね。シーリングを重ねて表面的に直すのはちょっと難しいかもしれません。部分的にばらすか、全体的に修理するかはその時の状況によりますね。外壁材や屋根材は廃盤になっていることもあるので、その時はお客さまと相談したうえで進めていきます」
山口県宇部市の金属系外壁工事の特性を尋ねました。倉本さんは山口県は災害が少ない地域だと感じているそう。台風や強雨に対する特殊な施工は特にないとのことですが、積雪がある地域では雪害対策が必要です。
「場所によっては積雪がありますね。積雪の重みに耐えられるように雨樋を留めるピッチを増やして対応しています。ただ、最近のゲリラ豪雨への対応は本当に難しいです。普段の施工では対応しきれないくらいの降雨量なので、なるべく雨を受けやすい仕上がりになるよう努めています」
※１ カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
※２ シーリング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
※３ ルーフィングシート・・・屋根材の下に敷く、防水シート
MESSAGE ３０年以上の実績で築いた技術と信用が最大の強み。不具合を改善し安全・安心な住まいへ
「経年劣化による不具合は別途見積りになりますが、施工後すぐの不具合はきちんと点検して修理等の対応をします。点検が必要であればいつでもお声がけくださいね。施工内容によって保証期間も設けているので、詳細は打ち合わせ時に確認していただければと思います」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「施工を担当したら、自分たちの技術や知識を活かし、精一杯の仕事をやらせていただきます。倉本建築板金工業のスタッフは皆、人にも物にも丁寧で、仕事の一つひとつに誠実に向き合います。そういった心がけがお客さまとの信頼関係を築く糧になればいいですね。外壁のこと、何でもお問い合わせください」
この地で３０年以上、板金工事に携わってきた倉本建築板金工業。住宅リフォームは建物構造の知識、材料や工法への知見が不可欠な工事です。積み上げてきたこれまでの実績の厚みに、安心して工事をお願いできる会社だと感じました。
（２０２３年７月取材）
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工事店プロフィール（有限会社倉本建築板金工業）
| 一番の強み | ３０年以上続く社歴のなかで良風はそのままに、お客さまの最新のニーズに応えていく体制ができているところ |
|---|---|
| 会社名 | 有限会社倉本建築板金工業 |
| 対応工事 |
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 | 社員：４名 |
| 建設業許可 | 板金工事業（山口県知事許可（般―３）第１７０８０号） |
| 保有資格者 | 一級建築板金技能士：２名 二級建築板金技能士：１名 建設ジュニアマスター（板金工）：１名 高所作業車運転者：２名 職長安全衛生責任者：１名 石綿取扱作業従事者：１名 足場の組立て等作業主任者：１名 玉掛作業者：２名 登録建築板金基幹技能者：１名 |
| 特徴 | リフォーム業 外壁工事業 |
| 対応エリア |
中国地方 九州地方 |
| アフターフォロー体制 | 三井住友海上の第三者賠償責任保険に加入済です。 ご希望に応じて保証書を発行します。 |
| 代表者 | 倉本 真広 |
| 代表者経歴 | 有限会社倉本建築板金工業 代表取締役 宇部商工会議所 所属 宇部板金組合 所属 ２０００年３月：宇部市立藤山中学校 卒業 ２０００年４月：山口県立宇部中央高等学校 入学 ２０００年４月：有限会社倉本建築板金工業 入社 ２００４年３月：山口県立宇部中央高等学校 卒業 ２０２１年１１月：有限会社倉本建築板金工業 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒755-0802 山口県宇部市北条１－１－１０ 大きな地図で見る |
| 営業時間 | 毎週月～土曜日、祝日 ８：００～１８：００ |
| 定休日 | 日曜日、年末年始休業、大型連休（ゴールデンウィーク）、夏季休業（お盆休み） |
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