地元密着の熟練工が行う確実な外壁工事で、快適な住まいをつくるお手伝いを
峰原建築板金店
佐賀県多久市多久町の峰原建築板金店は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の住宅板金工事を中心に施工する会社です。創業70年で築いた多彩な実績、そして地域密着店ならではの柔軟な対応を強みに、お客さまに寄り添った施工を提案します。
工事店の想い
PERSON
組合の人たちの愛情で根付いた家業継承への想い。今後は板金そのものを普及していきたい
峰原建築板金店は佐賀県多久市多久町にある板金工事店です。金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の新築工事からリフォーム工事まで幅広い住宅工事を施工します。代表の峰原健児さん(以下、峰原さん)は、この工事店の三代目経営者です。家業を継いだ経緯や仕事への想いについてお話を伺いました。
峰原建築板金店の創業は終戦後の1950年。峰原さんのおじいさんがこの地で板金を生業としたのが始まりです。峰原さんのお父さん、そして峰原さん、三代にわたって板金業に携わってきました。ここ佐賀県の板金組合のメンバーは昔からとても仲が良く、峰原さんは子どもの頃から同業の職人さんたちと家族ぐるみでお付き合いをしていたそうです。
「組合の催しにも家族でよく参加していました。ソフトボール大会とかで職人のおじさんたちに会うたびに『板金屋を継げよ』と声をかけられてね。なので小学生の頃から私は板金屋になるんだなと考えていました」
高校3年生まで野球漬けの生活を送り、ポジションはキャッチャーでした。しかし選手の層が厚いチームで試合出場は3年間で5回ほどだったといいます。ただ、その経験が役に立ったこともあったそう。就職試験の面接で「高校時代に打ち込んだことは?」と聞かれた際、レギュラーではなかったことを飾らずに語り、そのことが面接官の心象を良くしたのです。
「一生懸命打ち込んだけど試合には出れませんでしたと、正直に言っただけなんですけどね。『その正直さが良かった』みたいなことを入社後に言われたんですよ。冬は陸上部と一緒に走りこんだりして練習はきつかったですけど、野球やっていて良かったと思っています」
こうして峰原さんは建設会社に入社し、3年ほど現場監督として勤務しました。年の若い現場監督は職人からのあたりが厳しく、仕事の采配に苦労もあったそうです。会社員時代は人間関係を勉強し、さらに「いつでも仕事がある」という会社員としての立場を知ることができて良かったと話します。
「家業に戻ってから感じたことですが、会社員は会社に行けば仕事があるのが当たり前ですが、自営業はそうはいきません。まず仕事を得るために自分が努力しなければならないので、それは自営業の大変なところですね。私は高校卒業してすぐに実家で働くつもりだったんですよ。でも父からダメだと言われて一般企業に就職したんです。実家に戻ったのは母が介護で忙しくなったからなんですが、実はその時も戻ると言ったらまたダメだと言われてね。自営業は仕事の浮き沈みがあるから、苦労させたくないって思ったんじゃないでしょうか。それでも最終的には『継いでくれてよかった』と外で話しているらしいので、良かったのかな」
峰原さんは会社勤めを経て2001年に峰原建築板金店に正式入社し、2015年に代表に就任しました。今後の目標はありますか?と尋ねると「攻めないといけませんね」と力強い回答。三代続く地域密着店として、すでに地元に貢献して知名度も高い峰原建築板金店ですが、峰原さんは「板金屋」の仕事の認知度を上げていきたいと考えているそうです。
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WORK
外壁リフォームから雨漏り修理まで。多岐にわたる対応力がお客さまの安心に繋がる
峰原建築板金店は佐賀県多久市多久町にある、住宅の板金工事を行う工事店です。金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根、その他板金工事全般を行います。地元業者の横の繋がりを活かし、住宅工事全般の窓口となれる間口の広い工事店です。
峰原建築板金店では、既製のガルバリウム鋼板外壁の張り替えやカバー工法(※1)、さらにデザイン性の高い外壁材の張り替えにも対応しています。後者は職人の腕が鳴る工事で、先日はひし形の壁材を1枚ずつ取り付ける現場を苦労しながらも楽しんだそうです。
「その案件はひし形のガルバリウム鋼板を張る工事でした。通常の長方形の外壁材とは違い、慎重に割り付けをしないと納まりが悪くなるんです。普通の壁なら1枚目を付けたらあとはもう並べていくだけなんですが、そのひし形は1枚1枚取り付ける位置を決めないとだめなのでそれが大変でした」
実際の雨漏り工事の例を伺ったところ、杉板の外壁から金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)への張り替え工事が挙がりました。経年劣化で板と板の間に隙間ができ、壁の内側に雨水が入り込んでいる状態だったそうです。
「築40年くらいの家で杉板がボロボロになり雨漏りを起こしていました。昔の家は杉板の下の断熱材に竹を編んで泥を付着させたものを使っていたんですよ。それが劣化していたので防湿シートを張り、さらに昔の施工で胴縁下地(※2)が薄かったので厚めのものに交換して新しいガルバリウム鋼板外壁を張って仕上げました。外壁は人目につきやすい場所ですから、傷がつかないように慎重に施工することが大事ですね」
佐賀県多久市の外壁工事の特性について尋ねました。多久市は盆地のため佐賀県の中では降水量が多く、佐賀県内でも多久市だけで雨や雪が降っている日がよくあるそうです。また、台風の通り道になることもありますが、峰原さんは「二度と行かなくても良い施工をしている」という自負を持っていると胸を張ります。
「昔ほどではないですが、雨と雪が多い地域です。雪止め金具の設置もよくあります。最近はお客さまが工事についてとてもよく調べていらして、お客さまから雪止め金具をと依頼されるんですよ。あと、私のモットーに『二度と行かなくてもいいいよう施工する』というのがあるんです。台風が来ても壊れない施工を心掛けているので安心してください」
※1 カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
※2 胴縁・・・壁の板張りやボード張りなどを受けるための下地部材
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MESSAGE
地域密着店ならではの柔軟な対応で、お客さまへ安心感を運びたい
峰原建築板金店では、工事個所の施工前後を写真に撮っています。完工時にはその写真でお客さまに確認していただいているそうです。
「どのように工事したかを写真で見てもらっています。完工後、万が一何か不具合を発見したら連絡をください。すぐに調査して対応策を考えます」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォーム・外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「私はお客さまに寄り添った施工を考えて提案をします。祖父のやり方を引き継ぎ、安心価格・適正価格でやっているので、他社さんと比較すると少しだけ優しい価格かもしれません。それは地域密着店としての強みです。外壁リフォームや外壁修理をお考えでしたら、ぜひ気軽にお問い合わせください。板金工事以外の住宅工事でも地域の工事店さんをご紹介できます。これはどこで直してもらったらいいんだろうと悩む時は、ぜひ相談してくださったら嬉しいです」
峰原建築板金店は三代続く工事店であり、住宅工事の実績は折り紙付き。さらに峰原さんからは「事業の拡大より地域の工事店が協力し合うことが大事」という話がありました。佐賀県は建設業のひとり親方の多い地域です。人手不足は繋がりを強固にして補う地域社会の在り方を教わった取材でした。
(2023年6月取材)
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工事店プロフィール(峰原建築板金店)
| 一番の強み |
代々続いている板金工事店であり、『二度と行かなくていいように施工する』をモットーに丈夫な施工をしているところ |
| 会社名 |
峰原建築板金店 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:1名 |
| 建設業許可 |
板金工事業(佐賀県知事許可(般―3)第11651号) |
| 保有資格者 |
一級建築板金技能士:1名
二級建築施工管理技士:1名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:1名
石綿取扱作業従事者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名
職業訓練技能員:1名
|
| 特徴 |
リフォーム業
外壁工事業
|
| 対応エリア |
九州地方
|
| アフターフォロー体制 |
何か不具合などございましたら、迅速に対応させて頂きます。 |
| 代表者 |
峰原 健児 |
| 代表者経歴 |
峰原建築板金店 代表
1995年3月:多久市立西奨中学校 卒業
1995年4月:佐賀県立佐賀工業高等学校 入学
1998年3月:佐賀県立佐賀工業高等学校 卒業
1998年4月:株式会社豊栄建設 入社
2001年3月:株式会社豊栄建設 退社
2001年4月:峰原建築板金店 入社
2015年4月:峰原建築板金店 代表 就任
|
| 所在地 |
〒846-0031
佐賀県多久市多久町7238-15
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| 営業時間 |
毎週月~土曜日、祝日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。峰原建築板金店の「やねいろは」掲載記事はこちら