この地で塗装業50年。経験に基づいた確実な塗料の選定で美しい外壁塗装を
上村塗装店
大阪府泉大津市板原町の上村塗装店は、外壁塗装・屋根塗装を中心とした住宅の内外装塗装を手掛ける塗装工事店です。外壁の小さな修理や雨漏り修理にも対応しています。お客さまとのお約束や納期を確実に遂行し、この地で50年にわたり信用を積み上げてきました。
工事店の想い
PERSON
畑違いの業界から結婚を機に塗装業へ。仕事同様、地域活動にも積極的に参加し社会に貢献
上村塗装店は大阪府泉大津市板原町に拠点を構える塗装工事店。外壁塗装や屋根塗装を中心に住宅塗装全般を行っています。木材塗装の他、ウレタン樹脂を使った塗装や防水、壁穴の補修や漆喰の壁、珪藻土やコンクリートの壁、また外壁タイルの塗装や砂壁のリフォームもご要望により対応しています。
上村塗装店代表者の山元昇さん(以下、山元さん)は、元々はスポーツ用品店に勤務していました。自身がスポーツ好きだったこともあり、サラリーマン時代、将来は独立して店を構えたいという気持ちを持っていたそう。
「中学生まで野球少年でした。中学2年でサッカーに転向し、22歳までスポーツ用品店に勤めながら草サッカーをやっていました。いずれ独立してなにか商売をしたいなあとは考えていましたが、まさか自分が塗装職人になるとは、わからないものですね」
山元さんが塗装職人になったのは、実は結婚がきっかけ。当時お付き合いをしていた奥様のご実家が塗装店を営んでいたのです。
「勤めていたスポーツ用品店では公園遊具や体育館の設備の塗装仕事があったので、なんとなく塗装がどういうものかわかっていました。でも、上村塗装店は住宅などの建築塗装、スポーツ用品店でやったのは金属塗装。入社してみたら、道具や塗料が全然違うのでびっくりしました」
1986年に上村塗装店に入社。ここ泉大津市に根差した塗装店であるため、仕事以外の地域活動にもたくさんの誘いがあり、それらにも山元さんは積極的に参加してきました。子どもたちが大きくなるまで、常にPTA役員や地区の世話役をしている20年間だったそうです。
「地元で商売をやっていると、頼まれることが多かったですね。子どもが6人いるので、幼稚園から小学校、中学校、高校まで常に何かしらを引き受けていました。積極的に参加すると楽しいものです。地域のこともよくわかりますしね」
そして1990年、先代から経営を引き継ぎ代表者へ就任しました。現在は息子さんが塗装職人としての修行を始め、一緒に働いています。これまで、技術の高さや信用が大切な下請けの仕事を多くやってきましたが、今後はさらに元請けの仕事も増やしていきたいと意欲的です。
「私が仕事をする上で大切にしているのは、お客さまの要望をくみ取ることです。打ち合わせを丁寧に行い、不安点やご要望をヒアリングします。元請け仕事は、お客さまと直接やり取りができるので、それがしっかり行えるのがいいですよね。息子には、スキルアップのために資格取得を促しています。腕の良い職人を育てて、これからもお客さまの想いを反映させた仕事をしていきたいです」
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WORK
メンテナンスやイメージチェンジに柔軟に対応。お客さまのお好みに合わせた塗り替えを
大阪府泉大津市板原町の上村塗装店は、外壁塗装・屋根塗装を中心とした住宅の内外装塗装を手掛ける塗装工事店です。
外壁の修理で多いのは、コーキングの劣化による打ち替え工事です。築年数を目安に外壁メンテナンスを依頼され、その多くでコーキング(※1)の劣化が見つかります。息子さんである翔太さんから以下のようなお話がありました。
「メンテナンスや塗り替えのご依頼の際に、お客さま自身が外壁の劣化や不具合を意識していることはあまりありません。ほとんどが『築10年経ったから』『ご近所さんが塗り替えをしていたから』などの理由でのご相談ですね。もちろん、メンテナンスが必要な場合は適した修理や塗り替えを提案します。ただ、まだそこまで手を入れる必要がないときは、その旨をお伝えした上で塗り替えについてもご説明します。単に同じ色で塗り直すのではなく、イメージチェンジもできますしね。」
また、外壁の塗り替えは下地処理が大切です。洗浄しただけでは塗料のくっつきが悪いので、上村塗装店では溶剤系のシーラー(※2)を主に使います。溶剤系は臭いが強いものが多いですが、その点はお客さまに事前に説明し了承を得ているとのことです。
「溶剤系シーラーはとても密着度が高くて丈夫なんですが、臭いが強いのが難点ですね。ただ、丈夫で長持ちさせたいのが目的なら、私は溶剤系シーラーをお勧めしています。下地材の密着が悪いと、どんなに良い塗料を使っても美しい仕上がりになりません」
上村塗装店の施工では、15~20年ほどもつと言われているシリコン塗料がよく使われます。シリコン塗料以上に長持ちする塗料にフッ素塗料がありますが、山元さんはコスト面やお客さまの外観への好みの変化を考慮して、シリコン塗料を勧めることが多いそうです。
「多分、30年も同じ色だと飽きてくるのではないでしょうか。それに、やはり15年から20年弱くらいで塗り替えをした方が外壁は長持ちすると思うので、そのような点から、うちではシリコン塗料を勧めています。ただ、最近は屋根をフッ素塗料にしてほしいというお客さまが増えていますね。屋根用のフッ素塗料は外壁用のものより耐久年数が短いので、外壁をシリコン塗料、屋根をフッ素塗料にすると、塗り替え時期はだいたい同じに合わせられるのではないかと思います」
外壁の雨漏り原因になるのは、サッシまわりのコーキングの劣化や、外壁とベランダの繋ぎ目の部分です。塗り替えの際は、その部分を重点的に補修してから下地処理を行います。
「雨漏り修理の相談をいただいたら、まず目視点検で徹底的に調べます。水漏れを起こしている場所のほかに著しい傷みがないかどうか調べ、水の流れで雨漏り原因を突き止めるんです。ただ、雨漏りの原因解明は難航することもしばしばあります。水漏れ箇所で不具合を起こしている部分を一つずつコーキングで修理しないと、判明しないこともあるんです。外観から見てわからない場合は部屋の中に入らせていただき、天井や壁を調査します」
大阪府泉大津市のあたりは、温暖で塗装工事がしやすい地域です。冬の積雪もほとんどないので、1年中外壁塗装工事ができます。ただ、冬場の塗り替え工事には乾燥時間の確保など、注意しなければいけないことがたくさんあります。
「乾く前の塗面の大敵は水分なんです。雨天時はもちろん施工しませんが、冬場の朝晩の冷え込みにも注意しなければいけません。塗料が乾く前に霜や水滴がついてしまうと乾いたときにツヤが出なくなるんです。昔の塗料は表面が乾いても中がなかなか乾かないことがあって苦労しましたが、今の塗料はとても性能がよいので、そういったことがなくなりましたね」
※1 コーキング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
※2 シーラー・・・下地を整えるための下地用塗料
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MESSAGE
施工もアフターフォローもお客さまの安心感第一。納期やお約束を守り、スムーズに完工へ
上村塗装店のアフターフォローは臨機応変。施工後、お客さまが不具合を発見した場合はすぐに連絡をしていただきたいとのことです。
「塗ったばかりで、剥がれや色褪せなどが起こると心配ですよね。私たちは施工後すぐに不具合に繋がるような施工はしていませんが、万が一ということがあると思います。お客さまが気になる箇所を見つけた場合はすぐに対応致しますので、お気兼ねなく連絡をしてください。じつは、このような対応はバブル崩壊直後の生き残りのための対応がいまだに残っています。あのときは本当に仕事がなくて、あの不安感はものすごい経験になっています。なので、上村塗装店のこのアフターフォローの体制は、あの頃に培ったお客さまとのつながりを残すための名残でもあるんです。お客さまの安心感が何より大切だと考えています」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、外壁塗装の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「ここ大阪府泉大津市で住宅塗装50年です。戸建てから集合住宅、ビルや倉庫まであらゆる建物に関わってきたので、建物に適した材料選び、施工提案ならどこにも負けません。また施工期日、そしてお客さまとのお約束を守りながら丁寧な仕事をします。外壁の塗り替えや修理のことなら、いつでも気軽にご相談ください。ご連絡、お待ちしております」
「息子たちに塗装技術を伝授するのが最近の日課ですね」と優しく微笑む山元さん。と同時に、これまでの技術以上に美しく仕上がる塗装方法や修理方法がないかと常に情報収集し、お客さまに喜んでもらうために勉強にも励む日々です。熱心で思いやりのあるその様子に、この職人さんに外壁のことをぜひ相談したいと感じた取材でした。
(2021年11月取材)
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取材後記
上村塗装店
つらい時期を乗り越えたからこそ
奥様の実家の家業を引き継ぎ、良いときも悪いときもあったとおっしゃっていた山元さん。バブル崩壊後は仕事が激減し、上村塗装店を守るために辛酸をなめたこともあったそう。しかし、そのときの苦い思い出が、今の上村塗装店の礎になっています。「何でもやる」が長い年月を経て「何でもして差し上げたい」に変化し、山元さんは日々お客さまのために奔走しています。
関わる人すべてを幸せに
山元さんは打ち合わせでお客さまの想いをくみ取り、心配なくその家で暮らせるよう、施工提案に心を砕いています。会社としての自信の要は「材料選び」。その眼力も、お客さまの暮らしを思ってこそ磨かれたものなのではないでしょうか。適材適所に選定された塗料は、きっと家を長持ちさせます。山元さんの仕事への姿勢は、お客さまも、そして施工会社も幸せになれるに間違いないものだと感じました。
外壁修理・外壁リフォーム事例(上村塗装店)1件

外壁塗装(取替) / その他塗装(取替)
H.M様 (大阪府泉大津市)
更新日 2022.01.14
before
after
- 建物種別
- 一戸建て
- 価格
- 100〜125万円
- 施工期間
- 10〜15日
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工事店プロフィール(上村塗装店)
| 一番の強み |
50年以上の経験に基づいた、建物にぴったりの塗料の選定と施工の提案が誠実にできるところ |
| 会社名 |
上村塗装店 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:6名 |
| 建設業許可 |
塗装工事業(大阪府知事許可(般―29)第138548号) |
| 保有資格者 |
一級塗装技能士:1名
二級建築施工管理技士:1名
有機溶剤作業主任者:1名
高所作業車運転者:2名
足場の組立て等作業主任者:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
左官工事業
屋根塗装工事業
樋塗装工事業
内装仕上工事業 |
| 対応エリア |
近畿地方
|
| アフターフォロー体制 |
施工後、なにか気になるところがあればいつでもご連絡ください。
点検にお伺いいたします。 |
| 代表者 |
山元 昇 |
| 代表者経歴 |
上村塗装店 代表
泉大津商工会議所 所属
1980年3月:泉佐野市立第三中学校 卒業
1980年4月:大阪府立泉南高等学校 入学
1983年3月:大阪府立泉南高等学校 卒業
1983年4月:株式会社オドールスポーツ 入社
1986年3月:株式会社オドールスポーツ 退社
1986年4月:上村塗装店 入社
1990年10月:上村塗装店 代表就任 |
| 所在地 |
〒595-0033
大阪府泉大津市板原5-7-5
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日、祝日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
日曜日、末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
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