技術を活かし、丈夫な外壁塗装施工はもちろん地域貢献にも携わりたい
栗原塗装
和歌山県和歌山市鳴神の栗原塗装は一般住宅の外装塗装全般、防水工事を中心に手掛ける1965年創業の塗装工事店です。「長期間もつ外壁塗装」をモットーに、単に見た目を整えるだけではなく、安心して暮らせる丈夫な外壁・屋根づくりに尽力しています。
工事店の想い
PERSON
最初は消極的だった塗装業界。だが技術を積み重ね、大きなやりがいを感じるように
栗原塗装は、外壁塗装・屋根塗装をメインとした建設塗装全般を行います。木材塗装、ウレタン塗装、壁穴の補修や漆喰の壁、珪藻土やコンクリートの壁、また外壁タイルの塗装や砂壁のリフォームもご要望により対応しています。長きに渡りここ和歌山県和歌山市で住宅塗装に携わり、同業者、そしてお客さまからの信用を築いてきました。
「小学生のときはとにかく外で遊んでいる子どもで、野球もやってました。中学からはサッカーに夢中になっていましたね。プレイヤーをやめてからも、少し前は子どもたちのサッカーチームでコーチとして参加してましたよ。最近はもうやっていませんけどね。体を動かすのは大好きですね」
はつらつとした第一印象の通り、子どもの頃から活発だったという栗原塗装代表者の栗原佳宏さん(以下、栗原さん)。中学校からはバンド活動も始め、スポーツに音楽に多趣味な青春時代を送っていたようです。
中高生時代には、夏休みや冬休みにお父さんの仕事の現場へ手伝いに行き、塗装の仕事がどういうものかを理解していました。しかし高校卒業後すぐには栗原塗装に入社はせず、アルバイトで生計を立て、バンド活動に励んだそうです。
「スタジオの近くにバイト先を見つけて、けっこう真面目にギターの練習に励んでいました。バイト先の人もそんな僕を理解してくれて、充実した生活ではあったんですが、ただ、やはり音楽で食べていくのはちょっと難しくてね。20代のときに父の塗装店で働く決心をしました。」
ですが、栗原さんは、最初塗装業に就くことに積極的ではありませんでした。過酷な屋外作業、さらに厳しい先輩職人から技術を叩き込まれ、修行生活はかなりきつかったそうです。
しかし、仕事を覚えお客さまの喜ぶ姿を知るうちに、どんどん仕事の面白さがわかってきたといいます。「やはり、やりがいを持ち始めると、仕事もどんどん楽しくなってきますね」と栗原さん。
そして栗原さんのお父さんの病気により、2000年に代表者に就任。和歌山県塗装工業協同組合の理事長などを経験し、現在に至ります。現場作業のほか、技能検定員や工業高校での出張授業など仕事は多岐に渡り、そのほか公園の遊具の塗り替えなどボランティア活動にも忙しい毎日です。
「塗装で地域貢献できるならと、ボランティア活動にも積極的に参加しています。協同組合の理事長のときには、協同組合と和歌山県で災害防止協定を結びました。塗装屋は高圧洗浄機を必ず所持しているので、水害後に我々が迅速に動いて片付けができれば、二次災害を防ぐ手立てになるんじゃないかと思ってね。塗装仕事だけではなく、今後は世の中の役に立つ働きかけもしていきたいです」
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WORK
新製品は必ず自社の外壁で試用。塗料の性能を肌で感じてから、お客さまにお勧めする
和歌山県和歌山市鳴神に拠点を構える栗原塗装は、住宅塗装を専門に扱う塗装工事店です。外壁リフォーム・外壁修理に伴う塗り替え、防水工事などを手掛けます。
栗原塗装では、新しい商品は必ず職人が自社で試し、自信をもって勧められる商品だとわかってからお客さまに案内するようにしています。
「塗料は新商品がどんどん出てきます。新発売ってことはメーカーも気合いを入れているんでしょうから、できればお客さまにお勧めしたいですよね。でも、性能も塗り心地もわからないのでは説明のしようがないので、自社の建物を使って試し塗りをしています。遮熱塗料も倉庫の外壁や屋根に塗り、表面温度のデータを取って検証するんです。遮熱塗料を使うと、建物表面の温度は確かに低くなるんですが、室内ではあまり違いを感じないんですよね。なので、独自に数字にして、表をもとに説明をしています」
外壁塗り替えの際に留意しているのは、塗布量の厳守。メーカーがうたう効果を発揮するには、塗料は薄め過ぎても濃過ぎてもいけません。たくさん塗ればその分外壁を守ってくれそうですが、一度に分厚く塗るのではなく、職人の技術で薄い層を何度も重ね、初めて丈夫な塗面になるのです。塗り替え前は、塗面がどんな状態であるかの点検を欠かしません。既存の塗料の剥がれが激しい場合は、全てを剥離してから塗り替えの作業に入ります。
「塗ってしまえば外壁って同じに見えますよね。でも、塗面が長持ちするかは職人の腕にかかっています。手前味噌な話で恐縮ですが、栗原塗装で施工する外壁は、10年ほどでは劣化はさほど見られません。リピートのお客さまから連絡をもらって10年くらいで点検に行っても、まだまだ塗り替えを勧められなくて、そのまま帰ってくることもあるんです。お客さまには喜ばれるので、まあ……いいのかな。そういったことが口コミや紹介に繋がっているとも思います」
栗原塗装では、金属系サイディング(ガルバリウム鋼板外壁)の塗り替えに多色使いを提案しています。数種類の塗料を模様を描くように塗布し、デザイン性の高い外観にするのです。
「最近、この塗り方がよく選ばれています。塗料の多色使いはものすごく豪華に見えるんですよ。メーカー認定の工法で、この塗料での施工は認定店でなければできません。塗り方は特殊で、職人のセンスが問われる工法なので、ある程度慣れた職人じゃないと美しく仕上げるのは難しいですね」
和歌山県和歌山市は積雪もなく、温暖な土地です。夏の高温対策には、住宅の養生シートを2面ずつにして風の通り道を作る工夫をしています。また、冬は朝晩の寒暖差で霜が発生するので、乾燥時間をじゅうぶんに取り、塗面のツヤを損なわないよう気を付けています。
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MESSAGE
職人にとってリピートはこの上ない喜び。基本に忠実な施工で、10年は美しい外壁に
完工後すぐに剥がれや色褪せなどを発見した場合は、連絡をくださいとのこと。アフターフォローも親切・丁寧がモットーです。
「10年以上のもちを想定して施工していますが、万が一、塗面に不具合があれば早急に対応致します。あと、お客さまの町の近くを通る際に外観を見に行ったり、ときにはお声がけしたりする場合もあります。それ以外でも何か相談があれば気兼ねなく連絡してくださいね」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、塗装工事でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや屋根リフォームを検討しているお客さまへメッセージです。
「塗装は基本に忠実に。そしてお客さまの要望を第一に考えて、外壁に必要な塗装プランを提案します。塗装は当たり前のことを丁寧にやると、10年以上はもつ塗面になるはずなんです。丈夫で長持ちしたな、また栗原に頼みたいなとリピートしていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。お問い合わせ、お待ちしております」
栗原塗装は、遠い10年後20年後を見据えた外壁塗装ができる、高い技術と、そして細やかな対応力をもった会社です。これからも頼もしい会社として進んでいかれると確信した取材でした。
(2021年4月取材)
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工事店プロフィール(栗原塗装)
| 一番の強み |
高い技術と機動力のある自社施工が可能で、施工後も問い合わせに迅速に対応できるところ |
| 会社名 |
栗原塗装 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:5名 |
| 建設業許可 |
塗装工事業、防水工事業(和歌山県知事許可(般―2)第3310号) |
| 保有資格者 |
一級塗装技能士:2名
二級建築施工管理技士:2名
有機溶剤作業主任者:4名
鉛作業主任者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:3名
高所作業車運転者:3名
職長安全衛生責任者:2名
足場の組立て等作業主任者:3名
ものづくりマイスター(塗装):1名
職業訓練指導員:2名
ゴンドラ取扱特別教育受講者:2名
登録建設塗装基幹技能者:2名
一級鋼橋塗装技能士:3名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
屋根塗装工事業
左官工事業
樋塗装工事業
外構・エクステリア工事業
内装仕上工事業 |
| 対応エリア |
近畿地方
|
| アフターフォロー体制 |
AIG損害保険株式会社の賠償責任保険と、株式会社住宅あんしん保証のあんしんリフォーム工事瑕疵保険に加入しています。
施工後、近隣を通る際には外観を見させていただいております。
何か気になることがあれば、気軽に連絡してください。点検に参ります。 |
| 代表者 |
栗原 佳宏 |
| 代表者経歴 |
栗原塗装 代表
和歌山商工会議所 所属
1976年3月:和歌山市立日進中学校 卒業
1976年4月:和歌山県立青陵高等学校 入学
1979年3月:和歌山県立青陵高等学校 卒業
1980年4月:栗原塗装 入社
2000年4月:栗原塗装 代表就任
2011年4月:和歌山県塗装工業協同組合 理事長就任
2016年3月:和歌山県塗装工業協同組合 理事長退任
2018年4月:一般社団法人日本塗装工業会和歌山県支部 支部長就任 |
| 所在地 |
〒640-8303
和歌山県和歌山市鳴神18-2
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日、祝日 8:00~17:00 |
| 定休日 |
日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
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