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外壁リフォームと遮熱工事で快適な暮らしを支える、誠実な職人の技と人柄

有限会社新和板金

岐阜県

岐阜県板金工業組合

有限会社新和板金

有限会社新和板金

岐阜県岐阜市島新町の有限会社新和板金は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の施工を中心に、雨樋修理や遮熱工事も行っています。会社は創業70年以上の老舗で、現代表は歴20年を超えるベテラン職人。高い技術力と丁寧な対応で、快適な住まいづくりを支えます。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 幼少期の手伝いから始まった板金職人の道。実践で学んだ技術を礎に新たな挑戦へ

有限会社新和板金

主に金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の張り替えやカバー工法(※1)でのリフォーム、また金属屋根の施工や雨樋(あまどい)修理も手掛ける有限会社新和板金(以下、新和板金)は、岐阜県岐阜市島新町に拠点を構える板金工事店です。住まいの暑さ対策に有効な遮熱工事にも力を入れています。岐阜県板金工業組合青年部の部長も務める、三代目代表取締役の安田秀平さん(以下、安田さん)に話を伺いました。

「小学生の頃から、父が工場で作業するのを手伝っていました。自ら進んでっていう感じじゃないですよ。『ちょっとそこ持ってて』とか言われて、テレビ見たいのになぁなんて思いながら渋々やっていましたね」

幼少期を振り返って笑いながらそう話す安田さん。活発だった安田さんは小学校から高校まで剣道に打ち込み、練習に励む中で自然と忍耐力を身につけていきました。その頃は板金には特に興味がなかったそうですが、成長するにつれ家業を自然と「当たり前」に感じるようになり、高校卒業後は建築会社へ就職。足場屋を経て家業に入り、職業訓練校で板金技術を学びながら現場の仕事も覚えていきました。

「家の仕事と並行して、訓練校で一緒だった仲間から応援を頼まれた現場にも行っていました。まだほとんど経験のない時期だったので、もう見よう見まねでやり方を覚えて。とにかく必死でしたね。でもその会社の社長は『自分で考えてやってみろ』という人だったから、たくさん実践の機会を与えてもらえたんです。おかげで上達したっていうのはあると思います」

2013年に32歳で代表取締役に就任。お父さんの体調不良時も重なり、取引先から「息子なんだから」と背中を押されたのがきっかけでした。それ以前から施工はもちろん、見積りやお客さまとのやり取りなども安田さんが担っていたため代替わりはスムーズでしたが、とはいえ仕事は順調なばかりでもなかったそう。

「いつだったか、業界全体で仕事が薄い時期があったんです。鉄の価格高騰が原因だったかな。数ヶ月仕事がほとんどない状態だったので、それはやっぱり辛かったですね。会社代表としての責任もありますし、どうにかしようと積極的に色んな元請けさんや同業の仲間に連絡して、なんとか少しずつ受注が戻ってきたという感じでした」

現在は住宅の外壁リフォーム・屋根リフォームを中心に工事を請け負っている新和板金。近年の異常な暑さの中、室内の環境を良くしたいというお客さまの声もあり、遮熱工事にも力を入れています。特殊な遮熱効果のあるアルミシートを建物に貼り、空間を魔法瓶のようにして熱を遮断する施工方法で、暑さと紫外線から家を守る新技術を積極的に広めています。これからも「お客さまが少しでも暮らしやすくなるように」という信念のもと、仕事に邁進していきたいと展望を語ってくれました。

※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法

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WORK 実際に会って信頼を積み重ねる。顔の見える提案と遮熱工事で守る地域の暮らし

有限会社新和板金

岐阜県岐阜市島新町の新和板金は、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根の修理・リフォームをメインに、雨樋修理や雨漏り修理、遮熱工事も自社で行っています。塗装・防水工事などは信頼のおける協力業者と共に対応が可能です。

「仕事をする上で大事にしているのは、なるべくお客さまと顔を合わせてお話することです。問い合わせがあってから初めて伺う時は、イメージが湧きやすいように色んなカタログや色見本を持って訪問しています。お話ししてみてお客さまとイメージを共有できたら、必要があれば次は実物のサンプルをお持ちしていますね。なるべく足を運んでお話する機会を増やすことで、お客さまに安心していただけるんじゃないかなと思っています」

安田さんはお客さまのご要望をヒアリングしてそれに沿った提案を行いますが、その際に気を付けているのがメリットとデメリットの両方をしっかりと伝えること。その上でお客さまに納得していただくのが大事だと話してくれました。

また、高性能な遮熱効果のあるアルミシートを使用した遮熱工事も行っている新和板金。優れた材料ですがまだそれほど知名度がないため、「暑くて困っているからなんとかしてほしい」というお客さまには積極的にご案内しています。

「特殊な遮熱効果のあるアルミシートの性能と効果、従来の遮熱工事との違い、それから施工方法などを丁寧にご説明しています。初めは半信半疑の方も多いんですけど、できる限りの説明をしたら、あとは信じてくださいと伝えていますね。実際やってみたら効果はすごく実感できるんですよ。最近の事例だと、工場の内部を涼しくしたいからと屋根の遮熱工事を決めた方が、屋根工事中に遮熱効果のあるアルミシートを貼った直後から暑さの違いに驚いて、そのまま外壁も同じ施工をしてほしいと即決していました。そのくらい違うんですよね。ぜひ多くの方に体感してほしいです」

新和板金では雨漏り修理も行っています。ALCという特殊なコンクリートで作られた外壁から雨漏りしているから見てほしいと依頼を受けた現場では、つなぎ目のコーキングの劣化が原因でした。その場合、コーキングを打ち直して塗装をする修理方法もありますが、コーキングの耐久年数はそれほど長くないので、数年でまた同じ状態になることを避けるため、新しい外壁を張る選択をする方が多いと教えてくれました。

「そこは古いアパートで、カバー工法で新しい角波の外壁材を張って直しました。建物自体が地盤沈下でかなり傾いていましたね。築30~40年くらいは経っていたんじゃないかな。こういう時に特に大事なのは水平をきちんとチェックすること。最初の基準を間違ってしまうと、上に行くにつれてどんどんずれてしまいますから。どの現場でも確認はしていますが、目視で傾いているとわかる時は特に気を付けています」

岐阜県岐阜市の外壁工事について尋ねました。岐阜市は冬に降雪がありますが量はそれほどではなく、比較的施工しやすい地域だそう。ただ湿度が高いため結露しやすく、外壁の北面は特にカビや苔に注意が必要です。また、雨樋は雪の影響を受けやすいため、受け金具の高さを調整するなどして対策しています。

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MESSAGE 技術と経験を活かして未来の職人を育てる「ものづくりマイスター」としても活躍

有限会社新和板金

「現地調査で心掛けていることの一つに、必ず家全体をチェックするというのがあります。例えばお客さまからは外壁の劣化だけを言われていたとしても、必ず家の周りをぐるっと一周して、雨漏りはしていないか、屋根に問題はないかなども一通り確認しますね。お客さまが気づいていない劣化場所があればご報告しています。プロの目で見ないとわからないことも多いと思うので、気になることはどんどん聞いてくださいね」

安田さんは、ものづくり分野で優れた技能・経験を有する者を国が認定する「ものづくりマイスター」の1人。「ものづくりマイスター」は、技能の継承や後継者育成を目的として中小企業や学校などを訪問し、主に若い世代に対して実践的な実技指導を行っています。安田さんも年に2~3回、地域の小学校で体験授業の講師をしているそう。

「板金屋はみんなの家のこういうところを守っているんだよ、という話をして、銅板のちょっとした加工を体験してもらっています。少しでもこの仕事に興味を持ってくれる子が増えて、未来の職人になってくれたら嬉しいなと思っています」

最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「今うちに在籍している職人は、僕を含めて全員一級建築板金技能士です。きちんと国家資格を持った技術のある職人が施工するので、安心してお任せください。あと僕は今、板金組合の青年部部長をやっている関係で横の繋がりが強いんです。大きい現場の、人数が必要な仕事でも対応できます。完工後の心配事や不具合も含めて、いつでもお気軽にご相談くださいね」

取材では、丁寧に言葉を選びながら穏やかに話をしてくれた安田さん。「癒し系ですね」と伝えると、「実はそう言われたことあるんです」と照れくさそうに答えてくれました。学生時代から色んな人に声を掛けられるタイプだったというのも納得です。初対面のお客さまとの打ち合わせでも、話しやすい空気を作ってくれる方だと感じました。

(2025年8月取材)

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取材後記

有限会社新和板金

遮熱工事の確かな効果と満足度

遮熱工事の話を聞いている時、最初は私も「本当にそんなに違うの?」と半信半疑でした。でも安田さんが語るお客さまの驚きのリアクションや、施工中に感じる温度の変化を聞いていると、だんだんワクワクしてきました。遮熱効果のあるアルミシートって、魔法瓶みたいに空間を包み込むという表現がぴったりで、これからの暑い季節に頼れる存在になりそうです。遮熱工事を身近に感じることができた取材でした。

話しやすさは技術の一部

お客さま対応での苦労を尋ねると、「特にないかな」と安田さん。人とのやりとりに大変さを感じたことがほとんどないのだとか。青年部の仲間からも「コミュニケーションがうまい」と言われるそうですが、「自分ではよくわからない」と笑っていました。その自然体な雰囲気が、初対面でも安心感を生むんだと思います。技術だけではなく、人柄も工事店選びの大事なポイント。初対面でも話しやすいというのは、実はすごく大きな強みだなと感じました。

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(有限会社新和板金)

一番の強み お客さまと実際に会って信頼を積み重ね、より良い遮熱工事を自社施工するところ
会社名 有限会社新和板金
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:3名
建設業許可 屋根工事業、板金工事業(岐阜県知事許可(般-5)第103407号)
保有資格者 一級建築板金技能士:3名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:3名
高所作業車運転者:1名
石綿取扱作業従事者:3名
玉掛作業者:1名
遮熱施工管理士:1名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
対応エリア

中部地方

アフターフォロー体制 何か気になる不具合がありましたらいつでも連絡をください。
お客さまの要望に応じて施工保証書を発行しています。
代表者 安田 秀平
代表者経歴 有限会社新和板金 代表取締役
岐阜県板金工業組合 所属
1997年3月:岐阜市立島中学校 卒業
1997年4月:岐阜南高等学校 入学
2000年3月:岐阜南高等学校 卒業
2000年4月:建築関係会社 入社
2002年3月:建築関係会社 退社
2002年4月:有限会社新和板金 入社
2004年4月:岐阜県板金高等職業訓練校 入学
2006年3月:岐阜県板金高等職業訓練校 卒業
2013年5月:有限会社新和板金 代表取締役 就任
所在地 〒502-0907
岐阜県岐阜市島新町4-7 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日 8:00~18:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
屋根工事の依頼も可能です。有限会社新和板金の「やねいろは」掲載記事はこちら