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なぜリフォームがしたいのか？お客さまの本音を聞き最適な外壁工事を
株式会社阿知和板金工作所
愛知県
愛知県板金工業組合
株式会社阿知和板金工作所
愛知県岡崎市東明大寺町の株式会社阿知和板金工作所は、外壁リフォーム・外壁修理、金属系サイディング（ガルバリウム鋼板外壁）工事や貼り替え、その他部品の板金加工を手掛ける住宅工事店。内装や太陽光パネル設置などにも信頼のおける工事店を紹介できるため、住宅全般の相談を受ける頼もしい会社です。
工事店の想い
PERSON 三代目の立場を心無い人に揶揄された時代もあった。修業先での教えを軸に自分を鼓舞した
「僕のお世話になった修業先の板金屋社長が当時３０代の元気な人でね。経済セミナーとかに積極的に参加してどんどん新しいことを取り入れる人でした。一方で大将（親方）は義理人情に厚く心根を大事にする人。会社全体でハードとソフトのバランスがとても良くて、たくさん勉強させてもらいました。僕も大将ゆずりで義理人情には厚いですねえ。実は子どもの名前も…あれ、こんな話でいいんだっけ？」と、朗らかにこれまでを振り返る阿知和板金工作所の代表取締役阿知和司さん（以下、阿知和さん）。
阿知和板金工作所は１９４３年創業。阿知和さんは祖父、父に続く三代目代表取締役です。
「僕が物心ついた頃にはもう祖父は職人を引退していました。毎日出かけて酒ばかり飲んでいたなあ。でも、葬式にはかつてのお弟子さんがたくさんいらっしゃっていて。当時の僕は中学生だったので『ふーん』としか思わなかったけど、大人になり板金屋をするようになって実はすごい職人だったと知りました」
一方で、父は祖父とは違い真面目そのもの。お酒は飲まず、酒場の会合にも必要最低限しか顔を出さず、地域の消防団の活動に熱心な人でした。現在も阿知和さんは周囲から「お父さんのこと知ってるよ、じいさんには世話になったよ」とそこかしこで声を掛けられるそうです。
阿知和さんの職人人生は高校卒業後から始まりました。父はすぐさま息子を阿知和板金工作所で働かせようとしましたが母が反対。阿知和さんとしても、一度は親元を離れて生活をしたいという希望があり、材料販売店からの紹介で板金工事店に見習いとして入社しました。
「僕はそこで人生の礎を築いてもらいました。義理人情に厚い親方からは気持ちの繋がりやお客さまだけではなく、会社内でのコミュニケーションの大切さを叩き込まれました。大勢の職人とその家族の面倒を見るという経営者の気概が持てているのは、そのせいだと思います」
厳しい親方の元での修行を終え、阿知和さんは２０００年に実家へ戻りました。
「家に戻ったら何でも揃っていると思われますが、跡継ぎは跡継ぎで会社の想いや守るものを最初から背負うので、重たい部分もありました。一人で開業したら何もかも自分の裁量で決定できるので、そこは羨ましかった。ただ、それは言ってはいけないことです。苦労はどんな仕事にもあるわけですから」
今後は若手育成に尽力し、次世代のお客さまからも頼りにされる会社になりたいと考えています。
「代表が年老いてよぼよぼ、なのにまだ主力な状態だと、やはりお客さまは不安になると思うんです。次の世代に繋がる技術の継承をして、頼りになる職人を育てていきたいですね」
WORK 現場に出たら職人は全員がプロ。若い職人に挨拶を叩き込み自信を植え付けてから送り出す
阿知和板金工作所は、戸建ての屋根リフォーム・屋根修理の仕事から、大規模な外装リフォームに伴うカバー工法まで様々な施工が可能です。それは職人の人数が揃っていて、なおかつ手が足りない時には協力をし合う同業者のネットワークができているから。
「僕は一人で仕事はできないと考えています。大勢で仕事をすると現場に活気があって、こんなうれしいことはありません。阿知和板金工作所には高い技術を持った職人がいて、なおかつ協力会社もある。これは何よりも会社の強みですね」
阿知和さんはお客さまとのコミュニケーションをとても大切にしています。職人には現場でお客さまとたくさん会話をするよう指導し、出してくださったお茶は有難くいただくようにと伝えています。また、職人は現場へ行ったら全員がプロ！その意識を忘れないようにして欲しい、とよく話すそうです。
「職人歴が１年だろうと５年だろうと、そして年齢が何歳だろうとお客さまには関係ありません。現場では皆がプロだと思われています。そうした自覚を持って現場に臨むよう送り出しています。そう！誰でもできるのは掃除と挨拶。自信がない人間ほど、挨拶の声があやふやになるものです。いまだに出発前に元気な挨拶の練習をしてもらう時がありますよ」
実際の雨漏り対処については、お客さま自身がDIYで修理をした後の雨漏り事例が挙がりました。
「お客さまが雨漏れを直そうとしてご自身でコーキングを隙間や穴に埋める処理をされていました。ただその隙間や穴は水が抜けるためのものであって、実は埋めてはいけない部分だったんです。点検中にその旨をお伝えし、雨漏れの箇所が別にあることをお伝えしました。結局、そこは散水検査の結果、ドレン（※１）からの水漏れだと判明したんです。ドレン管の中が腐って機能を成していなかった。お客さまもまさかドレンだとは思わなかったとおっしゃっていましたね。散水にもコツがあって、ピンポイントで何か所か流していきます。水を当てる場所は職人としての経験が活かされますね」
また外壁の修理についても興味深い例が出ました。台風の強風によりモルタル壁（※２）がカーポートに落下したお客さまからの依頼で、見積もり相談からの修理に。それは台風による被害だったため、火災保険を使って対応したとのことです。
「台風による住宅破損を、火災保険で直せると知らないお客さまがけっこう多いです。せっかく高い保険料を払っているので、台風被害の際は申請をおすすめしています。また、そのお客さまはモルタル壁がなぜ落ちたか原因が知りたいとおっしゃっていたので、散水検査をしたところ内部の柱が濡れて腐りかけていたんです。どこから水が流れてきているかを調べて、雨漏りを直した後に外壁工事を行いました。これで安心して暮らせると大変喜ばれましたね」
阿知和板金工作所では、夏の暑さや冬の寒さを和らげ、一年を通して快適な空間づくりを目指した遮熱工事にも力を入れています。屋根から伝わる熱を遮ることで室内の温度上昇を抑えられるこの工法は、気候変動が問題となっている今、注目を集めています。阿知和板金工作所では、この遮熱工事に20年以上前から取り組んでいます。
「遮熱工事というのは、屋根に遮熱材を施工して、太陽からの熱を室内に届きにくくする工事です。エアコンの効きが良くなり、特に工場や倉庫、平屋など、屋根の熱がダイレクトに影響する建物にはとても有効なんです」と説明してくれました。
さらに、施工時の注意点についてもこう語ります。
「遮熱材そのものの性能ももちろん大切ですが、実際は『どう施工するか』がとても重要なんです。施工の質によって遮熱効果には大きな差が出ます。うちは屋根・外壁工事で培った経験がありますので、そのノウハウを活かして、遮熱材の力を最大限に発揮させる施工を心がけています」
実際に遮熱工事をされた工場経営者の方からは「工場の中がとにかく暑かったけれど、遮熱工事をしてからは冷房の効きがまるで違う。以前よりも電気代がかなり安くなった」など言っていただいたり、一般住宅の施主様からは「家の部屋の温度が夏にすごく下がった。冷房の設定温度も下げずに済んでいるので助かった」などの声もいただいているとのこと。これまで遮熱工事を行ったお客様から、効果がなかったという声は一度もないとのこと。
「暑くなってから動き出しても、タイミングによっては夏本番までに間に合わない場合もあります。『今年こそ涼しく過ごしたい』という方は、ぜひ早めにご相談ください。長年の経験と実績をもとに、最適なご提案ができたらと思っています」と、阿知和さんが語っていたのが印象的でした。
次に、ここ愛知県岡崎市東明大寺町付近の気候の特徴と、外壁リフォーム・外壁修理の関係を尋ねたところ「風」の特徴について挙がりました
「おそらくこれは、愛知県だけの話ではなく日本全国どこでも同じだと思うんですが『風は午後から強くなるから、材料搬入等は午前中がよい』ってね。外壁でも屋根でもやはり強い風の中で作業をするのは危険な上にはかどりません。職人が朝早く作業を開始して日没には終わらせるのは、そんなことも関係しているんでしょうね」
※１ ドレン…あま樋の中で水が集まる場所
※２ モルタル壁…砂とセメントと水を混ぜ合わせた素材で形成される外壁材
MESSAGE 経営理念は飾りではなく実際の仕事に活かすもの。この想いを胸に社員一丸で業務に励む
最後に「かべいろは」をご覧になっている、外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「阿知和板金工作所の理念は『心・結・匠』。お客さまの気持ちを第一に、お客さまとの繋がりを大切に、そして高い技術の提供と継承を。そんな想いを込めています。僕は外壁リフォーム・外壁修理の相談を受けたら、まずお客さまになぜ工事がしたいのか？と聞くんです。この家にあと何年住むかなどについてしっかり話をしてから最適な施工プランを考えます。小修理から大規模な外装リフォームまで、なんでもお問い合わせください」
明るい声、こちらを納得させる話し方。阿知和さんからは、人を惹きつけ安心させる雰囲気が醸し出されています。「会社にある材料はすべてお客さまのもの」「今使っている道具は先人の工夫により私たちが使えるもの」と、端々に展開された小話が全て経営理念に投じられているのを知り、阿知和板金工作所の盤石さを実感した取材でした。
（２０２０年２月取材）
（２０２５年４月加筆修正）
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外壁修理・外壁リフォーム事例（株式会社阿知和板金工作所）1件
外壁工事のクチコミ評価（株式会社阿知和板金工作所）1件
総合評価
4.59
| コミュニケーション |
4.83
|
|---|---|
| 工事の技術 |
4.48
|
| アフターフォロー |
4.20
|
| 提案力 |
4.90
|
| 価格の満足度 |
4.21
|
| マナーの良さ |
4.80
|
| 清潔感 |
4.70
|
新着クチコミ
4.59
ユーザーからのコメント
インターネットで検索をして工事店を探していたところ、工事店の情報がわかりやすくまとめられたこちらのサイトを見つけ問い合わせをしました。次の日には工事店から連絡があり、スムーズに話が進みました。外壁工事以外にも現在は製造中止となっているダストボックスを交換したいという話をしたところ、なければ作りますよと対応してくださり、出来上がりは完璧で予想以上の出来栄えだったので感激しました。すごいです！！
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工事店プロフィール（株式会社阿知和板金工作所）
| 一番の強み | 戸建ての外装リフォーム工事から社屋・マンションなどの大規模な現場の作業までこなせる職人が揃っているところ |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社阿知和板金工作所 |
| 対応工事 |
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 | 社員：８名 |
| 建設業許可 | 屋根工事業、板金工事業（愛知県知事許可（般―４）第７５６４４号） |
| 保有資格者 | 一級建築板金技能士：２名 二級建築施工管理技士：１名 研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育：１名 高所作業車運転者：２名 職長安全衛生責任者：２名 石綿取扱作業従事者：５名 玉掛作業者：２名 雨漏り診断士：１名 |
| 特徴 | リフォーム業 外壁工事業 |
| 対応エリア |
中部地方 |
| アフターフォロー体制 | あいおいニッセイ同和損保の第三者賠償責任保険、建設産業専門団体連合会の長期保証に加入済です。 ご希望に応じて保証書を発行します。 １０年間、雨漏りの保証にも対応します。 |
| 代表者 | 阿知和 司 |
| 代表者経歴 | 株式会社阿知和板金工作所 代表取締役 岡崎商工会議所 所属 岡崎法人会 所属 １９９１年３月：岡崎市立竜海中学校 卒業 １９９１年４月：愛知県立岡崎工業高等学校 入学 １９９４年３月：愛知県立岡崎工業高等学校 卒業 １９９４年４月：有限会社西俣板金工業 入社 ２０００年３月：有限会社西俣板金工業 退社 ２０００年４月：阿知和板金工作所 入社 ２０１２年１月：阿知和板金工作所 代表 就任 ２０１２年７月：株式会社阿知和板金工作所 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒444-0863 愛知県岡崎市東明大寺町１１－１６ 大きな地図で見る |
| 営業時間 | 毎週月～土曜日 ８：００～１８：００ |
| 定休日 | 日曜日、年末年始休業、大型連休（ゴールデンウィーク）、夏季休業（お盆休み） |
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