熟練職人の高い技術力であらゆる外壁塗装に対応する老舗工事店
有限会社マサモト塗装工業
栃木県足利市常見町の有限会社マサモト塗装工業は、外壁塗装や屋根塗装、雨樋工事を手掛けている塗装工事店。創業から100年以上の歴史を持つ同社は、一人一人のお客さまのご要望に応じたご提案と、自社職人による丁寧で確実な施工内容で、地元住民から信頼を寄せられています。
工事店の想い
PERSON
お客さま一人一人と真摯に向き合い、丁寧で確実な施工を心掛けていきたい
有限会社マサモト塗装工業(以下、マサモト塗装工業)は、栃木県足利市常見町に拠点を構える塗装工事店です。外壁塗装や屋根塗装、雨樋工事を主に手掛けています。また、木材塗装の他、ウレタン樹脂を使った塗装や防水、壁穴の補修や漆喰の壁、珪藻土やコンクリートの壁、外壁タイルの塗装や砂壁のリフォームもご要望により対応しています。
「弊社は1913年に政本塗装として創業しました。創業者は私の祖父で、父が二代目、私が三代目になります。ここ足利市で、100年以上にわたって建築塗装業を営んでいることになりますね」と、会社の成り立ちについて話す代表取締役の政本崇寛さん(以下、政本さん)。
政本さんは弟が二人いることもあって、小さい頃から兄貴肌な性格。運動神経も良く、活発な幼少期を送りました。中学校から始めた卓球は、高校や大学、社会人になった現在でも続けているそうで、中学生の時には全国大会に、最近でも社会人の関東大会に出場した経験があります。
「高校生の時に『一級建築士の資格があれば、仕事に困らない』という話を聞いたことをきっかけに、地元の高校を卒業した後は鹿児島の工業大学に進学し、建築学部で設計を学びました」と政本さん。4人姉弟の長男ですが、地元から離れていたこともあり、家業は弟が継ぐだろう、と思っていたそうです。
「自分が大学を卒業する頃はちょうど就職氷河期で、就職活動がなかなかうまくいきませんでした。そんな時に父から『人手が足りない』との話を聞き、地元に帰って腰を据えて頑張ろうと決心しました」
家業であるマサモト塗装工業に入社した政本さんは、高校生の頃から現場が忙しい時は手伝いをしていたそうで、塗装に関するおおよそのことは把握していました。
「自分が入社した時は、父と何人かの職人だけで現場をまわしてしている状況でした。父と一緒に現場に出る機会が少なかったので、技術面は父のもとで長年働いていたベテランの職人から教わりました」
その職人に付き、無駄がなく速く仕事をするやり方を身に付けていった政本さんですが、経験を積んでいくうちに、仕事は速さを求められる場合も多いが、丁寧さも重要だと気付き始めます。
「工場などの大きな建物を施工する時は、仕事のスピード化と効率化が要求されますが、一般住宅はスピードよりも丁寧に塗装することが大事です。自分が入社した頃は、単価のいい仕事があまりなく、より多くの仕事量をこなさなければいけませんでした。そうすると、どうしてもスピード優先になってしまいます。安い単価の仕事ばかりでは会社は潤わず、そのような状況を変えるため経営面の改革にも取り組みました」
政本さんが元請けと金額の交渉などをするようになってから、会社の状態は上向きになり、2009年には父の後を継いで、代表取締役に就任します。就任当時はさまざまなプレッシャーやストレスがあったのでは? という質問には「自分は物事を深く考えないし、忘れっぽい性格なので、ほとんど忘れちゃいました。何か大変な事態に直面しても『何とかなるさ』と思っちゃうんですよ」と政本さんは笑って答えます。
職業柄、どこに出掛けても建物などの塗装が気になってしまい、「いい仕事をしてる」と思った塗装技術は参考にするなど、日々向上心を忘れない政本さん。純粋に塗装の作業が好きで、現在も職人と一緒に現場に出て汗を流しています。
「これからもお客さま一人一人と真摯に向き合い、丁寧で確実な施工を心掛けていきたいと思います」
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WORK
高所を塗装する際に不可欠な足場を自社で組むことができるのが、マサモト塗装工業の強み
栃木県足利市常見町に拠点を構える有限会社マサモト塗装工業は、外壁リフォームの際の外装塗装や屋根塗装に加え、雨樋工事も手掛ける塗装工事店です。
高所を塗装する際に不可欠な足場を自社で組むことができるのが、マサモト塗装工業の強みです。
「足場を自社施工すれば、経費が抑えられますし、作業の効率化が図れます。大きな建物などは足場業者に外注する場合もあるのですが、一般住宅に関しては、ほぼ自分たちで組んでいます。弊社には『足場作業主任者』の有資格者がいますし、ハンマーステップ足場(※1)を自社で保有していますので、足場工事だけの依頼も受け付けています」
工事をする上で大切にしていることを伺うと「自社職人で塗装工事を行うことです」と政本さん。規模が大きい現場は社外の職人の手を借りる場合もあるそうですが、一般住宅は自社の職人だけで施工を行っています。
「塗装の技術面や仕事の丁寧さのクオリティをキープしたいので、自社職人だけの施工にこだわっています。例えば、マスチックローラー(※2)で、ゆず肌模様のパターンをつける「ゆず肌ローラー仕上げ」という工法は、希釈の量で仕上がりの状態が変わりますし、塗り方にもが熟練の技術が必要なので、きちんと塗れる職人が少ないんです。弊社の職人はキャリアが長く、経験も豊富なのでどのような施工でも安心して任せられます」
お客さまへの対応で心掛けているのは、現場での挨拶と近隣への配慮です。
「朝の作業を始める前、作業を終えて夕方に帰る時などにきちんとお客さまにご挨拶をするのは当たり前ですが、近隣のお宅にも施工前にあらかじめご挨拶に伺っています。また、塗料が飛散しないように、養生シートやカーシートをかけるなど細心の注意を払うようにしています」
外壁塗装や外壁リフォームの実例では、サイディングの外壁の塗り替え事例が挙がりました。
「この数年で、サイディングの外壁の塗り替えを依頼されることが多くなりました。劣化が進んでいないサイディングであれば、元々のデザインを活かせるクリア塗装が可能ですが、劣化が激しくなってからのご依頼が多いので、そのような場合はどうしても塗りつぶしになってしまいます」
塗料の種類にもよりますが、サイディングの塗料の耐用年数は10〜15年が目安。劣化が進む前に塗り替えれば新築のような仕上がりになります。
「ご自宅の壁に色にこだわりがあるお客さまから『別の色でぬりつぶすのではなく、そのままの色を活かしたい』といったご要望がある場合は、極力要望に叶えるように施工を行っています」
ここ栃木県足利市常見町の気候の特徴は、秋から冬にかけての厳しい冷え込みで、この季節に降りる霜は塗装作業にも影響を与えると言います。
「霜が降りると、霜が溶ける11時から12時頃までは屋根の塗装ができないので、その間は壁を塗装したり、他の作業をしたりして対応しています」
また、遅くまで作業をしていると塗装の表面が乾く前に屋根に霜が降りてしまい、ツヤが無くなってしまうという理由から、午後3時ぐらいまでに施工を終えるようにしています。そのように時間を見極めることも職人にとっては重要となるのです。
※1 ハンマーステップ足場…手すりや筋交い等を、支柱の緊結部にくさびで緊結するタイプの足場。くさび緊結式足場とも呼ばれる。
※2 マスチックローラー…塗装用ローラーの一種で、鎖骨ローラーともいう。モルタルを塗った後の面に模様をローラーで作りたい場合に使用する
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MESSAGE
お客さまがイメージしやすいように、パソコンによる塗装シミュレーションを導入
マサモト塗装工業のアフターサービスは、施工完了の際にお客さまに「ご連絡をいただければ、できる限り迅速に対応いたします。困りごとがありましたら、お気軽ご相談ください」とお伝えし、何かあった際はすぐにお客さまのもとヘと伺うことです。
最後に「かべいろは」をご覧になっている、外壁塗装の劣化でお困りのお客さま、そして外壁塗装や屋根塗装を検討しているお客さまへメッセージです。
「塗り替えをする場合、いくら値段が高い塗料を使ったとしても20年は持ちません。長い目で見ると、10年から15年くらいで定期的に塗り替えをすることで建物が長持ちし、トータルでメンテナンスに掛かる費用が抑えられると思います。弊社ではご依頼を受けましたら、現状を正確に調査してからお見積もりをご呈示しますので、是非お問い合わせください」
お客さまがイメージしやすいように、パソコンによる塗装シミュレーションを作成するサービスを導入するなど、常にお客さまの立場で物事を考えているマサモト塗装工業。政本さんの受け答えからは、創業からの長い歴史と実績におごることなく、常に塗装の知識や技術を高めていこうとする向上心が感じられました。
(2020年2月取材)
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工事店プロフィール(有限会社マサモト塗装工業)
| 一番の強み |
経験豊富な自社職人たちによる、工事にこだわって安定したクオリティを提供するところ |
| 会社名 |
有限会社マサモト塗装工業 |
| 対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 |
社員:7名 |
| 建設業許可 |
塗装工事業(栃木県知事許可(般―27)第4697号) |
| 保有資格者 |
一級塗装技能士:1名
高所作業車運転者:2名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
左官工事業
屋根塗装工事業
樋塗装工事業
外構・エクステリア工事業
内装仕上工事業 |
| 対応エリア |
関東地方
|
| アフターフォロー体制 |
三井住友海上火災保険の第三者賠償責任保険に加入しています。
施工後も何かありましたらお気軽にお声かけください。 |
| 代表者 |
政本 崇寛 |
| 代表者経歴 |
有限会社マサモト塗装工業 代表取締役
1989年3月:足利市立毛野中学校 卒業
1989年4月:栃木県立足利南高等学校 入学
1992年3月:栃木県立足利南高等学校 卒業
1992年4月:第一工業大学 入学
1997年3月:第一工業大学 卒業
1997年7月:有限会社マサモト塗装工業 入社
2009年7月:有限会社マサモト塗装工業 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒326-0022
栃木県足利市常見町2-2-8
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
屋根工事の依頼も可能です。有限会社マサモト塗装工業の「やねいろは」掲載記事はこちら