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外壁・屋根リフォームに注力して着実に実績を重ねた地域密着型の外壁工事店
有限会社ノボル板金工業
富山県
富山県板金工業組合
有限会社ノボル板金工業
富山県富山市松若町の有限会社ノボル板金工業は、金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）リフォームを中心に、雨樋修理や金属屋根の施工も行う住宅板金工事店です。親子二代にわたり地域で愛されているアットホームさがあり、困った時には何でも相談できる頼もしい会社です。
工事店の想い
PERSON 志した道を反対され失意のうちに家業へ。板金組合青年部での活動が自分を変えた
「創業者の父の名前が登（ノボル）だったのでノボル板金工業と付けたようです。でも最近は父の名前が由来ではつまらないので『屋根に“登る“で、ノボル板金工業』と説明しています」と楽しそうに話すのは、ノボル板金工業代表取締役の檜木登志晴さん（以下、檜木さん）。
檜木さんは、地元で長くこの仕事をしてきた工事店の跡継ぎとして小学生の頃から現場に連れていかれ、高校生の頃には友達を誘ってアルバイトをするくらい家業に馴染んで育ってきました。道具の扱いも現場の作業もある程度できるようになり、二代目として職人の道を歩むのが当たり前だと周囲も自分も思っていましたが、高校在学中の檜木さんにある変化が訪れます。
「工業高校だったので少しずつ建築の勉強もしていたんですけど、そのうちもっと深く学びたいと思うようになったんです。職人よりも設計に興味が出てきて、担任にも相談しながらこっそり大学進学の準備を進めていきました。でもそれが父にバレて、それはそれは怒られまして。猛反対されて、結局進学は諦めて家業に入りました。今となってはこの道に入って間違いなかったと思っていますが、しばらくは家業以外の外の世界も見てみたかったという思いで煮え切らない日々でしたね。自分としても会社としても、主体的にどうしていくのがいいのかかなり悩みました」
そんな時に出会ったのが、後に所属することになる板金組合青年部の先輩にあたる方。檜木さんはその方が板金周りの様々な取り組みをしていると知って興味を持ち、自ら会いに行ったそう。それがきっかけとなり檜木さんは青年部に入りました。そこで多くの同業者との繋がりを得て、仕事について学びを深めることができたと言います。
「青年部では部長も務めて、色んな経験をさせてもらいましたね。その活動が一区切りしたタイミングで、２０１９年に代替わりしました。代表になってからはもちろん責任が大きくなったっていう変化はあったんですけど、やっていることは代表就任の前から変わらないというか、同じように継続して取り組んでいました。ただ取り引き先も世代交代の時期で廃業する会社が多く、新規開拓していかないといけないのは大変でしたね。でも幸いこれまでの繋がりから色んな人を紹介してもらえて、そのご縁でこれまでやって来られました」
近年は少子化により人口が減少していく中で、新築物件の工事がかなり減ってきています。檜木さんは数年前から今後はリフォームの需要が高くなると考え、ノボル板金工業でも中古物件のリフォーム工事に力を入れてきました。これからもその方針は変えず、お客さまの多様なニーズに応えられる工事店として尽力していきたいと話してくれました。
WORK 豊富な経験から導き出される的確な判断力と、あらゆる建物に対応できる技術力が強み
ノボル板金工業の最大の強みは、一般住宅から社屋・工場に対応できる技術力。主にリフォームや修理工事ですが、新築以外の工事案件への対応は会社としての経験がキーになります。大規模なリフォーム工事から小規模な外壁工事まで、ありとあらゆる実績がありどんな局面に立っても慌てない実力があります。
「外壁リフォームは下地からやり直して新しい外壁材を張る方法か、既存外壁の上から新しいものをカバー工法（※１）で取り付ける方法のどちらかですね。状況によってはもちろん部分補修も行います。冬は雪の影響でどうしても工事が止まってしまうんですが、外壁のちょっとした工事なら冬でもできることはやっていますよ。今日も倉庫の外壁を直す工事があったところです。古い倉庫で鉄骨の下地が朽ちていたので、下地の入れ替えからやっています」
窯業系サイディングの外壁をリフォームする場合、既存外壁の処分にかかるコストを考慮し、たいていはカバー工法を行うそう。ただ状況によっては既存外壁を撤去した上で張り替えるケースもあります。
「滅多にないんですけど、前に張り替えることになった窯業系の外壁は、地震とかがあったら下がってきそうな感じだったんです。ちょっとした動きが危ないだろうという判断で、カバーは難しいという結論に。それで既存外壁は全撤去しました」
また印象的だった外壁リフォームについて尋ねると、金属やポリカーボネートなど複数の材料が使われた外壁を、１つの統一した材料で塞いでほしいという工場の依頼があったと教えてくれました。異素材が組み合わさった外壁のため下地に不陸ができる状態で、まずはそれを調整する必要があったのだとか。場所によってパッキンを入れるなどして、厚みの違う外壁を整えていきました。細かい作業で手間が掛かり、大変だったのをよく覚えているそうです。
「雨漏り修理は原因を見つけるのがすごく難しいんです。単純にコーキングが切れて水が入ってきているのか、そもそも施工不良があったのか、外壁の納め方に問題があるのか、サッシの窓枠自体がダメになっているのか。無駄に費用を掛けるわけにもいきませんし、難しい判断を迫られる局面ですね。まずは目視点検ですが、赤外線カメラを使う場合もあります。それでもわからなければお客さまの了解をいただいた上で、壁をめくって中を確認したりもしています」
外壁からの雨漏りはサッシが関係するケースが多いようですが、窓枠自体がダメになっている場合は丸ごと入れ替えになるそう。またパラペットという手すりのような部分や笠木（※２）が原因になることも。簡易的な補修ならコーキングで、そのものが腐食しているようであれば全交換をお勧めしています。
富山県富山市の外壁工事について尋ねました。富山市は降雪量が多く、１～２月末は施工が難しい地域です。冬に雨漏りなど急ぎの案件があった場合は、まず板金の板やコーキングで応急処置を行い、春になってからしっかり直すという方法を取ることも。また雨樋も雪の影響を考慮し、重さに耐えられるよう金具の数を増やしたり間隔を狭くしたり、高強度金具を使用したりして対策していると教えてくれました。
※１ カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
※２ 笠木・・・階段やベランダ、バルコニー上部に設置されている部材
MESSAGE 完工後も長いお付き合いを目指して、対面でのコミュニケーションを大事に
ノボル板金工業では完工後に保証書の発行を行っています。また地元での工事が多いので、お客さまの家の近くを通った時には、建物の様子やお客さまの近況を直接うかがったりしているそう。施工して終わりではなく、その後もいざという時に頼ってもらえるよう長いお付き合いを目指して繋がりを大事にしています。
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォームや外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「家に関する悩みはあるけどどうすればいいかわからないとか、別の工事店で見積りを取ったけどセカンドオピニオンとして話が聞きたいとか、どんなことでも構いません。家の外装関係ならお答えできることは多いと思いますし、難しい工事でもそれも私たちにとって経験になりますから、むしろ何でも聞かせてほしいなと思っています。これまで新築よりも改修をメインでずっとやってきたので、経験値は高いと自負していますよ。小さい工事から大きい工事まで、遠慮なくご相談ください。お待ちしています」
取材中アピールポイントを尋ねた際、「どんなところがいいのか自分ではよくわからない」と少し考え込む様子だった檜木さん。一つひとつお話を聞いていくと、仕事に対する色々なこだわりが見えてきました。謙虚でありながら技術には自信を持って施工を提供している、信頼できる工事店だと感じました！
（２０２５年２月取材）
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取材後記
有限会社ノボル板金工業
スタッフへの賛辞が１番嬉しい
スタッフには全幅の信頼があると話す檜木さん。「どこに出しても恥ずかしくないような仕事をしている」とスタッフの仕事の質の高さに自信を覗かせます。「お客さまの受けもいいんですよ。すごく丁寧に対応してくれるってよく褒められています」と嬉しそうに教えてくれました。スタッフたちの今後のためにも、そんなお客さまの声は直接スタッフ自身が受け取れるようにしているという配慮も素敵だと思いました。
どんどん仕事を任せて成長を促す
職人にある程度現場の仕事もお客さま対応も任せる方針の檜木さん。スタッフの成長を意識した接し方は、代表になる前から実践していたのだとか。「昔は１から１０まで自分でやろうとしてたんだけど、ある時それじゃだめだと気付いて。万が一私に何かあった時に困らないように、少しずつできることを増やしていってあげようと思った」と話します。スタッフを家族のように考えているからできることとではないかと感じ、あたたかい気持ちになりました。
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工事店プロフィール（有限会社ノボル板金工業）
| 一番の強み | 地元に根差した親しみやすい代表が、長年のノウハウをもとにご相談から工事まで対応するところ |
|---|---|
| 会社名 | 有限会社ノボル板金工業 |
| 対応工事 |
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 | 社員：３名 |
| 建設業許可 | 板金工事業（富山県知事許可（般―３）第１４２３０号） 屋根工事業（富山県知事許可（般―５）第１４２３０号） |
| 保有資格者 | 一級建築板金技能士：２名 二級建築施工管理技士：１名 高所作業車運転者：２名 職長安全衛生責任者：２名 玉掛作業者：２名 登録建築板金基幹技能者：１名 アーク溶接技士：２名 |
| 特徴 | リフォーム業 外壁工事業 左官工事業 |
| 対応エリア |
中部地方 |
| アフターフォロー体制 | 工事内容により保証書を発行しています。 気になることがあればいつでもご連絡ください。 |
| 代表者 | 檜木 登志晴 |
| 代表者経歴 | 有限会社ノボル板金工業 代表取締役 １９９１年３月：富山市立奥田中学校 卒業 １９９１年４月：富山県立富山工業高等学校 入学 １９９４年３月：富山県立富山工業高等学校 卒業 １９９４年４月：有限会社ノボル板金工業 入社 ２０１９年６月：有限会社ノボル板金工業 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒930-0812 富山県富山市松若町１７－２２ 大きな地図で見る |
| 営業時間 | 毎週月～土曜日 ８：００～１８：００ |
| 定休日 | 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休（ゴールデンウィーク）、夏季休業（お盆休み） |
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