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外壁の状態に合わせた最適なカバー工法を提案し、雨漏りのない安心の住宅へ
有限会社西嶋板金工業
山口県
ドローン点検
山口県板金工業組合
有限会社西嶋板金工業
山口県下関市豊田町の有限会社西嶋板金工業は、金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）と金属屋根の工事をメインに手掛ける板金工事店です。張り替えやカバー工法等、家の状態に合った施工をご要望に合わせて提案。技術研鑽に熱心な職人が、高品質な外壁工事を適正価格で施工します。
工事店の想い
PERSON 仕事は楽しく取り組めるのが一番。技術が身に付けば、面白みや楽しさも同時に磨かれる
「あまり記憶にはないんですが、昔、父が神社の鬼飾り（※１）を作ったらしく、僕と一緒に神社の前で撮った写真が残っているんです。写真を見てこんなことをしていたんだなと思いました。そうそう、僕が今、よく通っている地元の神社も父が施工したんですよ」
お父さんとの写真についてとても楽しそうに話す西嶋さん。子どもの頃は明るくスポーツも得意。ソフトボールや野球をして仲間と汗を流しました。その傍ら保育園の頃からピアノを始め、日々練習に勤しみ、今ではプロ並みの腕前だそうです。中学ではソフトボールの経験をいかして野球部、高校では、大好きな音楽ができる吹奏楽部に入部し、ピアノだけでなく、サックスやドラムなど様々な楽器に触れました。西嶋さんは興味があるもの、好きなものはとことん練習を積み重ね、極めます。
中学校卒業後は工業高校へ進学。その頃から自動車に興味を持ち、整備士の専門学校から大学の交通機械工学科へ編入するほどでした。大学のサークルでは自作フォーミュラカー大会へ出場するほど熱中。しかし、この活動は非常に費用がかかるため、学生が全てを調達するのは難しくスポンサー探しが必須です。仲間と毎回頭を悩ませながら行った資料づくりと企業へのプレゼンは、とても勉強になったといいます。
「自分が良いものだと理解していることを、何もわかっていない人に伝える。それがとても難しかったです。どうしたらわかりやすい資料になるのか、毎回苦労しました。写真をたくさんつけて、見てわかるようにしたのが多かったかな。車を自分たちで一から設計して、走らせたらぶっ壊れたとか色々あってね。大学で勉強した力学がそこで役に立つんですよ。試行錯誤しながら一から自分たちで作り上げていくことが本当に楽しかったです」
大学卒業後は、自動車メーカーで設計士として働きました。メーター等の部品を担当し、西嶋さん自身が設計したものが世に出ていく楽しさを、その会社で味わったそう。しかし、５年ほどで気持ちを切り替え、家業へ入る決心をします。先代から強く後継ぎを請われたわけではなく、自分で決めたことでした。
「たった５年ではあるんですが、自分の中で何かやり切った感があったんです。退職する時は未練もなく、すんなり気持ちが切り替わりました。それが２０１５年かな。住宅板金の仕事は当然初めてだったんですが、これまで何でもそつなくこなしてきた方だったので、大丈夫だろうという思いが自分にはありました。でもね、簡単にできるわけがないですよね」
これまでの技術職での経験から「どうにかなる」という気持ちで家業に戻ったものの、西嶋さんは板金工事は全くの素人です。仕事についてまわりの職人たちに聞いても説明が少なく、最初は戸惑ったそう。
「僕もそうなんですが、自分がわかっていることって相手に対して『なんでわからないの？』という気持ちになってしまいます。言葉で伝えるってすごく難しいんですよね。職人さんたちもそんな感じでした。見とけって言われるんですが、見てもわからなくて、手を動かして自分で身に付けるしかなかったですね」
地道に技術を磨いた結果、まわりからの指示通りまたは自分の思い描く工程の通りに動けるようになると、仕事が断然楽しくなったといいます。板金の仕事は向いていますか？という質問にも「向いています。楽しいですよ。仕事は楽しいのが一番です」と迷いのない回答でした。
今後は会社として現状維持をしながら、お客さまと直接打ち合わせができる元請けの仕事を増やしていきたいそう。フットワーク軽く、住宅のお悩みを迅速に解決する職人でありたいと意欲的に語ってくれました。
※１ 鬼飾り・・・屋根の先端にある飾り。装飾のほか魔除け目的の場合もある
WORK 現場の事前調査は念入りに。スムーズな現場で、お客さまも職人も満足いく仕上がりへ
西嶋さんが施工前の点検で重視するのは、材料の運搬と荷上げのためのスペースです。大きなトラックが現場の前に停められるかどうかは、材料の選定にも大きく影響します。予定していた外壁材が現場へ運べないという事態は、作業そのものに加えてお客さまや現場全体に多大な迷惑をかけてしまうからです。
「トラックの大きさで運べるもののサイズが変わってくるので、現場にどれだけのスペースがあるかは、作業をする上でとても重要なんです。あと、指示されている修理箇所以外の場所もしっかり確認します。いずれ同じ状況になりそうな不具合を見つけたら、お客さまに説明して修理が必要かどうか話し合いますね。修理が済んだ後に、また似たような不具合を発見するのはお客さまにとって二度手間になりますから」
外壁リフォーム・外壁修理の相談には、まず外壁の現状を確認します。外壁材自体が劣化している状態でカバー工法や張り替えが必要なのか、それとも塗装や部分修理等のメンテナンスで済むのかを判断しなければいけません。
「外壁自体が傷んでいる場合、僕はカバー工法（※２）を勧めています。カバーだとゴミが出ないので費用負担が軽くて工期も短く済みます。カバー工法のメリットは、万が一工事後数十年後に外壁材の経年劣化で漏水しても中にまだ壁が控えているので、水が室内に入りにくく雨漏りに強いことですね。もちろん、外壁の状態によっては張り替えが必要なときもあって、外壁の中、下地までが傷んでいるのが明らかなら、それは安全面でも不安なので一度全部剥がして下地からやり直して張り替えた方が良いです。外壁リフォーム・外壁修理で重要なのは、最後にお客様に施工内容を確認してもらうことです。足場を解体した後に、違ったとなると、時間、手間を要しお客さまに迷惑をかけてしまうからです。そんな行き違いがないようにすることが大切ですね」
外壁の雨漏り原因で多いのは、サッシまわりのコーキング（※３）や防水シートの劣化です。時には新築時の防水シートの処理が甘く、雨漏りに繋がっていることもあるそうです。修理の場合は、まず原因解明が大切なので、外壁材を剥がして点検をする場合もあります。
「雨漏り修理はお客さまの要望によって施工を考えます。応急処置で良ければコーキング処理、もう漏らないようにしてほしいということであれば、予算に応じて外壁材を剥がして中の方までチェックします」
山口県下関市の金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）工事の特性について尋ねました。山口県下関市は多方面で海に囲まれた地域です。海沿いの建物は潮風の影響を受けるため錆対策が欠かせません。その場合、西嶋さんは多少費用がかかっても、耐久性が高く錆に強い外壁材を勧めているそうです。
※２ カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
※３ コーキング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
MESSAGE 将来的に起こりうる不具合を総合的に見極めて、過不足ない工事を提案していく
「ご希望により、板金組合の保証書の発行があります。また、必要な場合はドローンでの点検も行っています。ただ、現場の状況によってはドローンが飛ばせないこともあるので、ご相談ください」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属系外壁（ガルバリウム鋼板外壁）の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォーム・外壁修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「迅速な対応を心掛けていて、お問い合わせをいただいたらなるべく早く現地調査に入るようにしています。部分的な傷みに見えて、そこだけ直して欲しいというご要望がよくあるんですが、家は一部分だけが傷むわけでないので、そこだけ直してもいずれ他の場所が同じような不具合を起こす可能性が高いです。せっかく足場を建てて工事をするなら、まとめて工事をした方が、のちのち安心できます。建物の状態によって色々な施工を考えるので、まずは気軽にお問い合わせください」
西嶋さんは全国建築板金競技大会へ毎年出場しています。この大会では、一枚の板金から、カバンやティッシュケースなどを設計し、施工していきます。仕事後に練習を重ね、少しずつ順位が上がってきているそう。ものづくりへの姿勢は、単なる「仕事に対するもの」では片付けられません。板金の仕事が好きだということが、しっかり伝わってきた取材でした。
（２０２２年１２月取材）
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取材後記
有限会社西嶋板金工業
作業のこだわりはバランス
西嶋さんが仕事の仕上がりで注力するのはバランスで、左右や上下のバランスをとても気にするそう。外壁の端っこが中途半端な大きさの外壁材で終わりにならないように、１ミリ単位で計算してから作業に入ると聞いて驚きました。そこに、職人としてだけではなく、元設計士の雰囲気を感じました。気概とものづくりへのこだわりを、この取材で垣間見た気がします。
腕利き揃いだからこそ、早い！
西嶋さんの話を聞き、「対応が早いのは、腕利きの職人さんが揃っているからだ！」と膝を打った取材者です。急を要する工事の依頼にすぐに駆け付けられるのは、会社全体の技術力が高いから。これは誰ができる？なんて考える時間が不要だからこそ、職人さんたちもフットワーク軽く動けるんです。お客さまの何よりの安心は、工事店が素早いリアクションをくれること！イチ消費者としてそんなことを考えた取材でした。
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工事店プロフィール（有限会社西嶋板金工業）
| 一番の強み | フットワーク軽く迅速に対応し、細部まできめ細やかにこだわった金属屋根・外壁をお客さまに提供できるところ |
|---|---|
| 会社名 | 有限会社西嶋板金工業 |
| 対応工事 |
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
| 従業員数 | 社員：５名 |
| 建設業許可 | 建築工事業、屋根工事業、板金工事業（山口県知事許可（般―４）第１６２０２号） |
| 保有資格者 | 一級建築板金技能士：４名 高所作業車運転者：４名 職長安全衛生責任者：２名 足場の組立て等作業主任者：２名 玉掛作業者：４名 金属屋根工事技士：１名 アーク溶接作業者：３名 小型移動式クレーン運転技能講習修了者：４名 フォークリフト運転技能講習修了者：１名 登録建築板金基幹技能者（建築板金）：１名 |
| 特徴 | リフォーム業 外壁工事業 |
| 対応エリア |
中国地方 |
| アフターフォロー体制 | 工事後、ご連絡いただければすぐに伺います。お気軽にご連絡ください。 AIG損害保険株式会社の事業総合賠償責任保険（STARs）に加入しております。 |
| 代表者 | 西嶋 拓也 |
| 代表者経歴 | 有限会社西嶋板金工業 代表取締役 ２００２年３月：下関市立豊田東中学校 卒業 ２００２年４月：山口県立下関中央工業高等学校 入学 ２００５年３月：山口県立下関中央工業高等学校 卒業 ２００５年４月：久留米工業大学 交通機械工学科 入学 ２００９年３月：久留米工業大学 交通機械工学科 卒業 ２００９年４月：株式会社ホンダテクノフォート 入社 ２０１４年１２月：株式会社ホンダテクノフォート 退社 ２０１５年１月：有限会社西嶋板金工業 入社 ２０１９年１月：有限会社西嶋板金工業 専務取締役 就任 ２０２４年１月：有限会社西嶋板金工業 代表取締役 就任 |
| 所在地 |
〒750-0442 山口県下関市豊田町稲光４７６ 大きな地図で見る |
| 営業時間 | 毎週月～土曜日 ８：００～１８：００ |
| 定休日 | 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休（ゴールデンウィーク）、夏季休業（お盆休み） |
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