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「外壁を張り替えたい」について

2021.07.07 シーリング工法について

「シーリングレス工法」をご存知ですか?

1.「シーリングレス工法」をご存知ですか?:はじめに

画像の引用: https://webcatalog.lixil.co.jp/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUpByCatalogCategory&mode=PAGE&catalogCategoryId=8623310000&catalogId=13168610000&pageGroupId=&volumeID=LXL13001&keyword=&categoryID=&sortKey=&sortOrder=&designI

画像の引用: https://webcatalog.lixil.co.jp/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUpByCatalogCategory&mode=PAGE&catalogCategoryId=8623310000&catalogId=13168610000&pageGroupId=&volumeID=LXL13001&keyword=&categoryID=&sortKey=&sortOrder=&designI


皆様、ご自宅の改装を検討されたことはありますでしょうか?

そんな時、改装案とあわせて、改装してから十何年後かにやってくるメンテナンス費用のことも気になるポイントかと思います。

外壁についてのコラムでよく目にするのは、

「日光や風雨に強い高価な塗料や外壁材を選んでも、外壁材と外壁材の間の目地が10年程度で劣化し、ひびが入るのでその部分のメンテナンスがどうしても必要になる」

という記事です。

そこで今回ご紹介するのが「シーリングレス」工法です。


2.「シーリングレス工法」をご存知ですか?:シーリングレス工法とは


まず、「シーリングレス工法」の説明の前に、「シーリング」とは何かをご説明します。


家の外壁には必ず、表面に貼られた板と板の境目や、壁面と壁面があわさる角の部分といった外壁材の端の部分が存在します。

そのままの状態だと端の部分から内側に雨などの水が入り込んでしまいます。

シーリングとは、外壁材の内側に水が入らないようにするために、乾くと固まるパテのような素材を充填して外壁材の端の隙間をふさぐ作業のことです。

このパテが経年劣化でひび割れると、割れ目から水が内部に入り込んでしまい、外壁の内側部分の断熱シートを濡らしてしまい、雨漏りの原因になる可能性があります。

それでは、「シーリングレス工法」とはどんな工法なのかを説明しましょう。

シーリング工法とは、通常の工法のように壁表面の隙間をシーリング剤で埋めるのではなく、あらかじめ板の端の厚さを加工し、左右上下など隣り合った板をお互いの端部分が重なるように組み合わせ、緊密に貼る工法のことです。

更に左右の板と板の接合部分の裏側に、樋のような役割を兼ねる部品を設置することで、
狭い隙間から水が入ってきても下に排出され、断熱材まで水が入らないような工夫がされている商品もあります。

通常の工法より複雑で手間がかかるため、あらかじめ加工されたシーリングレス工法専用の外壁材と専用の工具を使って行われます。

商品の一例はこちらです。

旭トステム外装 ガーディナルSmart (窯業系サイディング)
ニチハ     Fuge(フュージェ) (窯業系サイディング)


3.「シーリングレス工法」をご存知ですか?:メリットとデメリット


次にシーリングレス工法のメリットとデメリットを簡単にあげていきます。

【メリット】
・外観の美しさ
外壁表面に殆ど境目の線が見えず一枚板のような外観になる。
目地がないため、気になる目地の汚れも存在しない。

・高耐候性
目地がないため、目地の劣化に対応するメンテナンスが不要となる。

【デメリット】
・完全シーリングレスは難しい
窓や屋根、隣り合った壁面の角には対応できない場合もある。
対応できる場合も特殊な窓、ダクトや配管まわりなどには対応できず全くシーリング剤を使わずに施工するのは困難。

・高い施工技術が必要
目地のように隙間の幅の微調整ができないため施工に精度が求められる。
また下地材に外壁材を直接貼らず、空間ができるため、表面が歪まないよう施工の際に注意が必要。

・高価
通常の工法と比較すると、精緻な作業のため施工手間がかかり、結果として高価になる。

・部分補修ができない
工法上、一部をはずして張り替えることが困難


4.「シーリングレス工法」をご存知ですか?:まとめ


いかがでしたか?


個々のお家に合うかは条件がありそうですが、今後も商品改良および拡充が進んでいくのではないでしょうか。

もしあなたが近い将来、外壁リフォームを検討されるなら、ぜひ「かべいろは」で工事店を検索ください。

経験豊富な職人さんがきっと見つかりますよ。



引用、参照:
・日経ホームビルダー 1月号 「外装材メーカーの動向 外装寿命で30年超目指す」P.28

・https://webcatalog.lixil.co.jp/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUpByCatalogCategory&mode=PAGE&catalogCategoryId=8623310000&catalogId=13168610000&pageGroupId=&volumeID=LXL13001&keyword=&categoryID=&sortKey=&sortOrder=&designID=newinter&designConfirmFlg=
AT-WALL窯業系外装材見積・発注用カタログ2020.10 | LIXIL (検索日:2021/1/28)

・https://www.asahitostem.co.jp/product/atwall/guardenal/maintenance.php
耐久性とメンテナンス性 | ガーディナル | 外壁・外装メーカーの旭トステム外装株式会社(検索日:2021/1/28)

・https://www.nichiha.co.jp/fuge/square/index.html
外壁材 Fu-ge|キレイな仕上がり|ニチハ株式会社(検索日:2021/1/28)

・https://good-things-committee.com/column/1193
「外壁材・シーリング」のメンテナンス費用を安くするコツ|質を見極める大切なポイント【メンテナンス性能①】 | GOOD THINGS COMMITTEE(検索日:2021/1/28)

・https://xtech.nikkei.com/kn/article/nad/mag/20141114/683467/
開発トレンド3 外壁をシーリングレスに | 日経クロステック(xTECH)(検索日:2021/1/28)

・https://www.protimes-souken.co.jp/glossary/a/aijakuri.html
相杓り|用語集|外壁塗装・屋根塗装のプロタイムズ総研(検索日:2021/1/28)


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