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2020.04.07 塗料の種類別生産量

塗料の生産量を種類別に紹介します！

1.塗料の生産量を種類別に紹介します！：はじめに
2.塗料の生産量を種類別に紹介します！：塗料の種類別生産量
3.塗料の生産量を種類別に紹介します！：まとめ

1.塗料の生産量を種類別に紹介します！：はじめに

塗装工事を検討するために塗料を調べたらたくさんあった..
そんなことはありませんか？
インターネットで検索すると、

「今〇〇といった塗料が良く使われています」
という言葉が出てきます。
でも実際にどういった塗料がよく使われているのでしょうか。
今回はこのような疑問に対して回答できればと思います。

なお、今回は一般社団法人日本塗料工業会が発行している
平成30年塗料製造業実態調査のデータを基に記載しています。

2.塗料の生産量を種類別に紹介します！：塗料の種類別生産量

塗料の種類別生産量は、上のグラフの通りです。

ここで
①溶剤系
②水系
③無溶剤
について、簡単に説明したいと思います。

大日本塗料株式会社の塗料の種類についてのページ
（https://www.dnt.co.jp/products/kind/）では、

『一般的に塗料は、
　塗装後に塗膜として残る樹脂・顔料・添加剤と
　揮発して塗膜には残らない溶剤から成ります。
　古くから溶剤としては有機溶剤が多く用いられていましたが、
　環境対応や塗装作業者の安全面への観点から
　有機溶剤の代わりに水を使用する水性塗料（水系塗料）や、
　溶剤を含まない無溶剤形塗料、
　粉体塗料等のいわゆる環境対応塗料の需要が
　近年急速に伸びています。』

と記載されています。

つまり①溶剤系が長らくメインでしたが、
現在は②水系や③無溶剤が伸びてきており、
②水系が①溶剤系のシェアに迫ってきているということです。
また一般的に、溶剤系は環境に良くない代わりに機能性が高い、
水系や無溶剤は機能性が溶剤系に追いついていない代わりに
環境に良い（妊婦さんや赤ちゃんに優しい）と言われています。

長らくメインだった溶剤系の中で行くと、
よくホームセンターなどで売られている

アルキド系（耐久年数3-5年）の割合が6.1％
塗装店が比較的使用するアクリル樹脂系（耐久年数5-6年）5.7％
ウレタン樹脂系（耐久年数8-10年）8.2％
シリコン・フッ素樹脂系（耐久年数10-20年）が1.6％

となっています。
この結果から、シリコン・フッ素樹脂系の塗料は
まだあまり使用されていないことが分かります。

一方で、「かべいろは」に掲載されている塗装工事店の施工事例では、
シリコン・フッ素樹脂系の比率が多く、その意味では
「やねいろは」では耐久年数に配慮する工事店が多いと言えます。

「かべいろは」に掲載されている外壁工事店に取材すると
無溶剤の話も聞きますが、まだそこまで実績が積みあがっていないのか
外壁工事店は溶剤系を好む傾向にあります（メーカーとしては
水系や無溶剤の良さもアピールしているので
今後益々実績が積みあがっていくと思われます）。

3.塗料の生産量を種類別に紹介します！：まとめ

今回はデータの観点から塗料別生産量について紹介しました。

もちろん、実際にはもっと塗料の種類は分かれていますが、
塗料の現状を簡単に把握する点で役に立てば非常に嬉しいです！

もし外壁塗装を検討するようになったら「やねいろは」へ！
経験豊富な職人さんがお客様の要望をしっかり聞かせて頂いたうえで
ご要望に合った塗装をしてくれますよ。

引用：
一般社団法人日本塗料工業会、「平成30年塗料製造業実態調査」、2018年

https://www.dnt.co.jp/products/kind/
塗料の種類とは？水性塗料や粉体塗料、樹脂系別｜大日本塗料株式会社、大日本塗料株式会社（検索日：2020/03/14）

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