外壁リフォームの効果は外観補修のみならず。室内環境も整え快適な暮らしに

株式会社梅山工業所

茨城県 水戸・笠間・那珂

茨城県板金工業組合

ドローン点検

株式会社梅山工業所

茨城県水戸市千波町の株式会社梅山工業所は、外壁(ガルバリウム鋼板外壁)・金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)のリフォーム・修理、雨樋工事を中心に行う板金工事店です。断熱効果などのシミュレーションを得意とし、数値化資料を元に行う説得力ある施工提案に定評があります。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 時流に乗り都度変えてきた事業体制。今後も柔軟な提案で、お客さまから頼りにされたい

茨城県水戸市千波町に拠点を構える株式会社梅山工業所(以下、梅山工業所)は、1927年(昭和2年)創業の老舗板金工事店です。一般住宅だけではなく、茨城県内の駅舎や商店、体育館など大規模な建物の外装リフォーム・修理の依頼も多く、一般のお客さまだけではなく、地元企業や自治体からの信用も厚いことがわかります。

梅山工業所の代表取締役の梅山智広さん(以下、梅山さん)は、幼い頃から家業を見て育ったこの会社の三代目経営者です。これまでの経緯や仕事への想いなど、お話を伺いました。

「祖父が大工をしていたのは高度成長期だったのですが、周りが『これからは板金が主力になる』と言い初め、その時流に乗って板金工事にシフトチェンジしたんです。昔の冷蔵庫は木枠にブリキを貼って氷を詰める形でね、それを手掛けたのが梅山工業所の原点です」

需要に合わせ、柔軟に扱うものを変えて事業をしてきた梅山工業所。しかし、梅山さんのお父さんは自営業の苦労が身にしみていたせいか、家業を手伝えとも継げとも言わなかったといいます。

梅山さんは高校生の頃、パソコンが大好きで学校で情報処理を学びました。大学でさらに学びを深めてそれらを活かした職業に就きたいと考えていましたが、希望の大学への進学がかなわず、お父さんの勧めで東京の建築系専門へ進学しました。

「課題が多いことで有名な専門学校で、毎日苦しみながら図面を引いていました。でも、卒業する時にまだプログラミングで仕事をする憧れが残っていたのと、父からの『すぐに家業に入ると視野が狭くなるから一度は外へ出ろ』の一言で、就職先はソフトウェア開発の会社に決めました」

ソフトウェア開発会社での仕事は面白くやりがいも感じていましたが、業績が傾き残念ながら退職せざるを得ない状態に。しかし、梅山さんは身に付けた技術を活かすために、実家の梅山工業所にソフトウェア開発事業部をつくり、社員としてシステム関係の仕事を始めたのです。

「前職を辞める直前は、ソフトウェア開発会社と梅山工業所で二足の草鞋(わらじ)状態で忙しくしていましたね。父の経営する梅山工業所に入社して、コンピューター上の3次元の建物をもとに、設計や維持管理のコスト、不具合などをシミュレーションできるソフトを開発しました。今で言うBIMなんですが、当時はそんな言葉はなかったですね。我ながら最先端なことをしていたと思います」

梅山さんが30歳くらいの頃、代表が体調を崩し現場統括は梅山さんに託されました。それをきっかけにソフトウェア開発の仕事から離れ、住宅板金工事の現場にも出るようになったそうです。梅山さんは外壁リフォーム・外壁修理の仕事を覚えるうちに、デスク作業とは違う、お客さまに「ありがとう」と直接言われる工事の仕事に充足感を覚えたといいます。

「梅山工業所は、祖父から父に代替わりして飛躍的に大きくなったんです。当時は珍しかった大型の板金折り機を早々と導入して、大規模な建物にいち早く対応していました。うちをあてにしているお客さまも多くて、やってみると現場の仕事がどんどん面白くなったんです」

そうして2006年に代表取締役に就任し、現在は社内業務全般の指揮を執っています。身に付けた知識を活かし、現場統括以外にもパソコンでの事務作業、CADでの図面引きなども行っているそうです。

梅山工業所では外壁や屋根のリフォーム・修理のほか、金属防水工事にも力を入れています。現在は大手ゼネコンからの下請け仕事が主流ですが、今後は防水工事の技術も役立て、戸建て住宅のメンテナンスにも力を入れていきたいそう。お客さまにとってトータルで頼りになる会社になりたいと意欲的でした。

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WORK 数値化して目で確かめられる断熱・遮熱効果。リフォームで室内環境の改善も提案していく

茨城県水戸市千波町の梅山工業所は、公共の建物から一般住宅まで、様々な建物の板金工事を手掛ける工事店です。金属外壁(ガルバリウム鋼板外壁)や金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や雨樋(あまどい)など、様々な板金工事が可能です。

梅山工業所の強みは、梅山さんが遮熱・断熱効果を計算し数値化できること。室内の温度管理が重要視される倉庫などの大きな建物から一般住宅まで、外壁リフォーム・外壁修理の際に遮熱資材を使った場合、室内にどの程度の温度変化があるかを数値で表します。

「断熱材の種類やエアコンの台数などを設定し、工事前後の部屋環境の比較をします。食品庫などは温度管理を徹底しないといけないので、この計算はとても大切なんです。社屋のリフォームなど、大規模な工事を担当者さまが社内の上司にプレゼンするのは大変ですよね。一目瞭然の資料を作ると、大変喜んでいただけるんですよ」

このように、梅山さんの得意なことを活かしたお客さまへの配慮が光ります。見積もりは数パターン作成し、施工例や比較資料を用意してわかりやすい打ち合わせを心掛けています。

「ご予算も、打ち合わせでの大切な要素です。同じ効果で安く済むならそれも提案しますしね。部材は色も素材も様々なので、最後は仕上がりの好みで決定することが多いです。ヒアリングをしていくうちに、要望が明確化されるのもよくある話で、じゃあ遮熱の外壁材を張り替えましょうとか、いや、張り替えではなく金属系外壁(ガリバリウム鋼板外壁)のカバー工法で済むとか、選択肢が広がっていくんです。そうなると、お客さまも打ち合わせに積極的になってくるので、見積もりはいつも2~3種類用意しますね」

外壁の状態を見て、必要な施工を提案するのが梅山さんのポリシーです。雨漏り修理は、張り替えやカバー工法をするほどではないと判断した場合は、塗装工事を勧めるそう。

「金属系サイディングのコーキングの硬化が雨漏りの原因なら、塗り替えで対応できるケースも多いんです。雨漏り修理をきっかけに、張り替えやカバー工法の大規模な工事を行うのか、それとも塗装などの簡易修理で様子を見るのか、ご予算なども考慮して最終的にはお客さまの納得いく方法で施工します」

茨城県水戸市は小さな地震が多い地域です。最近のリフォーム工事の傾向は建物の軽量化で、外壁も屋根も軽くて丈夫な素材が望まれているそうです。

「2011年の東日本大震災以来、軽くしたいという要望が多いですね。また、沿岸部は塩害による錆の心配もあるので、ハイレタン・ステンレス・アルミなど潮風に強い材料を勧めています。それらに加えて最近は、夏のゲリラ豪雨対策も必要になってきました。昔とは全然雨の降り方が違うんですよ。雨樋は1時間あたりの降雨量と排水量を計算して作られています。だいたいが1時間に240mmかな。かなり余裕のある数字ではあるんですが、ゲリラ豪雨はほんの短時間で大量の雨が集中して降るので、1分で40mmはあり得る数字。それを考えながら雨樋の種類も決めていきます」

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MESSAGE 家の形状もお悩みも様々。お客さまの要望を細部まで実現化できるプランを考え抜く

梅山工業所のアフターサービスは、施工によって様々です。使用材料や工事の内容により保証書の発行、また、各種点検も行っています。

「特殊なリフォーム工事や金属防水工事などは、定期点検を行っております。金属防水工事は施工後の伸び縮みがあるので、こまめに点検した方が安心です。その他の工事に関しては、近隣を通る際にお声がけをして確認させてもらうこともありますが、約束をして訪ねる形はとっていません。もちろん、外壁に気になる不具合があったら、いつでも遠慮なくご連絡を。ゲリラ豪雨や雹(ひょう)が降った後などは、予想外の被害があったりします。すぐに点検に伺うので相談してくださいね」

最後に、「かべいろは」をご覧になっている、金属系外壁(ガルバリウム鋼板外壁)の不具合でお困りのお客さま、そして外壁リフォーム・外壁修理を検討中のお客さまへメッセージです。

「梅山工業所の工事で、お客さまが快適な暮らしを手に入れる。それが工事の目的であり、わが社のモットーです。『ここはこうならないのか?』という疑問や、普段不便だなと感じていることを何でもご相談くださいね。工事そのものはもちろん、提案も私たちの仕事です。ご予算や目的に合わせて、数値に基づいた施工を考えます。アイデアや改善案をたくさんご案内できると思うので、ぜひお気軽にご相談ください」

既製品をはめ込むだけではなく、知識とアイデアを駆使して工事をする梅山工業所。お客さまによって家の形も家に対するお悩みも違いますが、梅山さんはその違いを楽しんで仕事をしているようでした。お客さまの「こうしてほしい」を必ず実現してくれると、そう実感した取材でした。

(2022年2月取材)

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取材後記

株式会社梅山工業所

コミュニケーションは仕事の基本

梅山工業所はこの10年で著しい成長を遂げています。とても多忙な梅山さんですが、職人たちとのコミュニケーションを欠かさず、時に意見交換も交わしています。それは、最終チェックを梅山さんの目で行い、気になる箇所は直してもらう過程があるからだと言っていました。どんな仕事でも不具合やミスの指摘は難しいものですよね。でもお互いの目的が同じで信頼関係が確立されていれば、難なく運ぶ行為でもあるのです。梅山さんはそれを充分にわかっているのだと感じました。

難題も楽しみに変え仕事を楽しむ

「言われたことだけやれば、ラクなのにね。でもこれが仕事の楽しさなんですよね」と楽しそうに話していた梅山さんの表情が印象的でした。お客さまから相談には、ついアレコレと提案してしまうそう。既製品の取り付けひとつに関してもアイデア出しを惜しまない姿勢に、梅山さんは本当に仕事を楽しんでいるのだなと思いました。「忙しくてね」と嘆く様子もちどこか誇らしげで、仕事に対する自負があふれている様子に頼もしさを感じました。

特集特集(株式会社梅山工業所)

株式会社梅山工業所は、 「「かべいろは」事務局オススメ工事店」 の特集に取り上げられています。

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外壁工事店プロフィール外壁工事店プロフィール(株式会社梅山工業所)

一番の強み 設計図面を起こすので細やかで分かりやすい説明ができ、施工後の効果などもシミュレーション・計算して具体的な数字を持って提案できるところ
会社名 株式会社梅山工業所
対応工事
外壁塗装
外壁張り替え(カバー)
外壁修理
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
従業員数 社員:4名
建設業許可 屋根工事業、板金工事業、防水工事業(茨城県知事許可(般―4)第2544号)
保有資格者 一級建築板金技能士:1名
丸のこ等取扱従事者:3名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:4名
高所作業車運転者:3名
職長安全衛生責任者:3名
石綿取扱作業従事者:3名
玉掛作業者:3名
登録建築板金基幹技能者:1名
二級建築施工管理技士(仕上げ):1名
特徴 リフォーム業
外壁工事業
対応地域

茨城県

アフターフォロー体制 施工内容により1か月、3か月、半年、1年点検をおこなっています。
保証書の発行もございます。
その他、なにかございましたらお気軽にご連絡ください。
代表者 梅山 智広
代表者経歴
(名称は当時のもの)
株式会社梅山工業所 代表取締役
1983年4月:私立茨城中学校 入学
1986年3月:私立茨城中学校 卒業
1986年4月:茨城県立水戸工業高等学校 情報技術科 入学
1989年3月:茨城県立水戸工業高等学校 情報技術科 卒業
1989年4月:中央工学校 建築設計科 入学
1991年3月:中央工学校 建築設計科 卒業
1991年4月:株式会社ウィング・ラボ 入社
1994年3月:株式会社ウィング・ラボ 退社
1994年4月:株式会社梅山工業所 入社
1996年11月:株式会社梅山工業所 取締役就任
2006年3月:株式会社梅山工業所 代表取締役就任
所在地 〒310-0851
茨城県水戸市千波町2112-7
営業時間 毎週月~金曜日 8:00~17:30
定休日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
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