スタンダードな塗装はもちろん、デザイン性の高い外壁塗装もおまかせを
エスエスホーム(株式会社エスエス)
岐阜県多治見市赤坂町の株式会社エスエスは、外壁塗装・屋根塗装をメインとする塗装工事店です。その他、雨樋塗装や各種屋上防水工事にも対応可能。ダブルトーンなどの意匠性の高い技術を活かした丁寧な塗装で、お客さまが抱く理想の外壁に仕上げます。
工事店の想い
PERSON
先輩職人に可愛がられて育った修行時代。明るい職場でのスタートが、職人人生を決定づけた

株式会社エスエス(以下、エスエス)は、岐阜県多治見市赤坂町に拠点を構える塗装工事店です。外壁塗装・屋根塗装を中心に住宅の塗装工事全般を施工します。木材塗装の他、ウレタン樹脂を使った塗装や防水、壁穴の補修や漆喰の壁、珪藻土やコンクリートの壁、また外壁タイルの塗装や砂壁のリフォームも要望があった時に対応しています。
エスエス代表の佐々康平さん(以下、佐々さん)に、創業までの経緯、仕事やお客さまへの想いなどを伺いました。
「塗装をやり始めたきっかけは、高校時代のアルバイトです。最初は『なんて服が汚れる仕事なんだろう』と、そんな感想を持ったのを覚えています。ただ、初めは抵抗がありましたが、すぐに慣れましたね」
塗装業に足を踏み入れた時期をこのように語った佐々さん。体は汚れ、ものすごく体力が必要な仕事に、初めは過酷さばかりを感じていたそうです。しかし、たくさんの現場を経験するうちに、古びた建物が美しく仕上がる様子にすがすがしい想いを抱くようになりました。
「下塗りから始まって仕上げの本塗装まで、任される仕事がステップアップすると達成感がどんどん大きくなりました。2年くらい経った頃、古くなったものを綺麗にする塗装という仕事にやりがいを感じて、この仕事でやっていこうと決めたんです」
塗装業を始めた頃、佐々さんは10代半ばです。年配の先輩職人たちの面倒見が良く、初めての職場では人間関係での苦労はなかったと言います。さらに、職長だった職人がとても仕事のできる人で、仕事をするにあたり、その人から多大な影響を受けたそうです。
「建設現場では、段取りの良さが肝だとその人から習いました。作業の無駄のなさ、効率の良さは納期や人件費に直接影響します。あと、現場責任者として『年上の職人さんにもはっきり指示を伝える』ということも学びました」
高校時代は同じ塗装店でアルバイトに励み、大学卒業後は先輩職人が立ち上げた新しい塗装店で即戦力として就職をしました。すでに経験は5年以上だったため、現場の責任者としても活躍。その塗装店では3年ほど勤め、塗装のあらゆる技術が身に付いたと自信がついた頃に、念願の独立開業へ動き出しました。
「まわりの職人たちからは『どうやって仕事をいただくんだ』と心配されました。年齢が若かったのもあるんですが、経営に関して何もわかっていなかったんですよね。相見積もりで他社より安い金額を出しても受注にならなくて。自分はこんなに質の良い仕事を提供できるのに、どうして頼んでくれないんだろうと悩んだ時期でした」
佐々さんは、独立後に受注が安定するまでにかなりの苦労を重ねたようです。手ごろな金額でも受注が取れない、そこには何が足りないのかと仕事を続けながら考えました。
「あるとき、そんな考え方が間違いなんだと気が付いたんです。それからは挨拶、見積書の説明のやり方などを改め、お客さまに自分という人間をわかってもらうように努めました。おかげさまで、お客さまや当社と関わる様々な方からも信頼していただくことが増えたので、今思うと、最初につまずいた経験も必要なことだったのかもしれません」
以来、塗装だけではなく住宅修理についてたくさんのことを相談されるようになり、着実に実績を伸ばしてきました。2020年には法人化し、地域密着で住宅塗装に取り組んでいます。今後は、住宅以外に工業塗装にも挑戦し、仕事の幅を広げていきたいと将来のビジョンを描いています。
詳しく見る閉じる
WORK
多色塗りやダブルトーンなどを駆使した外壁塗装で、センスある外観に仕上げていく

岐阜県多治見市赤坂町のエスエスは、外壁塗装・屋根塗装を中心に施工する、2015年創業の塗装工事店です。
実際の外壁塗り替えでは、サイディングの状態に合わせてダブルトーン(※1)や再現工法(※2)を使い分け、お客さまの要望に沿った施工プランを提案。塗料の多色使いも得意としており、外観にこだわりのあるお客さまから絶大な信頼が寄せられています。また、外壁の劣化の原因を明らかにして、それに適した修理や下地処理をすることも忘れません。
「見た目ももちろん大切ですが、外壁の劣化や不具合は、なぜそうなったのか原因を突き止めるのも大切です。もしかしたら錆は単なる経年劣化ではなく、雨水がどこからか侵入して起こったものかもしれません。塗り替えでは、サイディングの凸凹した形状を活かしてダブルトーンを提案することもあります。最近はレンガ調やタイル調のデザイン性の高いサイディングが多いので、外観を重視しているお客さまには、少々費用が高くなっても、そういった提案が喜ばれますね」
また、意外に多いのが外壁内側への雨水の侵入です。表面が一部分だけささくれている場合は、水が内側の木部に浸み込み、サイディングの内側がすでに腐っている場合が多いのだそう。
「内部の腐敗は、外壁材をはがし下地から修理するか、カバー工法にするかという提案になります。ただ、お客さまによっては気にしない方もいて、塗るだけで済ませる場合もあります。その家にあと何年住むかによって、ご予算などの都合が変わってきますので、ご要望とすり合わせて塗装や修理を施します」
雨漏り修理の場合は点検後に屋上防水工事になることもあります。陸屋根から階下への水漏れは、劣化したシートを全て剥離し、ウレタン防水(※3)を施し、ベランダの場合はFRP防水(※4)で仕上げます。
「勾配のない陸屋根の住宅では、定期的に屋上防水工事をする予定を立てているお客さまが多いですね。勾配のある瓦や板金屋根のように水が下に自然には流れていかない構造なので、建てたときから屋根の防水を気にしています。あと、ベランダは接合部分が劣化して雨漏りに繋がります。今の住宅はFRP防水が多いので、高圧洗浄機で汚れを落とし、サンダーで表面を凸凹にしてからトップコート(※5)を塗ってメンテナンスします。ベランダは、お客さまがご自分で塗料を塗っていることも多く、それが問題になってしまう場合もあるんです。下地処理をせずに塗っているので、すぐに塗料が剥がれてしまい、私たちに連絡が来るパターンがよくあります」
岐阜県多治見市は、通年で穏やかな気候です。冬場は積雪がほとんどないので天候に左右されずに外壁リフォーム・外壁修理などの外装工事の計画が立てられます。ただ、岐阜県の夏の暑さは厳しく、かつては全国1位の高温を記録したことも。職人の作業着に空調服を取り入れ、休憩をこまめに取るようにして、屋外作業での体調管理には細心の注意を払っているそうです。
※1 ダブルトーン・・・サイディングのタイル部分凸と目地部分凹を多色で塗り分けること
※2 再現工法・・・二色塗りなどを用いて、外壁設置当初の雰囲気を再現する工法
※3 ウレタン防水・・・液体状のウレタン樹脂を重ね塗り、繋ぎ目のない防水層を形成する防水工事
※4 FRP防水・・・塗膜防水の一種。防水用のプラスチック繊維。軽くて丈夫なため、近年よく使われている
※5 トップコート・・・屋根、外壁、ベランダなど建材の最も外側となる表面を守る塗膜のこと。中塗り、上塗りで使用する塗料
詳しく見る閉じる
MESSAGE
地域密着の仕事が会社の強み。地域に根差してやる以上、誇りの持てる仕事と対応を

エスエスのアフターフォローは地域密着ならではの手厚さとフットワークの軽さ。完工後に何か不具合があればいつでも連絡を、と臨機応変です。また、使用塗料をお客さまにお渡しして保管をお願いしているそう。
「外壁に何かをぶつけて塗面が剥げたとか、エアコンの入れ替えや移動で塗っていなかった面が出てきたとか、そんな事態に備えて残った塗料をお渡ししているんです。塗る作業は私たちがやるので、連絡をいただければと思います。地元のお客さまが多いので、施工後は通りがかりに『元気ですか』なんて声をかけることもありますね」
最後に「かべいろは」をご覧になっている、外壁塗装や屋根塗装の劣化でお困りのお客さま、そして外壁リフォーム・外壁修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「外壁に気になることがあって、修理しようかどうしようかと迷っているなら、とりあえず点検を依頼してください。単なる杞憂ならそれで済みますしね。立地、経年、劣化状態、家によって抱えている問題は様々です。私たちがきちんと現場を見てから外壁の状態に適した施工を提案します。あと、要望も遠慮なくおっしゃってください。できるだけご希望の外観に近づけますので、安心してご相談くださればと思います」
佐々さんは見積書や施工の説明に、なるべく専門用語を使わないようにしているそうです。これは独立当初、見積もりがなかなか受注に繋がらなかった苦い経験をしてきたから。分かりやすく丁寧な施工を心掛け、お客さまとの信頼関係を築いてきた様子がしっかり伝わってきた取材でした。
(2021年9月取材)
(2023年7月加筆修正)
詳しく見る閉じる
・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。
・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。
取材後記
エスエスホーム(株式会社エスエス)
自分を変える努力を惜しまない
佐々さんは高校では勉強が苦手だったものの、大学進学を決めた高3の夏から猛勉強をしたそう。「普通の高校生がわかっているようなことも理解できていなかった」と話していました。それでも、努力の末に現役合格。取材の中で、過去の話と最近の仕事の話を聞き、「やると決めたら突き進む姿勢」が見えてきました。開業後に仕事が無く大変だったとのことですが、それもまた自身を変える努力で克服してここまできたのだと思いました。
一つひとつを丁寧に、当たり前に
取材の終盤、エスエスさんの強みは何ですか? と尋ねると、佐々さんはじっと考え込んでいました。やっと口にしたのは、「基本に忠実に、確実にお客さまの要望に応えること……。当たり前のことを当たり前にやっているだけなんですよ」と照れくさそうに頭をかきながらお話される様子がとても印象的でした。決して饒舌ではありません。ひとつひとつの質問に丁寧に答えようとする真摯な姿を見て、これがお客さまの信頼に繋がっているのだろうと思いました。
・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。
・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。
外壁工事店プロフィール(エスエスホーム(株式会社エスエス))
一番の強み |
劣化や雨漏りの原因を究明して丁寧な修理をすることに加え、デザイン性の高い外観も提案できるところ
|
会社名 |
エスエスホーム(株式会社エスエス)
|
対応工事 |
その他塗装
屋根塗装
樋塗装
外構・エクステリア塗装
室内塗装
|
従業員数 |
社員:5名
|
建設業許可 |
塗装工事業(岐阜県知事許可(般―2)第600791号)
|
保有資格者 |
外壁診断士:1名
有機溶剤作業主任者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:5名
高所作業車運転者:3名
職長安全衛生責任者:2名
防錆管理士:1名
フルハーネス型安全帯使用作業特別教育:5名
|
特徴 |
リフォーム業
外壁塗装工事業
左官工事業
屋根塗装工事業
樋塗装工事業
|
対応地域 |
岐阜県
|
アフターフォロー体制 |
ご希望に応じて保証書を発行します。
近くを通った際には、ご挨拶に訪問して外観を見させていただいております。
何かあればすぐに対応するので、遠慮なくご連絡ください。
|
代表者 |
佐々 康平
|
代表者経歴
(名称は当時のもの) |
株式会社エスエス 代表取締役
多治見商工会議所 所属
2005年7月:塗装工事店A社 入社
2008年4月:名古屋学院大学 入学
2012年3月:名古屋学院大学 卒業
2012年3月:塗装工事店A社 退社
2012年4月:塗装工事店B社 入社
2015年9月:塗装工事店B社 退社
2015年10月:エスエスホーム 創業 代表就任
2020年7月:株式会社エスエス 設立 代表取締役就任
|
所在地 |
〒507-0057
岐阜県多治見市赤坂町8-75-10
|
営業時間 |
毎週月~日曜日 8:00~19:00
|
定休日 |
不定休
|
屋根工事の依頼も可能です。エスエスホーム(株式会社エスエス)の「やねいろは」掲載記事はこちら