建物の外壁は、日光、風、雨、雪、雹(ひょう)など
さまざまな自然現象に常にさらされています。
今回は、雪が外壁に与える影響についてご説明します。
2.雪害って何? 外壁に与える影響:外壁への雪害にはどんなものがあるの?
雪害とは、雪によって生じる災害で降雪作業中の転落事故や
雪崩(なだれ)による被害が代表的ですが、外壁にも大きな影響があります。
豪雪地帯では、屋根に積もった雪が軒先から大量に落ちた場合、
雨樋やカーポート、地面に置いてあったバイクや自転車等が
破損してしまうこともあります。
同様の被害が外壁にも発生します。
積雪には氷のように固い状態のものもあり、地面の固い雪にあたって角度が変わり、
外壁にぶつかることがあるのです。
衝撃で外壁表面が凹んでしまったり、表面に穴があいて
下地が見えてしまったりすることもあります。
積雪だけでなく、つららの根元の大きな氷の塊が落下する場合もあります。
また、外壁が雪で覆われたり、気温が上がって溶けたりを繰り返すと
外壁内部に含まれている水分が氷になったり水に戻ったりします。
氷の状態だと体積が大きくなるため、外壁を膨張させひび割れを発生させます。
次に水に戻ると体積が元に戻り、ひび割れた隙間からより多くの水分が入り込み、
より大きな氷になる…といったことが繰り返されることで
徐々に外壁が内側から破損していきます。
これを凍害といいます。
一階の屋根の端が二階の壁とくっついている造りのお家や、
内外気温差で湿気のたまりやすいお風呂場やリビングの外壁などは
凍害を受けやすいといわれています。
また、外壁材と外壁材の継ぎ目の隙間は
充填剤で埋められており経年劣化が早い部分です。
もともと充填剤の劣化で発生していたひび割れに、雪解け水が絶えず
しみこむことにより、そこから塗膜剥がれや内部劣化を起こすことも
雪害のひとつといえます。
3.雪害って何? 外壁に与える影響:どうすれば回避できるの?
屋根からの落雪を防ぐ:
屋根に雪止め金具や雪止め瓦、雪止めネットをつけることにより落雪を軽減できます。
豪雪地帯では、屋根材に雪を溶かす装置がついているものを使用して
屋根の積雪自体を防いでいることもあります。
外壁周りの積雪を防ぐ:
原因となる積雪を早めに取り除くことが大切です。
外壁周りに雪が積もっていたらこまめにどかすようにしましょう。
防水対策:
冬になる前に外壁をチェックし、塗装剥がれやコーキングの劣化があれば
メンテナンスを検討しましょう。
また、残念ながら既に凍害が外壁内部で進んでいる場合もあります。
表面のチェックでは気づかないこともあるので、毎年雪がふる地域にお住まいの方は、
一度工事店に診断を依頼すると安心ですね。
雪が外壁に与える影響について説明しました。
いかがでしたか?
雪害にあってから急いで工事店を捜すと、その場しのぎの対応となってしまい
数年たつとまた同じことが繰り返されてしまう恐れがあります。
防水の知識を持ち、下地材や塗料など将来を見据えた提案を
してくれる工事店に頼みたいですよね。
ぜひ「かべいろは」で検索ください。
きっと親身に相談に乗ってくれる工事店さんが見つかりますよ。
参照、引用:
・https://www.mitobetoso.com/tsuushin/2019/04/post-663.html
冬の外壁の雪害や防水について詳しくご紹介します! - 幸せ☆リフォーム通信 - 社長のブログ - | 山形のリフォーム 外壁塗装・塗り替えは【水戸部塗装】(検索日:2020/11/13)
・https://www.onestop-hukkyu.com/yane/hason.html
屋根や外壁が破損する凍害について│ ワンストップ復旧(検索日:2020/11/13)
・http://www.yusetsu-otasuke.com/m_kabe.html
見落しやすい壁や軒、設備等へのダメージ|雪庇・つらら・落雪・落氷│ 融雪工事の見積お助け.com(検索日:2020/11/13)
・https://www.gaihekitosou-partners.jp/trouble-1961.html
本当は怖いサイディングの凍害~サイディングは凍ってボロボロになる? │ 外壁塗装パートナーズ(検索日:2020/11/13)
・http://www.yaneyasan13.net/yukidome#1
落雪防止の雪止め設置は後からも可能!4つの雪止めタイプをご紹介|街の屋根やさん東京(検索日:2020/11/13)
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